面接・選考対策

看護師の転職の面接|第二新卒が聞かれる12の質問と答え方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約12分
看護師の転職の面接|第二新卒が聞かれる12の質問と答え方【2026年版】

看護師の転職の面接では、「なぜ前の職場を辞めるのですか」「なぜこの病院なのですか」と、職場を変える理由を深く聞かれることが多くあります。経験が短い第二新卒の場合は、なおさら気になる点として見られます。

面接官が見ているのは、職場を変える理由が前向きか、看護の基本が身についているか、そしてチームの中で協力して働けるかです。前の職場の不満をそのまま話さず、これから深めたい看護を前向きに伝えることが大切です。

この記事では、面接で見られる3つの軸、面接で聞かれる12の質問と答え方、前の職場を辞めた理由の答え方、前日の準備を整理します。なお、勤務の形や業務の範囲は施設ごとに違うため、応募先で確かめてください。

1. 結論:面接は3つの軸で見られている

軸見られていること答えで示すこと
職場を変える理由前向きな理由か、同じ理由ですぐに辞めないか深めたい看護と、応募先を選んだ理由
看護の基本観察・報告・確認の基本が身についているか前の職場で守ってきた手順
チームでの働き方多くの職種と協力して働けるか報告や連携の経験

職場を変える理由は、志望動機と筋をそろえて話すことが大切です。理由と志望動機がずれていると、本当の理由を隠していると思われることがあります。

2. まず押さえる:面接の相手と見られること

面接の相手特に見られること
看護部長看護への考え方、長く働けそうか
現場の責任者(師長など)看護の基本、チームに合うか
事務の担当者勤務の条件、入職の時期

3. 職場を変える理由について聞かれる4問

質問意図答えの方向
1. なぜ前の職場を辞めるのですか前向きな理由か深めたい看護と、前の職場で学んだことを話す
2. なぜ当院なのですか応募先への理解応募先の分野や方針と、自分の経験をつなげる
3. 経験が短いのはなぜですかすぐに辞めないか正直に話し、次は長く働きたい理由を添える
4. 前の職場で学んだことは看護の基本観察・報告・確認の手順

1番目の答え方

(例・架空)前の病院では急性期の病棟で、状態の変化に気づいて報告する力を身につけました。一方で、退院後の暮らしまで関われないことに、もどかしさを感じるようになりました。回復期のリハビリに力を入れている貴院で、患者さんの回復を長く支える看護に携わりたいと考えています。

前の職場で学んだことを先に話し、そのうえで「もっとこうしたい」を伝えると、前の職場を否定せずに理由を伝えられます。

4. 看護の基本について聞かれる4問

質問意図答えの方向
5. ヒヤリとしたことはありますか安全への意識起きたことと、その後に手順をどう変えたか
6. 患者さんの変化に気づいた経験は観察の力何に気づき、誰にどう報告したか
7. 他の職種とどう連携してきましたかチームでの働き方情報の共有の工夫
8. 忙しいときの優先順位のつけ方は判断の力患者さんの安全を第一に、先輩に確かめる

5番目の答え方

(例・架空)薬の準備で、似た名前の薬を取り違えそうになったことがあります。すぐに先輩に報告し、それ以降は薬を取るときに名前を声に出して確かめる手順を加えました。チームでも同じ手順を使うようになりました。

5番目に「ありません」と答えるより、正直に話して手順を変えたことを伝えるほうが信頼されます。

5. 働き方と今後について聞かれる4問

質問意図答えの方向
9. 夜勤はできますか働き方の確認できる範囲を正直に伝える
10. 将来どんな看護師になりたいですか将来の見通し深めたい分野、目指す姿
11. 苦手な患者さんへの対応は関わり方話を聞き、チームで相談した経験
12. 入職はいつからできますか入職の時期前の職場の引き継ぎも考えた時期を伝える

9番目と12番目は、正直に答えることが大切です。入職の後にずれが起きないよう、できる範囲を伝えてください。

6. 面接前日の準備(60分)

