SNS運用担当の志望動機|未経験・第二新卒の例文5パターンと落ちる書き方【2026年版】
SNS運用担当の志望動機で最も多いのは「普段からSNSをよく使っていて」「流行に敏感なので」という書き出しです。身近な職種だからこそ、多くの応募者が同じ書き出しを使います。
読み手が知りたいのは、SNSを使う側ではなく、会社の目的のために発信する側に立てるかどうかです。企業のSNS運用は、来店や問い合わせ、採用といった目的に向けて投稿を計画し、反応を数字で確かめて直していく仕事です。発信で誰かの行動が変わった経験を芯にすると、志望動機が仕事の中身と噛み合います。
この記事では、志望動機に入れる3つの要素、近い職種との書き分け、そのまま使える例文5パターンを整理します。
1. 結論:志望動機に入れる要素は3つだけ
| 要素 | 書く内容 | なぜ効くか |
|---|---|---|
| きっかけ | 発信で人の行動が変わった経験 | 使う側でなく発信する側の動機だと分かる |
| 強み | 反応を比べて直した経験か、確認の習慣 | 仕事としての運用ができると分かる |
| 応募先を選ぶ理由 | 応募先のアカウントへの観察 | 「どこでもよい」を避けられる |
3番目が、SNS運用の志望動機で最も差がつくところです。応募先のアカウントは誰でも見られます。実際に見て感じたことを一言書くだけで、準備してきた応募者だと伝わります。
2. なぜ「SNSが好き」では通らないのか
| よくある書き方 | 読み手の反応 |
|---|---|
| 普段からSNSをよく使っています | 使う側と発信する側は違う |
| 流行に敏感です | 会社の目的に合わせられるか |
| 自分のアカウントでフォロワーを集めました | 仕事の運用とどう違うか分かっているか |
| クリエイティブな仕事がしたい | 数字で振り返れるか |
| 好きなことを仕事にしたい | 自分の都合に見える |
3番目は、強みとして書かれることが多い一文です。個人の発信の経験は材料になりますが、何を目的に、何を比べて、どう直したかまで書かないと、仕事との違いを理解していないと受け取られることがあります。
書き換えの方向
×「普段からSNSをよく使っており、流行をとらえた発信で御社の魅力を伝えたいと考えました」
○「飲食店で店のSNSを担当し、投稿の時間と写真の撮り方を一つずつ変えて反応を比べました。昼前に料理を大きく写した投稿の反応が最も良く、投稿を見て来店したと話されるお客様が増えました。発信で来店という行動が変わる面白さを知り、SNS運用を仕事の中心にしたいと考えました」
後者には「比べて直した」「行動が変わった」出来事が入っています。素材の探し方は自己PRが書けないとき|第二新卒が素材を掘り出す4つの質問の質問を志望動機にも使ってください。
3. SNS運用・広報・広告運用・動画編集の書き分け
| 職種 | 仕事の中心 | 志望動機の軸 |
|---|---|---|
| SNS運用 | 自社のアカウントで発信し、反応を見て直す | 発信で行動を変えたい |
| 広報・PR | 報道機関や社会に向けて会社の情報を伝える | 会社の信用を育てたい |
| 広告運用 | 費用をかけた広告の配信を調整する | 数字で成果を伸ばしたい |
| 動画編集 | 動画を作る | 映像で伝えたい |
SNS運用の志望動機に「映像で伝えたい」とだけ書くと、動画編集の志望に見えます。投稿を計画して反応を見て直すことへの関心を必ず入れてください。近い職種の志望動機は広報・PRの志望動機|未経験・第二新卒の例文5パターンと落ちる書き方、広告運用の志望動機|未経験・第二新卒の例文5パターンと落ちる書き方で比べられます。
4. 例文5パターン(全文)
例文1:飲食店から(店のSNSで来店が増えた)
前職では飲食店のホールを担当しながら、店のSNSの投稿を任されていました。投稿の時間と写真の撮り方を一つずつ変えて反応を比べたところ、昼前に料理を大きく写した投稿の反応が最も良く、投稿を見て来店したと話されるお客様が増えました。発信で来店という行動が変わる面白さを知り、SNS運用を仕事の中心にしたいと考えるようになりました。御社のアカウントを拝見し、商品の使い方を紹介する投稿の反応が特に多いことに気づきました。購入前の方の疑問に応える発信に関わりたいと考え、志望しました。
例文2:販売から(よく聞かれる質問を発信に)
