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「現在の年収はいくらですか」の答え方|第二新卒が正確に伝える範囲と例文8パターン【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約10分
「現在の年収はいくらですか」の答え方|第二新卒が正確に伝える範囲と例文8パターン【2026年版】

面接で「現在の年収はいくらですか」と聞かれて、手取りで答えるのか、額面で答えるのか、残業代は入れるのか、迷ったことはないでしょうか。少しでも高く言ったほうが有利なのでは、と考える人もいるかもしれません。

この質問で面接官が確かめているのは、入社後の給与を決めるための目安と、正確に数字を伝えられるかです。年収は、源泉徴収票などの書類で確かめられる、額面の数字を正確に伝えるのが基本です。

この記事では、面接官が確かめている3つの点、年収に含めるもの、確かめておく書類、答えの型、例文8パターン、希望年収との伝え分けを整理します。なお、給与の計算の仕方や扱いは会社ごとに違います。ここでの整理は一般的なものであり、自分の場合の正確な金額は、給与明細や源泉徴収票、前職の担当者に確かめてください。

1. 結論:額面の年収を、内訳を添えて正確に伝える

要素話すこと目安
年収の金額税金などが引かれる前の、額面の年収1文
内訳月給、賞与、残業代などの大まかな内訳1文
補足(必要なら)入社1年目で賞与が少ない、など1文

年収は、少しでも高く言いたくなりますが、実際より高く伝えるのは避けてください。入社の手続きで源泉徴収票を出すことが多く、数字の違いは後から分かることがあります。

2. 面接官が確かめている3つの点

確かめている点答えで示すこと
給与を決める目安今の年収と、その内訳
正確さ数字を正確に把握し、伝えられるか
希望とのずれ希望年収と、会社が出せる範囲が合うか

今の年収は、入社後の給与を考える材料の一つになることがあります。正確な数字を伝えることが、条件を話し合う出発点になります。

3. 年収に含めるもの

項目一般的な考え方
月給(基本給と手当)含める
賞与含める(支給がない年は含めない)
残業代含めるのが一般的。残業代の割合が大きい場合は、内訳を添える
通勤手当扱いが分かれるため、含めたかどうかを添えると誤解がない
手取り年収としては使わず、額面で伝える

迷ったら、源泉徴収票の「支払金額」を目安にするのが分かりやすい方法です。ただし、在籍した期間や賞与の時期によって、源泉徴収票の数字と実際の1年分の年収がずれることがあります。その場合は、内訳を添えて説明してください。これは一般的な整理なので、個別の扱いは前職の給与の担当者や応募先に確かめてください。

4. 答える前に確かめておく書類

書類確かめること
源泉徴収票1年間に支払われた給与の合計
給与明細月給の内訳、残業代、手当
賞与の明細賞与の金額と回数
雇用契約書・労働条件通知書基本給や手当の決まり

