SNS運用担当の自己PR|第二新卒の例文6パターンと反応を比べた経験の書き方【2026年版】
SNS運用担当を志望する第二新卒の自己PRでよく見るのは「個人のアカウントでフォロワーを◯人集めました」という書き出しです。数字が入っていて悪くはないのですが、企業の運用担当の書類としては半分しか書けていません。
読み手が探しているのは、目的を決めて投稿を作り、反応を比べて直し、それを続けた経験です。さらに、会社の名前で発信するための確認の習慣があるかどうかも見られます。フォロワーの数より、増えるまでに何を考えて何を変えたかを書くほうが、ずっと説得力があります。
この記事では、自己PRに入れる3つの要素、書ける数字、そのまま使える例文6パターンを整理します。
1. 結論:入れる要素は3つ
| 要素 | 書く内容 | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 目的と数字 | 何を目的に、どの数字で測ったか | 仕事としての運用ができると分かる |
| 比べて直した経験 | 一つずつ変えて反応を比べた | 改善を続けられると分かる |
| 確認の習慣 | 投稿前に何を確かめていたか | 会社の名前を任せられると分かる |
3番目を書く応募者がほとんどいません。企業のSNSでは、一つの投稿の誤りが会社の信用に関わります。「投稿前に価格と写り込みを必ず確認していた」と一文あるだけで、安心して任せられる人だと伝わります。
2. なぜ「フォロワーを集めた」だけでは通らないのか
| よくある書き方 | 読み手の反応 |
|---|---|
| フォロワーを◯人集めました | 何を考えて増やしたのか |
| SNSの流行に詳しいです | 会社の目的に合わせられるか |
| おしゃれな写真が撮れます | 反応につながったのか |
| 毎日投稿を続けました | 続けて何が変わったのか |
| バズった投稿があります | 偶然ではないのか |
5番目は特に注意してください。話題になった投稿があることは悪くありませんが、なぜ広がったのかを自分で説明できなければ、偶然と受け取られます。書くなら、広がった理由の分析と、次の投稿にどう生かしたかまで書いてください。
一行で変わる例
×「個人のアカウントで、フォロワーを3,000人まで増やしました」
○「保存される投稿を増やすことを目的に、写真の構図と説明文の書き方を一つずつ変えて比べました。手順を一枚にまとめた投稿が最も保存されると分かり、形をそろえてからフォロワーも増えていきました」
後者は、目的、比べ方、結果がすべて書かれています。素材が出ないときは自己PRが書けないとき|第二新卒が素材を掘り出す4つの質問を先に回してください。
3. 書ける数字
| 数えるもの | 書き方の例 | 未経験でも書けるか |
|---|---|---|
| 投稿の頻度と期間 | 週◯回を◯か月継続 | 書ける |
| 保存の数や割合 | 保存が◯倍に | 書ける(個人・店舗) |
| プロフィールやサイトへの移動 | 移動が◯割増 | 工夫があれば |
| 来店や問い合わせへのつながり | 投稿を見た来店が増えた | 書ける(店舗) |
| 比べたやり方の数 | ◯通りの形を試した | 書ける |
| フォロワーの増加 | ◯か月で◯人増 | 書ける |
| コメントへの返信 | 当日中の返信を継続 | 書ける(店舗) |
2番目から4番目は、目的に近い数字です。フォロワーの数だけでなく、保存や移動、来店へのつながりを書けると、仕事の運用を理解していると伝わります。数字の探し方は職務経歴書に書く数字がないとき|第二新卒が数えられるものを見つける5つの探し方にまとめています。
4. 例文6パターン
例文1:飲食店のSNSから(来店につなげた)
前職では飲食店で1年半、ホールの仕事とあわせて店のSNSの投稿を担当していました。週に4回の投稿を続け、来店につなげることを目的にしていました。
投稿の時間と写真の撮り方を一つずつ変えて2週間ずつ比べたところ、昼前に料理を大きく写した投稿の反応が最も良いと分かりました。形をそろえてからは、投稿を見て来店したと話されるお客様が増えました。投稿前には、価格と提供期間を店長に確認してもらっていました。
目的を決めて比べて直す進め方は、企業のSNS運用でそのまま活かせると考えています。
例文2:個人の発信から(保存を目的にした)
前職は事務職でしたが、1年間、料理の写真を投稿する個人のアカウントを運用していました。保存される投稿を増やすことを目的に決め、写真の構図と説明文の書き方を一つずつ変えて比べました。
