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プロジェクト経験の職務経歴書の書き方|第二新卒が兼務や短期の案件を伝える型と記入例【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約10分
プロジェクト経験の職務経歴書の書き方|第二新卒が兼務や短期の案件を伝える型と記入例【2026年版】

普段の担当業務とは別に、社内のプロジェクトに参加したり、他の部署の仕事を兼務したりした経験はないでしょうか。新しい仕組みの導入、展示会の準備、新規事業の立ち上げなど、第二新卒でも関わる機会は少なくありません。

こうした経験は、通常業務だけでは見えない力を伝える良い材料になります。部署をまたいで人と動く力、新しいことを形にする力などです。ただし、通常業務と同じように書くと埋もれてしまうので、書く場所と項目を分けて書くことが大切です。

この記事では、プロジェクトを書く場所、書く5つの項目、自分の役割の書き方、記入例を整理します。

1. 結論:通常業務と分けて「5つの項目」で書く

項目書くこと例
名前と期間何のプロジェクトか、いつからいつまでか顧客管理の仕組みの導入(2025年4月〜9月)
目的何のための取り組みか営業の情報を全員で共有するため
規模何人で、どの部署が関わったか営業部・情報システム部の6名
自分の役割その中で自分が何を担当したか営業部の代表として、入力の手順書を作成
結果何が変わったか営業部30名が使う形で運用を開始

5つの中で一番大切なのは「自分の役割」です。プロジェクト全体の成果だけを書くと、自分が何をしたかが伝わりません。

2. 書く場所

書く場所向いている場合
職務経歴の中に「【プロジェクト】」の見出しを立てる通常業務と並行して参加した場合
職務経歴の部署ごとの欄に書く部署の業務として取り組んだ場合
職務要約で触れる応募先の仕事に直結する大きなプロジェクトの場合

通常業務の箇条書きの中に混ぜるのは避けてください。見出しを立てて分けるだけで、読み手の目に留まりやすくなります。

3. 自分の役割の書き方

あいまいな書き方役割がはっきりした書き方
プロジェクトに参加営業部の代表として参加し、現場の要望をまとめる役を担当
資料作成を担当社内説明会の資料(20ページ)を作成し、3回の説明会で説明を担当
調整を担当営業部と製造部の打ち合わせの日程と議題を決め、議事録を作成
サポートを担当リーダーの補佐として、進み具合の一覧を毎週更新

メンバーの一人として参加した場合も、担当した作業を具体的に書けば十分に伝わります。リーダーでなければ書けない、ということはありません。

4. 規模の示し方

示すもの例
人数メンバー6名(うち他部署4名)
関わった部署営業部・製造部・情報システム部
期間約6か月
影響した範囲全社員約200名が使う仕組み
社外の関係者外部の開発会社1社と連携

部署をまたいだことが分かる書き方は、評価につながりやすくなります。違う立場の人と一緒に進めた経験は、多くの職種で求められる力だからです。

5. 記入例

※以下の記入例はすべて架空の設定です。自分の経験に置き換えて使ってください。

5-1. 仕組みの導入

【プロジェクト】顧客管理の仕組みの導入(2025年4月〜9月)

目的:営業の情報を全員で共有し、引き継ぎの漏れを減らすため

規模:営業部・情報システム部の6名、外部の開発会社1社

役割:営業部の代表として、現場の要望をまとめ、入力の手順書を作成

結果:営業部30名が使う形で運用を始め、引き継ぎの問い合わせが減った

5-2. 展示会の準備

【プロジェクト】業界の展示会への出展(2025年8月〜11月)

規模:営業部・企画部の5名

役割:配布資料の作成と、来場された方の名刺の整理・お礼メールの送付を担当

結果:3日間で約150名と名刺を交換し、後日10社と商談

5-3. 他部署の兼務

【兼務】採用活動の補助(2025年1月〜現在)

営業の業務と並行して、新卒採用の会社説明会で若手社員として仕事の紹介を担当(年6回)

5-4. 新規事業の立ち上げ

【プロジェクト】新しいウェブサービスの立ち上げ(2025年6月〜2026年3月)

