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「入社後にやりたいことは」の答え方|第二新卒の例文8パターン【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月10日 読了 約12分
「入社後にやりたいことは」の答え方|第二新卒の例文8パターン【2026年版】

面接で「入社したら、どんなことに取り組みたいですか」と聞かれると、大きな目標を語らなければいけないような気がするかもしれません。「新しい事業を立ち上げたい」「会社を変えたい」と答える人もいます。

ただ、この質問で面接官が確かめたいのは、壮大な夢ではありません。あなたが応募先の仕事の中身を理解しているか、そして入社後の最初の1年をどう過ごすつもりかです。仕事を具体的に想像できている人ほど、入社後のずれが少なく、早く活躍してくれると考えるからです。

この記事では、面接官が確かめている3つの点と、1年目に絞る考え方、職種別の例文8パターンを整理します。

1. 結論:答えに入れる要素は3つ

要素話すこと目安
まず取り組むこと入社後の最初の数か月で身につけたいこと1文
生かしたい経験前職の経験をどう生かすか1文
1年後の姿1年後にどんな状態になっていたいか1文

3つの中で最も大事なのは「まず取り組むこと」です。応募先の仕事の中身に沿った、現実的な一歩を話せると、仕事を理解している人だと伝わります。

2. 面接官が確かめている3つの点

確かめている点答えで示すこと
仕事の理解応募先の仕事の中身を具体的に想像できている
現実的な見通し1年目にできることと、まだできないことを分けている
意欲の向き応募先でやりたいことと、会社が求めることが合っている

第二新卒の場合、2つ目の現実的な見通しが特に見られています。経験が短いうちは、まず基本を身につけることが大切だと理解しているかが、育てやすさの判断につながるからです。

3. 1年目に絞って考える

時期考えること例
最初の3か月仕事の基本を覚える商品の知識、手続きの流れ、社内の進め方
半年一人でできる仕事を増やす担当のお客様を持つ、一人で作業を任される
1年成果を出し、周りに貢献する目標の達成、改善の提案、後輩の手伝い

求人票や面接で聞いた「入社後の流れ」に沿って答えると、さらに具体的になります。研修の期間や、最初に担当する仕事を確かめておいてください。

4. 職種別の例文8パターン

4-1. 営業職

入社後は、まず貴社の商品とお客様の業界について、先輩の商談に同行しながら学びたいと考えています。前職の営業で身につけた、お客様の困りごとを最初に聞く進め方を生かし、半年後には自分の担当のお客様を持てるようになりたいです。1年後には、目標を達成したうえで、提案の進め方をチームに共有できる立場を目指します。

4-2. 事務職

入社後は、まず部署の業務の流れと、使われている仕組みを正確に覚えたいと考えています。前職で身につけた、確認の手順を決めてミスを防ぐ工夫を生かし、早く一人で任せていただける業務を増やしたいです。1年後には、業務の手順で気づいたことを改善として提案できるようになりたいと考えています。

4-3. エンジニア(未経験)

入社後は、研修で学ぶ基礎を、自分で手を動かしながら確実に身につけたいと考えています。現在も学習を続けていますが、実際の開発の進め方はまだ分からないことが多いので、先輩に質問しながら早く追いつきたいです。1年後には、小さな改修を一人で任せていただける状態を目指します。

4-4. 販売・店長候補

入社後は、まず店舗の接客と売り場づくりの基本を覚えたいと考えています。前職の接客で身につけた、お客様の話を聞いてから提案する姿勢を生かし、指名していただけるお客様を増やしたいです。1年後には、売り場の数字を見ながら、店長と一緒に売り場の改善を考えられる立場を目指します。

4-5. 介護職

入社後は、利用者の方お一人ずつの状態と、施設の手順をしっかり覚えたいと考えています。前の職場で大切にしてきた、小さな変化を記録して共有する習慣を続けたいです。1年後には、資格の取得も進めながら、新しく入った職員の方に手順を伝えられるようになりたいと考えています。

4-6. 企画・マーケティング

入社後は、まず貴社のサービスの利用者の方の声と、これまでの施策の結果を学びたいと考えています。前職で身につけた、数字を集計して気づいたことを提案する経験を生かし、小さな施策から担当させていただきたいです。1年後には、自分で仮説を立てて施策を進められる状態を目指します。

4-7. 施工管理(未経験)

入社後は、先輩について現場の流れと安全の手順を学びたいと考えています。前職で身につけた日程を調整する経験を生かし、現場の段取りを早く覚えたいです。1年後には、資格の勉強を進めながら、工程の管理の一部を任せていただける状態を目指します。