手順を一枚にまとめた投稿が最も保存されると分かり、その形をそろえたところ、保存の数が大きく増え、フォロワーも増えていきました。他人の画像や音楽は使わず、すべて自分で撮影したものを使っていました。
目的を決めて数字で比べる習慣を、会社の目的のための発信で生かしたいと考えています。
例文3:化粧品の販売から(よく聞かれる質問を発信に)
前職では化粧品の販売を2年間担当していました。お客様によく聞かれる質問を一覧にして、同僚と共有していました。
店のSNSで、一覧の質問に答える投稿を作ることになり、月に約10本の投稿を担当しました。店頭で「投稿を見て来ました」と言われることが増え、質問の多い商品の売れ行きも伸びました。
お客様の疑問を集めて発信に生かす経験は、購入前の方に役立つ発信を作る仕事でそのまま活かせると考えています。
例文4:店舗の販促から(紙からSNSへ)
前職ではドラッグストアで1年半、販促を担当していました。チラシの配り方や売場の札を変えて、来店や売れ行きを比べていました。
店のSNSを始める際に投稿の計画を任され、チラシと同じ商品を、使う場面の写真とあわせて投稿しました。チラシだけの週と比べて、対象の商品の売れ行きが伸びました。
誰に何を伝えるかを決めてから作る販促の考え方を、SNSの運用で生かしたいと考えています。
例文5:営業事務から(確認の習慣)
前職では営業事務として2年間、取引先向けの資料や案内の作成を担当していました。数字や日付の誤りを防ぐため、作成後に必ず別の担当者に確認してもらう手順を守っていました。
社内の採用のためのSNSの投稿を手伝う機会があり、社員の写真を使う際は本人の了解を取り、写り込みがないかを確かめてから投稿していました。
正確さを保つ確認の習慣は、会社の名前で発信するSNS運用で特に活かせると考えています。
例文6:学習中(未経験から・計画を立てて練習)
前職では人材会社で1年半、法人営業を担当していました。提案資料を相手に合わせて作り直し、商談が次に進む割合を上げた経験があります。
SNS運用の仕事に移ることを決め、架空の店舗のアカウントを想定して、1か月分の投稿の計画と、投稿ごとに見る数字を表にまとめる練習をしています。あわせて、画像を作る道具の使い方も学んでいます。
実務の経験はこれからですが、相手に合わせて伝え方を変える経験と、計画を立てて振り返る習慣で、早く立ち上がりたいと考えています。
6つとも、「目的」「比べた」「確認した」のどれかが入っています。例文をそのまま使うのではなく、自分の経験の数字に差し替えてください。
5. 比べて直した経験の書き方
| 書く順番 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 何を目的にしたか |
| 2 | 何を一つ変えて比べたか |
| 3 | どの数字で比べたか |
| 4 | 結果を見てどうしたか |
| 5 | その後どう続けたか |
2番目を「一つ変えて」と書けると、運用の基本を理解していると伝わります。いくつもの変更を同時に行うと、何が効いたのか分からなくなるからです。面接での答え方はSNS運用担当の面接|第二新卒が聞かれる想定問答12と評価される答え方にまとめています。
6. 落ちる自己PR5つ
| 型 | なぜ落ちるか | 直し方 |
|---|---|---|
| フォロワー数だけ | 考えて増やしたか分からない | 目的と比べ方を書く |
| 話題になった投稿だけ | 偶然に見える | 広がった理由の分析を書く |
| 流行への詳しさを柱にする | 会社の目的に合わせられるか不明 | 目的に近い数字を書く |
| 確認の話がない | 会社の名前を任せられるか不明 | 投稿前の確認を一文入れる |
| 1段落で長文 | 読み飛ばされる | 3段落に分け、1段落目に結論 |
4番目は、SNS運用の書類で差がつくところです。発信の力と同じくらい、誤りや問題のある投稿を出さない力が求められます。書式の整え方は職務経歴書のフォーマット|第二新卒が選ぶべき型と使い分けを参考にしてください。
7. 面接で追撃される3問
| 質問 | 意図 | 答えの方向 |
|---|---|---|
| なぜその投稿の反応が良かったと思いますか | 分析の力 | 比べた結果から理由を話す |
| 反応が悪かった投稿はありますか | 振り返る力 | 理由と、次に変えたこと |
| 投稿で失敗したことはありますか | 誠実さと確認の意識 | 起きたことと、その後の手順の変更 |
2番目と3番目に「ありません」と答えるより、正直に話すほうが評価されます。反応が悪かった理由を考えて次に生かした経験は、運用担当に最も求められる力の証明になります。
