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看護師の自己PR|第二新卒の例文6パターンと観察と連携の書き方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約12分
看護師の自己PR|第二新卒の例文6パターンと観察と連携の書き方【2026年版】

看護師の第二新卒の自己PRでよく見るのは「患者さんに寄り添う看護を心がけてきました」という書き出しです。大切な姿勢ですが、看護師の応募者のほとんどが同じことを書くため、これだけでは差がつきません。

採用する側が探しているのは、患者さんの小さな変化に気づき、決まった手順で報告・連携できる人です。寄り添う姿勢は面接でも伝わるので、書類では観察・報告・連携の具体的な場面を書くほうが効果的です。

この記事では、自己PRに入れる3つの要素、書ける数字、そのまま使える例文6パターンを整理します。なお、看護の業務の範囲や手順は施設ごとに違います。応募先で求められることは、求人票や面接で確かめてください。

1. 結論:入れる要素は3つ

要素書く内容なぜ効くか
観察と気づき患者さんの変化に気づいた場面現場で任せられる人だと分かる
報告と連携医師や他の職種に、どう伝えたかチーム医療の中で動ける人だと分かる
手順を守る意識確認の手順を守った、見直した経験安全を大切にする人だと分かる

3番目を具体的に書く応募者は多くありません。確認の手順を守り続けたことや、チームで手順を見直したことを一文添えるだけで、安心して任せられる人だと伝わります。

2. なぜ「寄り添う看護」では通らないのか

よくある書き方読み手の反応
患者さんに寄り添う看護を心がけました全員が書いている
笑顔で接することを大切にしています面接で見れば分かる
忙しい病棟で頑張ってきました何をしたのか見えない
コミュニケーション能力がありますどんな場面で生きたのか
患者さんから感謝されましたどんな関わりが評価されたのか

一行で変わる例

(前)患者さんに寄り添う看護を心がけてきました。

(後)患者さんの食事の量や表情の変化を毎回記録し、いつもと違う様子があれば、その場で先輩と医師に報告するようにしてきました。

「何に気づき、誰にどう伝えたか」まで書くと、同じ姿勢でも伝わり方が変わります。

3. 書ける数字

数字例
病棟の規模〇床の病棟、〇人の看護師の体制
受け持ちの人数日勤で〇人ほどの患者さんを受け持った
勤務の形二交代・三交代、夜勤の回数
経験の期間〇年〇か月の経験
教育の役割新人〇人の指導を担当した

数字は、実際の勤務に沿って正確に書いてください。患者さんの個人が分かる情報は書かないことが大切です。

4. 例文6パターン

※以下の例文はすべて架空の設定です。自分の経験に置き換えて使ってください。

例文1:急性期の病棟から(観察と報告)

急性期の内科病棟で2年間、日勤では5〜7人ほどの患者さんを受け持ってきました。検温のたびに、数値だけでなく表情や話し方の変化も記録し、いつもと違う様子があればすぐに先輩と医師に報告するようにしていました。貴院でも、小さな変化に気づき、早めに伝える看護を続けたいと考えています。

例文2:回復期の病棟から(多職種との連携)

回復期の病棟で、リハビリの担当者や栄養士と毎日情報を共有してきました。患者さんの一日の様子を短くまとめて伝えるよう工夫し、退院に向けた話し合いがスムーズに進むようになりました。貴院でも、職種の違う方々と協力しながら患者さんを支えたいと考えています。

例文3:外来から(限られた時間での確認)

クリニックの外来で、1日に多くの患者さんの受付から診察の補助までを担当してきました。限られた時間の中でも、問診の内容を必ず復唱して確かめ、医師に伝え漏れがないようにしていました。

例文4:手順の見直し(安全への意識)

病棟で、薬の確認の手順をチームで見直す取り組みに参加しました。確認の場面ごとに声に出して読み上げる手順を加え、チーム内で同じやり方をそろえました。決まった手順を守ることと、見直すことの両方を大切にしています。

例文5:新人の指導(教える役割)

2年目に、新人看護師2人の指導を担当しました。よく質問される内容をまとめた手順の一覧を作り、新人が一人で確かめられるようにしました。教える経験を通じて、自分の手順も見直すことができました。