5. 例文8パターン

※以下の例文に出てくる金額はすべて架空です。自分の正確な金額に置き換えて使ってください。

5-1. 基本

現在の年収は、額面で約380万円です。内訳は、月給が約26万円、賞与が年2回で合わせて約70万円です。

5-2. 残業代が多い場合

額面で約420万円です。そのうち、残業代が年間で60万円ほど含まれています。月給の基本給と手当は約25万円です。

5-3. 入社1年目で賞与が少ない場合

前年の源泉徴収票では約300万円ですが、入社1年目で賞与が満額ではなかったためです。今年は賞与を含めて約350万円の見込みです。

5-4. 賞与がない会社の場合

年収は約340万円です。賞与の制度がない会社のため、月給の約28万円の12か月分になります。

5-5. すでに退職している場合

前職での年収は、額面で約360万円でした。前職は9月末に退職しており、現在は転職活動に専念しています。

5-6. 歩合給がある場合

年収は約400万円です。基本給に加えて成果に応じた手当があり、年によって30万円ほど上下があります。

5-7. 正確な数字が手元にない場合

正確な数字は源泉徴収票で確かめてからお伝えしたいのですが、額面でおよそ350万円です。必要であれば、後ほど正確な金額をお知らせします。

5-8. 希望年収も一緒に聞かれた場合

現在の年収は額面で約380万円です。希望としては、現在と同じ程度を考えていますが、貴社の規定に沿ってご相談させていただければと思います。

6. 避けたい答え方5つ

避けたい答え方何が問題か代わりにすること
実際より高く伝える後から分かると信頼を失う正確な数字を伝える
手取りで答える会社の考える年収と比べにくい額面で伝える
「覚えていません」数字を把握していない印象になる事前に書類で確かめる
答えを濁し続ける条件の話が進まないおおよその金額を伝え、後で正確に知らせる
前職の給料への不満を話すお金だけで転職すると思われる事実だけを伝える

7. 希望年収との伝え分け

質問答え方
現在の年収は事実を正確に伝える
希望年収は根拠を添えて、幅を持たせて伝える

現在の年収は「事実」、希望年収は「希望」です。二つを混ぜずに答えると、話がすっきりします。希望年収の伝え方は、希望年収の答え方の記事も参考にしてください。

本番前に見直す5つの点

  1. 源泉徴収票や給与明細で、金額を確かめたか。
  2. 額面の金額で言えるか。
  3. 月給・賞与・残業代の内訳を言えるか。
  4. 実際より高く伝えていないか。
  5. 希望年収と混ぜずに答えられるか。

8. よくある思い込みと実際

思い込み実際
高く言うほうが有利数字の違いは後から分かることがあり、信頼を失う
手取りで答えればよい年収は額面で比べるのが一般的
年収を答えると希望が通らない正確な数字が、条件を話し合う出発点になる

年収を伝えるときのひと言の添え方

状況添えるひと言の例
残業代が多いそのうち残業代が〇万円ほど含まれています
賞与が少ない年だった入社1年目のため、賞与は満額ではありませんでした
在籍が短い〇か月の在籍で、月給は〇万円でした
数字があいまい正確な金額は、後ほど書類で確かめてお伝えします

ひと言添えるだけで、数字の背景が伝わり、誤解が減ります。

9. よくある質問

手取りしか分かりません

給与明細には、引かれる前の金額も書かれています。給与明細や源泉徴収票で、額面の金額を確かめてから答えてください。

残業代は含めるべきですか

含めるのが一般的です。残業代の割合が大きい場合は、内訳を添えると誤解がありません。個別の扱いは応募先に確かめてください。

少しだけ高く言ってもよいですか

避けてください。入社の手続きで源泉徴収票を出すことが多く、数字の違いは後から分かることがあります。

前職を短期間で辞めて、年収の数字が少ないです

在籍した期間を添えて伝えてください。「〇か月の在籍で、月給は〇万円でした」と伝えると、正しく比べてもらえます。

副業の収入も含めるべきですか

面接で聞かれる「現在の年収」は、勤め先からの給与を指すのが一般的です。副業の収入があることを伝えるかどうか、伝える場合の扱いは、応募先に確かめてください。

書類で年収を確かめられることはありますか

入社の手続きで、前職の源泉徴収票を出すことが多いです。そのため、面接で伝えた数字と大きくずれないようにしておくことが大切です。

今の年収が低くて恥ずかしいです

恥ずかしく思う必要はありません。正確な数字を伝えたうえで、希望年収の質問で、根拠を添えて希望を伝えてください。

年収の交渉は面接でしてもよいですか

面接の段階では、希望を伝える程度にとどめ、細かな交渉は内定の前後で行うのが一般的です。転職エージェントを使っている場合は、担当者に相談する方法もあります。

10. まとめ:前日にやる3つのこと

前日にやる3つのこと

① 源泉徴収票と給与明細で、額面の年収と内訳を確かめる

② 月給・賞与・残業代の内訳を、一言で言えるようにする

③ 現在の年収と希望年収を、分けて答えられるようにする

※ 給与の扱いはここでは一般的な整理です。自分の正確な金額は書類や前職の担当者、条件の扱いは応募先に確かめてください

「現在の年収はいくらですか」は、給与を決める目安と、数字を正確に伝えられるかを確かめる質問です。額面の金額を、内訳と一緒に正確に伝えてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。