8. 応募先別の書き分け
| 応募先 | 前に出す材料 |
|---|---|
| 事業会社(自社のアカウント) | 商品への関心と、目的に近い数字 |
| 運用代行の会社 | 計画を立てて続けた経験と件数 |
| 店舗を持つ会社 | 来店につなげた経験 |
| 採用のための発信 | 社員の写真の扱いなど確認の経験 |
| 広告代理店 | 数字で比べて直した経験 |
1段落目に置く材料を応募先に合わせて入れ替えてください。近い職種の自己PRは広報・PRの自己PR|第二新卒の例文6パターンと発信の数字化、広告運用の自己PR|第二新卒の例文6パターンと数字を比べた経験の書き方で比べられます。
9. よくある質問
仕事でSNSを運用した経験がありません
仕事の経験がなくても、個人のアカウントで目的を決めて比べた経験や、販促や接客で伝え方を工夫した経験があれば十分に書けます。目的、比べ方、結果の順で書くと、仕事に生かせる経験として受け止められます。
個人のアカウントを見せたほうがよいですか
見せられる内容であれば、書類に添えると判断の材料になります。ただし、個人的な内容や会社の印象を損ねる投稿がないかを事前に確かめてください。見せたくない場合は、数字と比べ方を書くだけでも十分に伝わります。
数字が残っていません
正確な数字が残っていない場合は、「保存が大きく増えた」「投稿を見た来店が増えた」といった変化で構いません。覚えている範囲で「約」や「◯倍」を添えると伝わりやすくなります。誇張は避けてください。
画像や動画の制作の経験は書いたほうがよいですか
書いたほうがよいです。作れる画像や動画の種類と、使った道具を一文で添えてください。そのうえで、作ったものがどんな反応につながったかを書くと、制作の力が運用の成果に結びついていることが伝わります。
失敗した投稿のことは書かないほうがよいですか
自己PRに書く必要はありませんが、面接で聞かれたときは正直に答えてください。すぐに対応し、確認の手順を変えて再発を防いだ経験は、誠実さと改善の力を示す材料になります。
自己PRと志望動機で同じ経験を使ってもよいですか
使って構いません。ただし自己PRでは目的と比べ方と数字を、志望動機ではその経験からSNS運用を目指した理由を中心に書くと、役割が分かれて読みやすくなります。同じ文章をそのまま繰り返すのは避けてください。
前職の在籍期間が短いのですが
在籍期間が短くても、その中で発信を工夫した経験や、伝え方を変えた経験があれば十分に書けます。期間の短さを説明するより、目的と比べ方を具体的に書くことに字数を使うほうが、読み手の評価につながります。
職務経歴書と履歴書で同じ内容を使えますか
履歴書の自己PR欄は字数が限られるため、職務経歴書の内容を要約して使います。職務経歴書では例文のように3段落で書き、履歴書では目的と比べた結果を中心に短くまとめると、内容がずれません。
10. まとめ:今週やる3つのこと
SNS運用担当の自己PRで差がつくのは、フォロワーの数ではなく目的と数字・一つずつ比べて直した経験・投稿前の確認の習慣の3点です。
今週やる3つのこと
① 発信や伝え方の経験を「目的→一つ変えて比べた→数字→その後」の順で書き出す
② フォロワー数以外の、目的に近い数字を一つ探す
③ 投稿や資料を出す前に確認していたことを一文で書く
※ 「フォロワーを集めました」だけで終わらせない。何を考えて増やしたかまで書く
確認の習慣まで書ける応募者は多くありません。一文加えるだけで、会社のアカウントを任せられる人として読まれるようになります。
この先、読むべき記事
- SNS運用担当の面接|第二新卒が聞かれる想定問答12と評価される答え方(書類の次の段階)
- SNS運用担当の志望動機|未経験・第二新卒の例文5パターンと落ちる書き方(志望動機の作り方)
- 広報・PRの自己PR|第二新卒の例文6パターンと発信の数字化(近い職種)
- 広告運用の自己PR|第二新卒の例文6パターンと数字を比べた経験の書き方(組み合わせる職種)
- マーケティングの自己PR|第二新卒が未経験から書く例文6パターン(その先の職種)
- 職務経歴書に書く数字がないとき|第二新卒が数えられるものを見つける5つの探し方(数字の探し方)
- 動画編集者の自己PR|第二新卒の例文6パターンと見る人の反応を変えた経験の書き方(近い職種)
- 自己PRの書き方 職種別まとめ|第二新卒が自分の職種の例文を探す(他の職種の例文)
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。