例文6:訪問看護・施設を志望する場合

病棟で、患者さんやご家族と退院後の生活について話す機会が多くありました。退院後の暮らしを支えたいという思いから、訪問看護を志望しています。病棟で身につけた観察と報告の習慣を、ご自宅での看護でも生かしたいと考えています。

5. 観察と連携の書き方

書く順番内容
何を見ていたか数値、表情、食事の量、話し方など
どう記録したか記録の仕方、引き継ぎでの伝え方
誰に伝えたか先輩、医師、他の職種
どうなったか早めの対応につながった、など(個人が分からない形で)

個別の患者さんの状態を詳しく書く必要はありません。どのように観察し、伝える習慣があったかを中心に書いてください。

6. 落ちる自己PR5つ

落ちる型何が問題か直し方
姿勢だけで場面がない差がつかない観察・報告の場面を書く
忙しさの話ばかり不満に見える忙しい中での工夫を書く
患者さんが分かる情報を書く情報の扱いが心配される個人が分からない形にする
一人で頑張った話だけ連携できるか分からないチームでの動きを書く
応募先の分野と関係がないなぜ応募したか分からない応募先の分野につながる経験を選ぶ

7. 面接で追撃される3問

質問意図答えの方向
ヒヤリとしたことはありますか安全への意識起きたことと、その後に手順をどう変えたか
なぜ今の職場を辞めるのですかすぐに辞めないか前向きな理由と、応募先で叶えたいこと
夜勤はできますか働き方の確認できる範囲を正直に伝える

1番目に「ありません」と答えるより、正直に話すほうが信頼されます。報告し、手順を見直した経験は、安全を大切にする人だという材料になります。

8. 応募先別の書き分け

応募先前に出す材料
急性期の病院観察と報告の速さ、急な変化への対応
回復期・療養の病院多職種との連携、長い関わり
クリニック限られた時間での確認、受付との連携
訪問看護一人で判断する場面での報告と相談、ご家族との関わり
介護施設生活を支える視点、介護職との連携

1段落目に置く材料を、応募先の分野に合わせて入れ替えてください。看護師の転職全体の考え方は、看護師の転職の記事もあわせて参考にしてください。

9. よくある質問

経験が1年未満でも書けることはありますか

あります。観察や報告の習慣、教わった手順を守ったことなど、短い期間でも身につけたことを書いてください。在籍が短い理由は、面接で前向きに説明できるよう準備しておくと安心です。

患者さんとのエピソードは書いてもよいですか

書いても構いませんが、個人が分からない形にしてください。病名や年齢などを細かく書く必要はありません。

夜勤ができない場合は書いたほうがよいですか

自己PRに書く必要はありませんが、応募の段階で条件として正直に伝えてください。条件の扱いは応募先に確かめてください。

別の分野に移る場合、何を書けばよいですか

応募先の分野で生きる経験を探してください。たとえば訪問看護なら、退院の支援やご家族との関わりの経験が生きます。

資格や研修は自己PRに書くべきですか

資格欄に書いたうえで、自己PRでは、その資格や研修を現場でどう生かしたかを書くと伝わりやすくなります。

自己PRと志望動機で同じ経験を使ってもよいですか

構いませんが、自己PRでは身につけた力を、志望動機では応募先を選んだ理由を中心に書き分けてください。

看護以外の仕事に転職したい場合は

観察・報告・連携の力は、多くの仕事で生きます。応募先の仕事に合わせて、どの力を前に出すかを選んでください。

職務経歴書と履歴書で同じ内容を使えますか

使えます。履歴書には短く、職務経歴書には場面を添えて詳しく書くのが基本です。同じ経験を使うことで、書類全体の筋もそろいます。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 観察・報告・連携の場面を、一つずつ書き出す

② 病棟の規模や受け持ちの人数など、書ける数字を確かめる

③ 応募先の分野に合わせて、1段落目の材料を入れ替える

※ 業務の範囲や働き方の条件は施設ごとに違うため、応募先で確かめてください

看護師の自己PRは、寄り添う姿勢を、観察・報告・連携の具体的な場面で示すと伝わります。面接では見えない日々の習慣を、書類で伝えてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。