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建築設計の自己PR|第二新卒の例文6パターンと図面の正確さ・調整力の書き方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約12分
建築設計の自己PR|第二新卒の例文6パターンと図面の正確さ・調整力の書き方【2026年版】

建築設計の第二新卒の自己PRでよく見るのは「建物のデザインが好きで、設計の仕事に携わってきました」という書き出しです。仕事への思いは伝わりますが、これだけでは、実際にどこまでの仕事ができるのかが伝わりません。

読み手が探しているのは、図面を正確に描き、施主や施工の担当者と調整しながら進められる人です。デザインへの思いは作品やポートフォリオでも伝わるので、自己PRでは図面の正確さと、人との調整の経験を書くほうが効果的です。

この記事では、自己PRに入れる3つの要素、書ける数字、そのまま使える例文6パターンを整理します。

1. 結論:入れる要素は3つ

要素書く内容なぜ効くか
担当した範囲どの物件の、どの段階を担当したか任せられる範囲が分かる
図面の正確さ図面の確認や、間違いを防ぐ工夫安心して図面を任せられると分かる
調整の経験施主や施工の担当者との打ち合わせ現場と話しながら進められると分かる

1番目をはっきり書くことが大切です。第二新卒の場合、物件の全体ではなく一部を担当していることが多いので、どの段階のどの作業をしたかを正直に書いてください。

2. なぜ「デザインが好き」では通らないのか

よくある書き方読み手の反応
建物のデザインが好きです全員が書いている
多くの物件に関わりました何を担当したのか分からない
図面ソフトが使えますどこまで描けるのか
施主様に喜ばれましたどんな工夫が評価されたのか
忙しい事務所で頑張りました何をしたのか見えない

一行で変わる例

(前)建物のデザインが好きで、多くの物件に関わってきました。

(後)木造住宅の実施設計で、平面図と立面図の作成を担当し、提出の前に寸法と仕様の食い違いを一覧で確かめることで、施工の段階での手戻りを減らしてきました。

「何を担当し、どう正確に進めたか」まで書くと、任せられる範囲が伝わります。

3. 書ける数字

数字例
担当した物件の数〇件ほどの物件に関わった
物件の種類と規模木造住宅、店舗、〇階建てなど
担当した段階基本設計、実施設計、申請の書類など
経験の期間〇年〇か月の設計の経験
使える道具使っていた図面ソフトと、使った期間

数字は、事務所の記録や自分の記録に沿って正確に書いてください。施主の名前や物件の場所など、外に出してはいけない情報は書かないことが大切です。

4. 例文6パターン

※以下の例文はすべて架空の設定です。自分の経験に置き換えて使ってください。

例文1:設計事務所から(図面の正確さ)

設計事務所で2年間、木造住宅の実施設計を中心に、15件ほどの物件で図面の作成を担当してきました。提出の前に、寸法と仕様の食い違いを一覧で確かめる手順を自分で作り、施工の段階での問い合わせを減らせるよう工夫してきました。貴社でも、正確な図面で現場を支えたいと考えています。

例文2:施主との打ち合わせ(調整)

先輩の打ち合わせに同席し、施主の要望をまとめる役を担当してきました。打ち合わせの後に、決まったことと次に確かめることを一枚にまとめて共有することで、要望の行き違いを減らしました。

例文3:施工の担当者との調整

現場での確認に何度も同行し、施工の担当者からの質問に答える役を担当しました。現場で出た質問を記録し、図面に反映する流れを作ったことで、同じ質問が繰り返されることが減りました。

例文4:申請の書類

建築の申請に必要な書類の作成を担当してきました。決まりの確認に時間がかかることが多かったため、よく確かめる項目を一覧にまとめ、事務所の他の人も使えるようにしました。

例文5:ハウスメーカーへ(提案の経験)

設計事務所で、施主の暮らし方を伺いながら間取りを考える経験を積んできました。住む人の目線で考えることを大切にしてきたので、貴社でも、お客様の暮らしに合った住まいの提案に関わりたいと考えています。

