カーディーラーの営業の面接|第二新卒が聞かれる12の質問と答え方【2026年版】
カーディーラーの営業の面接では、「なぜ車の営業なのですか」「車に詳しいですか」「なぜこのメーカーなのですか」といった質問がよく聞かれます。車が好きでないと受からないのでは、と不安に感じる人も多いはずです。
面接官が見ているのは、お客様と長く関係を築けるか、数字の目標に前向きに向き合えるか、そして扱う車やメーカーへの関心があるかです。車に詳しくなくても、人と関係を築いた経験と、入社後に学ぶ姿勢を具体的に話せれば、十分に評価されます。
この記事では、面接で見られる3つの軸、聞かれる12の質問と答え方、車に詳しくない場合の答え方、前日の準備、落ちる回答の型を整理します。なお、給料の仕組みや休日、働き方は販売店ごとに違うため、応募先で確かめてください。
1. 結論:面接は3つの軸で見られている
| 軸 | 見られていること | 答えで示すこと |
|---|---|---|
| 関係を築く力 | お客様と長く付き合い、また選んでもらえるか | お客様と信頼関係を築いた経験 |
| 目標への向き合い方 | 数字の目標に前向きに取り組めるか | 目標に向けて工夫した経験 |
| 車とメーカーへの関心 | 扱う車や、応募先への関心があるか | 応募先の車を見て感じたこと |
カーディーラーの営業は、車を売って終わりではありません。点検や車検、乗り換えまで長く付き合う仕事なので、「売る力」より「関係を続ける力」を前に出すと、仕事の中身を理解していることが伝わります。
2. まず押さえる:カーディーラーの営業の仕事の中身
| 仕事 | 内容 |
|---|---|
| 来店の対応 | 店に来たお客様の話を聞き、車を案内する |
| 試乗と見積もり | 試乗を案内し、下取りや支払いの方法も含めて見積もる |
| 納車まで | 手続きを進め、納車の日に使い方を説明する |
| 納車の後 | 点検や車検の案内、困りごとの相談に乗る |
| 店の行事 | 週末の催しや、新しい車の発表の準備 |
週末に来店が多いため、土日に働く職場が多いことも理解しておくと、働き方の質問に落ち着いて答えられます。休日の扱いは応募先に確かめてください。
3. 一次面接(店長・人事)で聞かれる5問
| 質問 | 意図 | 答えの方向 |
|---|---|---|
| 1. なぜカーディーラーの営業なのですか | 動機 | 長く付き合う営業がしたい理由を、経験から話す |
| 2. 車に詳しいですか | 関心と学ぶ姿勢 | 知っていることを正直に、学んでいることを添える |
| 3. お客様と信頼関係を築いた経験は | 関係を築く力 | 何をして、どう信頼してもらえたか |
| 4. 目標に向けて工夫した経験は | 目標への向き合い方 | 目標、工夫、結果の順で |
| 5. 土日の勤務は大丈夫ですか | 働き方の確認 | できる範囲を正直に伝える |
1番目の答え方
(例・架空)前職の販売で、同じお客様に何度も足を運んでいただけたとき、一番やりがいを感じました。車は購入の後も点検や車検で長く付き合う商品なので、一人のお客様と何年も関係を続けられる仕事がしたいと考え、カーディーラーの営業を志望しています。
2番目の答え方(車に詳しくない場合)
(例・架空)詳しいとは言えませんが、応募にあたって貴店で扱う車の種類と特徴を調べ、実際に店に伺って試乗もしました。お客様に正確に説明できるよう、入社後は車の知識を一つずつ身につけていきたいと考えています。
車に詳しくないことを隠す必要はありません。「調べた」「見に行った」という行動を添えると、学ぶ姿勢が伝わります。
4. 二次面接(店長・エリアの責任者)で聞かれる4問
| 質問 | 意図 | 答えの方向 |
|---|---|---|
| 6. 値引きを強く求められたらどうしますか | 交渉の姿勢 | お客様の事情を聞き、できる範囲と価値を説明する |
| 7. 目標に届かない月はどうしますか | 粘り強さ | 原因を振り返り、次の行動を変える |
| 8. 苦情を受けたらどうしますか | 落ち着き | 話を聞き、事実を確かめ、店長と相談して対応する |
| 9. 当社の車の印象は | 応募先への理解 | 見て、試乗して感じたことを具体的に |
6番目の答え方
(例・架空)まずは、なぜ値引きが必要なのか、予算のご事情を伺います。そのうえで、できる範囲を店長と相談し、点検の付いた内容など、値段以外の良さも分かりやすくお伝えします。無理な約束はせず、納得していただける形を一緒に考えたいと思います。
6番目は「とにかく値引きする」「絶対に値引きしない」のどちらでもなく、事情を聞いて相談する流れを話すのがポイントです。
5. 最終面接(役員)で聞かれる3問
| 質問 | 意図 | 答えの方向 |
|---|---|---|