前職では化粧品の販売を担当していました。お客様によく聞かれる質問を一覧にして同僚と共有していたところ、店のSNSで同じ質問に答える投稿を作ることになり、店頭で「投稿を見て来ました」と言われることが増えました。売場で聞いたお客様の声を発信に生かす仕事にやりがいを感じ、企業のSNS運用を志望しました。店頭の経験を、購入前の方に役立つ発信に生かしたいと考えています。
例文3:個人の発信から(目的を決めて比べた)
前職は事務職でしたが、個人で料理の写真を投稿するアカウントを運用していました。保存される投稿を増やすことを目的に決め、写真の構図と説明文の書き方を一つずつ変えて比べたところ、手順を一枚にまとめた投稿が最も保存されると分かりました。目的を決めて数字で比べる進め方を、会社の目的のための発信で生かしたいと考え、SNS運用を志望しました。事務で身につけた、誤りを防ぐ確認の習慣も活かせると考えています。
例文4:店舗の販促から(チラシからSNSへ)
前職ではドラッグストアで販促を担当し、チラシの配り方や売場の札を変えて反応を比べていました。来店につながる見せ方を考える中で、より多くの方に届くSNSでの発信に関心を持つようになりました。紙の販促で身につけた、誰に何を伝えるかを決めてから作る考え方を、SNS運用で生かしたいと考えています。店舗を多く持つ御社で、来店につながる発信に関わりたいと考え、志望しました。
例文5:営業から(相手に合わせた伝え方)
前職では法人営業として、相手に合わせて提案資料を作り直していました。相手が最初に知りたいことを1枚目に置く形に変えたところ、商談が次に進む割合が上がりました。相手に合わせて伝え方を変えると反応が変わる経験から、より多くの人に向けて発信する仕事に関心を持ちました。複数の会社のアカウントを担当する御社で、業種ごとに伝え方を変える経験を積みたいと考え、志望しました。
5つとも、「伝え方を変えて相手の行動が変わった」場面が入っています。例文をそのまま使うのではなく、その場面を自分の経験に差し替えてください。面接での答え方はSNS運用担当の面接|第二新卒が聞かれる想定問答12と評価される答え方にまとめています。
5. 志望動機の作り方(50分)
| 時間 | やること | 書き出すもの |
|---|---|---|
| 15分 | 発信や伝え方で相手の行動が変わった経験を探す | 場面を1つ |
| 10分 | 反応を比べて直した方法を1行にする | 強みの具体 |
| 15分 | 応募先のアカウントを見て観察を1つ決める | 選ぶ理由を1つ |
| 10分 | 3つをつないで300字にまとめる | きっかけ→強み→応募先 |
3番目は、反応の多い投稿と少ない投稿を見比べるところから始めてください。違いに気づければ、それがそのまま志望動機に入れる観察になります。
6. 落ちる書き方5つ
| 型 | なぜ落ちるか | 直し方 |
|---|---|---|
| SNSを使う側の話だけ | 発信する側の視点がない | 発信で行動が変わった経験を書く |
| 個人のフォロワー数だけ | 仕事との違いが見えない | 目的と比べ方を書く |
| 話題になることを目標にする | 目的より話題性を優先する印象 | 会社の目的に合わせると書く |
| 前職の不満から入る | 逃げの転職に見える | 前職で得たきっかけとして書く |
| 応募先のアカウントに触れない | どこでもよいと見える | 見て感じたことを書く |
5番目は、この職種では特に目立ちます。アカウントを見れば分かることに触れていない志望動機は、見ていないことがすぐに伝わってしまいます。
7. 面接で追撃される3問
| 質問 | 狙い | 答えの方向 |
|---|---|---|
| 個人の発信と仕事の違いは何か | 職種の理解 | 目的、見る数字、責任の違い |
| 当社のアカウントで直すならどこか | 観察と改善の力 | 反応の違いから一つ話す |
| 批判が集まったらどうするか | 守る意識 | 上長に報告し会社として判断する |
1番目は、志望動機と一緒に必ず準備してください。「会社の目的に向けて、目的に近い数字を見て、会社の名前で発信する責任を持つ」と自分の言葉で言えれば十分です。
8. 応募先の形による書き分け
| 応募先 | 重く見られること | 志望動機で触れること |
|---|---|---|