  1. 職場を変える理由と、志望動機の筋をそろえる(15分)。
  2. 前の職場で守ってきた手順と、ヒヤリとした経験を整理する(15分)。
  3. 応募先の分野、看護の方針、取り組みを調べる(15分)。
  4. 夜勤や入職の時期など、働き方の条件を整理する(5分)。
  5. 逆質問を3つ用意する(10分)。

7. 落ちる回答の型5つ

落ちる型何が問題か直し方
前の職場の不満をそのまま話す同じ理由で辞めると思われる学んだことと、深めたい看護を話す
応募先の特徴を知らないなぜこの職場か分からない方針や取り組みを調べて話す
ヒヤリとした経験を「ない」と答える安全への意識が心配される正直に話し、手順の変更を添える
条件ばかりを話す看護への意欲が見えない深めたい看護を中心に話す
患者さんが分かる話をする情報の扱いが心配される個人が分からない形で話す

8. 見学や逆質問で確かめたいこと

確かめたいこと理由
新しく入る人への教え方立ち上がりやすい環境か
勤務の形と、夜勤の回数暮らしに合うか
チームの雰囲気協力し合える環境か

聞いておきたい3つ

  1. 中途で入職した方は、最初の数か月をどのように過ごしていますか。
  2. 病棟で大切にしている看護の考え方を教えてください。
  3. 活躍している看護師の方に共通する点があれば教えてください。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
経験が短いと面接で不利になる身につけた基本と、長く働きたい理由を話せば伝わる
辞めた理由は隠したほうがよい前向きな言葉に言い換えて、正直に話すほうが信頼される
ヒヤリとした経験は話さないほうがよい手順をどう変えたかまで話すと、安全への意識が伝わる
どの病院にも同じ答えでよい応募先の分野や方針に触れることが大切

面接の前に見直す5つの点

  1. 職場を変える理由と志望動機の筋が、そろっているか。
  2. 前の職場で学んだことを、先に話せるか。
  3. ヒヤリとした経験と、その後の手順の変更を話せるか。
  4. 夜勤や入職の時期を、正直に伝える準備ができているか。
  5. 患者さんが分かる話をしていないか。

心や体の疲れが理由で職場を離れる場合は、まず休むことを優先してください。つらさが続くときは、医療機関や相談の窓口に早めに相談することをおすすめします。面接の準備は、落ち着いてからで構いません。

9. よくある質問

経験が1年未満でも転職の面接を受けられますか

受けられます。前の職場で身につけた基本と、次は長く働きたい理由を前向きに話してください。

夜勤ができないことは不利になりますか

施設によって違います。正直に伝えたうえで、日勤の中でできることを話してください。条件の扱いは応募先に確かめてください。

前の職場の人間関係が理由で辞めます

そのまま話すより、「チームで協力し合える環境で働きたい」など、これからどうしたいかに言い換えてください。

分野を変える場合、何を話せばよいですか

前の分野で身につけた観察や報告の力が、次の分野でどう生きるかを話してください。新しい分野で学び直す姿勢も添えると伝わります。

見学はしたほうがよいですか

できる場合はおすすめです。見学で感じたことを面接で話すと、応募先への関心が伝わります。

面接で泣いてしまいそうです

緊張することは自然です。前の職場のつらい経験を話すときは、学んだことと、これからを中心に話すと落ち着いて話せます。

入職の時期はどう伝えればよいですか

前の職場の引き継ぎや退職の手続きも考えて、無理のない時期を伝えてください。早すぎる時期を約束するより、確実に守れる時期のほうが信頼されます。

看護以外の仕事に移る場合は

この記事は看護師として職場を変える場合の面接の対策です。看護以外の仕事に移る場合は、看護師の転職の記事を参考にしてください。

10. まとめ:前日にやる3つのこと

前日にやる3つのこと

① 職場を変える理由と、志望動機の筋をそろえる

② 前の職場で守ってきた手順と、ヒヤリとした経験を整理する

③ 応募先の分野、看護の方針、取り組みを調べる

※ 勤務の形や業務の範囲は施設ごとに違うため、応募先で確かめてください

看護師の転職の面接は、職場を変える理由・看護の基本・チームでの働き方の3つで見られています。前向きな言葉で、深めたい看護を伝えてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。