| 10. 5年後にどうなっていたいですか | 将来の見通し | 多くのお客様に選ばれる営業、後輩を支える役など |
| 11. 他のメーカーではなく当社の理由は | 志望の本気度 | 扱う車の特徴、店の考え方への共感 |
| 12. 最後に伝えたいことは | 熱意 | お客様と長く付き合いたい思いを短く |
11番目は、応募先の車の特徴と、それを選ぶお客様の暮らしを結びつけて話すと、ただの車好きではなく、お客様の目線で考えていることが伝わります。
6. 面接前日の準備(60分)
- お客様と信頼関係を築いた経験を一つ整理する(15分)。
- 目標に向けて工夫した経験を、目標・工夫・結果で整理する(15分)。
- 応募先で扱う車の種類と特徴を調べる。できれば店に行き、試乗しておく(20分)。
- 土日の勤務や、入社の時期など、働き方の条件を整理する(5分)。
- 逆質問を3つ用意する(5分)。
7. 落ちる回答の型5つ
| 落ちる型 | 何が問題か | 直し方 |
|---|---|---|
| 「車が好き」だけ | 営業の仕事への考えが分からない | お客様と付き合う仕事への思いを話す |
| 車の知識を語りすぎる | お客様の目線が見えない | お客様にどう役立つかで話す |
| 目標の話を避ける | 数字への向き合い方が心配される | 目標に向けた工夫を前向きに話す |
| 応募先の車を見ていない | 本気度が伝わらない | 店に行き、見て感じたことを話す |
| 土日の勤務を曖昧にする | 入社後にずれが起きる | できる範囲を正直に伝える |
8. 未経験でも使える「カーディーラーの営業に近い経験」
| 前職の経験 | カーディーラーの営業での言い換え |
|---|---|
| 販売や接客で常連のお客様がいた | お客様と長く関係を築いた |
| 携帯ショップで契約の説明をしていた | 分かりやすく説明し、手続きを進めた |
| 法人の営業で目標を追っていた | 目標に向けて行動を工夫した |
| 整備や修理の受付をしていた | 車の困りごとを聞き、案内した |
聞いておきたい3つ
- 入社後、一人でお客様を担当するまでは、どのように学んでいきますか。
- 納車の後のお客様とは、どのように関係を続けていますか。
- 活躍している営業の方に共通する点があれば教えてください。
よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 車に詳しくないと受からない | 関係を築く力と学ぶ姿勢のほうが大切にされる |
| 押しの強さが求められる | お客様の話を聞き、長く付き合える人が評価される |
| どのメーカーも同じ答えでよい | 扱う車の特徴と、店の考え方に触れることが大切 |
9. よくある質問
車の免許がなくても応募できますか
試乗の案内や車の移動があるため、免許を求める販売店が多いです。応募の条件は求人票と応募先で必ず確かめてください。
車に詳しくないと不利ですか
不利にはなりにくいです。応募先の車を調べ、店に行って試乗するなど、学ぶ行動を具体的に話してください。
給料の仕組みについて聞いてもよいですか
聞いて構いません。面接の後半や条件の確認の場で、売上と給料の関係などを確かめてください。仕組みは販売店ごとに違います。
営業の経験がありません
販売や接客で、お客様と関係を築いた経験や、説明して納得してもらった経験を話せば、営業の力として伝わります。
土日に休めないことが心配です
働き方は販売店によって違います。面接で休日の扱いを確かめ、できる範囲を正直に伝えてください。
整備士からカーディーラーの営業に移る場合は
車の知識と、お客様の困りごとに向き合った経験を土台に、営業として長く関係を築きたい理由を話してください。
新車と中古車の販売店で、面接の内容は違いますか
中古車では一台ごとの状態の説明や、買い取りの知識について聞かれることもあります。応募先の扱う車を確かめてください。
前職を短期間で辞めていることは不利ですか
前職で身につけたことと、カーディーラーの営業で叶えたいことを前向きに話せば伝わります。不満から話さないことが大切です。
10. まとめ:前日にやる3つのこと
前日にやる3つのこと
① お客様と信頼関係を築いた経験を一つ整理する
② 目標に向けて工夫した経験を、目標・工夫・結果で整理する
③ 応募先の車を調べ、できれば店に行って試乗しておく
※ 給料の仕組みや休日、働き方は販売店ごとに違うため、応募先で確かめてください
カーディーラーの営業の面接は、関係を築く力・目標への向き合い方・車とメーカーへの関心の3つで見られています。車に詳しいかより、お客様と長く付き合う姿勢を具体的に伝えてください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。