4-8. まだ具体的に想像できない場合

正直に申し上げると、入社後の仕事をまだ細かくは想像できていません。ただ、面接で伺った、最初の3か月は先輩と一緒にお客様を担当するという流れの中で、仕事の進め方を一つずつ確実に身につけたいと考えています。分からないことは早めに質問し、1年後には一人で任せていただける仕事を増やしたいです。

例文の内容は、必ず応募先の仕事の流れに合わせて置き換えてください。研修の期間や最初の担当は、求人票や面接で確かめた事実をもとに話してください。

5. 答えの作り方(30分)

  1. 求人票と採用ページで、入社後の流れ(研修・最初の担当)を確かめる(10分)
  2. 最初の3か月・半年・1年で取り組みたいことを1つずつ書く(10分)
  3. 前職の経験をどう生かすかを一言添える(5分)
  4. 声に出して1分以内に収める(5分)

6. 落ちる答え方5つ

落ちる答え方何が問題か言い換え
「新規事業を立ち上げたい」現実的な見通しがない1年目に取り組むことを話す
「何でもやります」仕事の理解が見えない仕事の中身に沿って具体的に話す
応募した職種と違う仕事の話職種の理解が浅く見える応募した職種の仕事で話す
「勉強させていただきたい」だけ会社への貢献が見えない学んだ後にどう貢献するかまで話す
すぐに異動や昇進の話をする目の前の仕事への意欲が見えないまず担当の仕事で成果を出すと話す

7. キャリアプランとの違い

質問答える時間の幅中心に話すこと
入社後にやりたいこと入社直後から1年ほど最初に取り組む仕事と、身につけたいこと
キャリアプラン3年後・5年後経験を積んだ後に目指す姿

2つの質問は、続けて聞かれることもあります。入社後にやりたいことを土台にして、その先のキャリアプランにつなげると、一貫した答えになります。キャリアプランの答え方は、別の記事で詳しく整理しています。

8. 面接で確かめておくこと

この質問に具体的に答えるためには、入社後の流れを知っておく必要があります。分からない場合は、逆質問で確かめておくと、次の面接で生かせます。

確かめること聞き方の例
研修の期間と内容入社後の研修は、どのくらいの期間で、どんな内容ですか
最初に担当する仕事入社後、最初はどのような仕事から担当することが多いですか
1年目に期待されること1年目の方には、どのような状態になっていることを期待されていますか

9. よくある質問

入社後の仕事がまだよく分からない場合はどうすればよいですか

正直に伝えたうえで、面接や求人票で分かった範囲の流れに沿って答えてください。例文4-8の形が使えます。分からないことを素直に伝え、学ぶ姿勢を示すほうが、無理に大きな目標を語るより評価されます。

大きな目標を話してはいけませんか

話して構いませんが、1年目に取り組むことを先に話してください。目の前の仕事への理解があったうえで、その先に大きな目標があると話すと、現実的で前向きな答えになります。

前職の経験が生かせない場合はどうすればよいですか

前職の中で身につけた仕事の進め方(期限を守る、確認を丁寧にするなど)は、どの仕事でも生かせます。職種が変わる場合は、進め方の部分を生かしたいと話してください。

答えの長さはどれくらいがよいですか

1分以内が目安です。最初に取り組むこと、生かしたい経験、1年後の姿を、それぞれ一言ずつ話してください。

「勉強させていただきたい」と言ってはいけませんか

それだけで終わると、会社への貢献が見えにくくなります。学んだ後に、どう成果を出したいかまで話すと、前向きに伝わります。

異動の希望を話してもよいですか

入社後すぐの異動の希望は、目の前の仕事への意欲が見えにくくなるため避けたほうが無難です。将来の希望として話す場合は、まず担当の仕事で成果を出したうえで、という順番で話してください。

キャリアプランと同じ答えになってもよいですか

方向が同じであれば問題ありません。入社後にやりたいことは1年目の具体的な取り組みを、キャリアプランは3年後・5年後の姿を中心に話すと、答えが重ならずにつながります。

職種を変える場合はどう答えればよいですか

まず新しい職種の基本を身につけることを中心に話し、前職の経験の中で生かせる進め方を一言添えてください。未経験であることを理解している姿勢が伝わると、評価につながります。

10. まとめ:前日にやる3つのこと

前日にやる3つのこと

① 求人票と採用ページで、入社後の流れを確かめる

② 最初の3か月・半年・1年で取り組みたいことを1つずつ書く

③ 前職の経験の生かし方を一言添え、1分以内で話せるようにする

※ 壮大な目標から話さない。1年目に取り組むことを具体的に話す

入社後の1年を具体的に話せる第二新卒は多くありません。入社後の流れを確かめるひと手間で、仕事を理解している人だと伝わります。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。