| 事業会社(自社のアカウント) | 商品やサービスへの関心 | 商品を使った感想とアカウントの観察 |
| 運用代行の会社 | 多くの業種への対応 | 伝え方を変えた経験 |
| 店舗を持つ会社 | 来店につなげる発信 | 店舗での経験 |
| 採用のための発信 | 働く人の魅力を伝える力 | 職場の良さを伝えた経験 |
運用代行の会社では、多くの業種に合わせて伝え方を変える力が重く見られます。相手に合わせて伝え方を変えた経験を一つ入れると、仕事に合った志望動機になります。
9. よくある質問
未経験でも志望動機は書けますか
書けます。SNS運用の仕事の経験がなくても、伝え方を変えて相手の反応が変わった経験は多くの仕事にあります。その場面を最初に置き、応募先のアカウントを見た観察を添えると、未経験でも説得力のある志望動機になります。
個人のアカウントの経験を書いてもよいですか
書いて構いません。ただしフォロワー数だけでなく、何を目的に決め、何を比べて、どう直したかを書いてください。個人の経験でも、目的と比べ方が書けていれば、仕事に生かせる経験として受け止められます。
「SNSが好き」と書くのは駄目ですか
書いても構いませんが、それだけで終わらせないでください。好きな気持ちは一文にとどめ、発信で人の行動が変わった経験と、応募先のアカウントへの観察に字数を使うと、仕事として向いている人だと伝わります。
広報とSNS運用の両方に応募しても大丈夫ですか
問題ありません。ただし志望動機は分けて書いてください。広報には会社の信用を育てたい理由を、SNS運用には発信で行動を変えたい理由を書くと、それぞれの面接で説得力のある答えになります。
前職の退職理由と志望動機が噛み合いません
退職理由を不満で語ると噛み合わなくなります。前職で伝え方を工夫した場面を起点にし、それを仕事の中心にしたいと考えた流れで書くと、退職理由と志望動機が一本の線でつながります。
志望動機は何字くらいが適切ですか
書類では300字前後が目安です。きっかけ、強み、応募先を選ぶ理由の3つを各100字ほどで書くと収まります。面接では同じ内容を1分程度で話せるように、要点を短くまとめておいてください。
応募先のアカウントがない場合はどうすればよいですか
これからSNSを始める会社の場合は、会社の公式サイトや商品、同じ業種の他社のアカウントを見て、どんな発信が合いそうかを考えてください。立ち上げから関わりたいという意欲として書くと、志望動機に生かせます。
動画を作れないと不利ですか
短い動画の発信が増えているため、作れると有利な場面はあります。ただし動画の制作を別の担当者が行う会社もあります。作れない場合は、学び始めていることを一言添えると、前向きに受け止められます。
10. まとめ:今日やる3つのこと
SNS運用担当の志望動機で差がつくのは、SNSへの愛着ではなく発信で行動が変わった経験・反応を比べて直した方法・応募先のアカウントへの観察の3点です。
今日やる3つのこと
① 伝え方を変えて相手の行動が変わった場面を1つ書き出す
② 反応を比べて直した方法を1行にする
③ 応募先のアカウントを見て、反応の違いから気づいたことを1つ決める
※ 「普段からSNSをよく使っています」で始めない。発信する側の経験から書く
アカウントを見たうえで書かれた志望動機は、読み手にすぐ分かります。一文加えるだけで、身近な職種でも目に留まる書類になります。
この先、読むべき記事
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- SNS運用担当の自己PR|第二新卒の例文6パターンと反応を比べた経験の書き方(自己PRの作り方)
- 広報・PRの志望動機|未経験・第二新卒の例文5パターンと落ちる書き方(近い職種)
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- 動画編集者への未経験転職|第二新卒が知る仕事の実態と入口(動画の力をつける)
- 自己PRが書けないとき|第二新卒が素材を掘り出す4つの質問(素材の探し方)
- Webライター・編集の志望動機|未経験・第二新卒の例文5パターンと落ちる書き方(近い職種)
- 志望動機の書き方 職種別まとめ|第二新卒が自分の職種の例文を探す(他の職種の志望動機)
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。