例文6:設計から別の仕事へ(調整力を生かす)

設計の仕事で、施主・施工の担当者・事務所の先輩の間に入り、話をまとめる役を多く担当してきました。立場の違う人の話を聞いて、決まったことを分かりやすく共有する力を、貴社の施工管理の仕事でも生かしたいと考えています。

5. 担当した範囲の書き方

書く順番内容
物件の種類と規模木造住宅、店舗など
担当した段階基本設計、実施設計、申請など
自分の作業図面の作成、打ち合わせのまとめなど
工夫と結果手戻りが減った、行き違いが減った

担当していない作業を、担当した形で書かないでください。面接で詳しく聞かれたときに答えられなくなります。先輩の補助をした場合は、補助として正直に書けば十分です。

6. 落ちる自己PR5つ

落ちる型何が問題か直し方
デザインへの思いだけ差がつかない正確さと調整の経験を書く
担当した範囲があいまい任せられる範囲が分からない段階と作業をはっきり書く
道具の名前を並べるだけ何ができるか分からない道具で何を描いたかを書く
施主や物件が分かる情報情報の扱いが心配される分からない形にする
長い労働時間の話不満に見えるその中での工夫を書く

7. 面接で追撃される3問

質問意図答えの方向
一人でどこまで描けますか任せられる範囲正直に、できることとこれから学ぶことを分ける
図面の間違いを出したことはありますか誠実さ起きたことと、その後の確認の手順
施主と意見が合わないときは調整の力要望の理由を聞き、選択肢を示す

1番目に背伸びした答えをすると、入社後に困ります。できることと、これから学びたいことを分けて伝えてください。

8. 応募先別の書き分け

応募先前に出す材料
設計事務所図面の正確さ、担当した段階
ハウスメーカー施主との打ち合わせ、提案の経験
ゼネコンの設計部施工の担当者との調整、申請の経験
施工管理現場での調整と、図面を読む力
図面の作成を専門とする仕事道具の使い方と、描いた図面の種類

1段落目に置く材料を、応募先に合わせて入れ替えてください。建築設計の転職全体の考え方は、建築設計の転職の記事もあわせて参考にしてください。

9. よくある質問

先輩の補助しかしていません

補助として担当した作業を、正直に書いてください。図面の一部を描いた、打ち合わせのまとめを担当した、などで十分です。

ポートフォリオは必要ですか

応募先によって求められることがあります。必要かどうかは求人票や応募先に確かめてください。物件の情報を載せる場合は、前の事務所の決まりに気をつけてください。

資格がないと不利ですか

資格の扱いは応募先によって違います。資格の勉強をしている場合は、進み具合を正直に書くと、学ぶ姿勢が伝わります。

図面ソフトの名前は書いたほうがよいですか

書いて構いません。そのうえで、どんな図面を描いたか、どのくらいの期間使ったかを添えると、できることが伝わります。

別の仕事に移りたい場合は

調整の力、図面を読む力、正確さは、施工管理や営業など、建築に関わる多くの仕事で生きます。応募先に合わせて選んでください。

自己PRと志望動機で同じ経験を使ってもよいですか

構いませんが、自己PRでは身につけた力を、志望動機では応募先を選んだ理由を中心に書き分けてください。

長い労働時間が理由で辞めたいです

退職理由は前向きに伝えるのが基本です。働き方を見直したい気持ちと、応募先で叶えたいことをセットで話してください。

職務経歴書と履歴書で同じ内容を使えますか

使えます。履歴書には短く、職務経歴書には担当した物件の一覧と一緒に詳しく書くのが基本です。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 担当した物件の種類・段階・自分の作業を一覧にする

② 図面の正確さの工夫と、調整の場面を書き出す

③ 応募先に合わせて、1段落目の材料を入れ替える

※ 施主や物件が分かる情報は書かず、担当した範囲は正直に書いてください

建築設計の自己PRは、デザインへの思いを、図面の正確さと調整の経験で示すと伝わります。担当した範囲を正直に、具体的に書いてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。