規模:新規事業部の4名

役割:利用者向けの案内ページの文章作成と、問い合わせの対応の仕組みづくりを担当

結果:サービス開始後、よくある問い合わせを案内ページに反映し、問い合わせ件数を減らした

どの例も、役割が具体的な作業で書かれていることに注目してください。何を作り、何を担当したかが分かれば、プロジェクトでの動き方が伝わります。

6. 通常業務との書き分け

通常業務プロジェクト
毎日・毎月くり返す業務期間が決まった取り組み
担当業務と量、実績を書く目的・規模・役割・結果を書く
箇条書きで並べる見出しを立てて分ける

プロジェクトの経験が応募先の仕事に近い場合は、通常業務より先に書くことも考えてください。たとえば、企画職に応募するなら、企画のプロジェクトを先に書くと、読み手の目に早く留まります。

7. 避けたい書き方5つ

避けたい書き方何が問題か直し方
通常業務の中に混ぜる埋もれて目に留まらない見出しを立てて分ける
「参加」とだけ書く何をしたか分からない担当した作業を具体的に書く
プロジェクト全体の成果だけ書く自分の役割が見えない役割と結果を分ける
社内の呼び名をそのまま書く外の人に伝わらない何の取り組みかを補足する
途中で終わったことを書かない期間に説明のない部分が残る途中で終わった事実と、担当したことを書く

途中で中止になったプロジェクトも、書いて構いません。担当した作業と、そこで身についたことを書けば、経験として十分に伝わります。

8. 書く手順(15分)

  1. これまで参加したプロジェクトや兼務を、すべて書き出す(3分)
  2. 応募先の仕事に近いものを1〜2つ選ぶ(2分)
  3. 名前と期間・目的・規模・役割・結果を書く(7分)
  4. 職務経歴の中に見出しを立てて入れる(3分)

提出前に見直す5つの点

  1. 通常業務と分けて、見出しを立てているか。
  2. 自分の役割が、具体的な作業で書かれているか。
  3. 人数や部署など、規模が示されているか。
  4. 社内の呼び名に補足があるか。
  5. 結果が、確かめられる範囲で書かれているか。

書き直しの例

書き直す前書き直した後
業務改善プロジェクトに参加受発注の手順の見直し(2025年5月〜8月、営業部・物流部の5名)で、営業部の現状の手順を一覧にまとめる役を担当
展示会の運営を担当展示会(3日間)で、配布資料の作成と来場された方へのお礼メールの送付を担当
新規事業に携わる新規事業部(4名)で、利用者向けの案内ページの文章を作成

書き直した後の文章は長くなりますが、何のプロジェクトで、自分が何をしたかが一文で分かります。読み手が知りたいのは、まさにその点です。

9. よくある質問

メンバーの一人として参加しただけでも書けますか

書けます。担当した作業を具体的に書けば、十分に伝わります。資料の作成、議事録、進み具合の管理など、メンバーとしての役割も立派な経験です。

プロジェクトの成果が出る前に退職する場合は

途中までの取り組みとして書いて構いません。担当した作業と、退職の時点での進み具合を書いてください。

社外秘のプロジェクトはどう書けばよいですか

内容を詳しく書けない場合は、取り組みの種類と規模、自分の役割だけを書いてください。「社内の業務改善の取り組み(詳細は社外秘)」のように書いても構いません。

兼務した業務も書いたほうがよいですか

書いてください。兼務は、本来の業務と並行して別の役割を任された証拠です。期間と担当した作業を書けば十分です。

プロジェクトが複数ある場合はどうすればよいですか

応募先の仕事に近いものを1〜2つ詳しく書き、他は一行ずつにまとめてください。すべてを同じ厚さで書くと、どれが一番の経験か分からなくなります。

プロジェクトでリーダーを務めた場合は

リーダーを務めたことと、メンバーの人数を書いてください。進め方で工夫したことを一つ添えると、まとめる力が伝わります。

期間が1か月ほどの短い取り組みでも書けますか

書けます。期間が短くても、目的と役割がはっきりしていれば、経験として十分に伝わります。期間を正確に書いてください。

面接ではどう話せばよいですか

書類に書いた目的・規模・役割・結果の順に、1分ほどで話してください。うまくいかなかった場面と、どう乗り越えたかを一つ用意しておくと、深掘りにも答えられます。

10. まとめ:今夜やる3つのこと

今夜やる3つのこと

① 参加したプロジェクトや兼務をすべて書き出す

② 応募先に近いものを1〜2つ選び、5つの項目で書く

③ 職務経歴の中に見出しを立てて入れる

※ 自分の役割は、具体的な作業で書く

プロジェクトの経験は、通常業務と分けて書くだけで目に留まりやすくなります。目的・規模・役割・結果の4点を押さえ、部署をまたいで動いた力を伝えてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。