業界・職種研究

飲料メーカーへ転職する|第二新卒が売り場までの流れと入りやすい職種を整理する【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約11分
飲料メーカーへ転職する|第二新卒が売り場までの流れと入りやすい職種を整理する【2026年版】

飲料メーカーは、お茶やジュース、水、コーヒー、お酒などの飲み物を作り、お店や自動販売機を通じて届ける会社です。毎日のように目にする商品を扱うため、人気の高い業界の一つです。

飲料メーカーの仕事は、商品を作るだけではありません。スーパーやコンビニの売り場に置いてもらう営業、自動販売機を置く場所を広げる営業、工場や物流の管理など、多くの職種があります。文系の第二新卒が入りやすい職種も多い業界です。

この記事では、業界の分かれ方、売り場までの流れ、入りやすい職種、確認する7項目を整理します。

1. 結論:押さえるべきは3点

押さえること内容
扱う飲み物お茶・水・ジュースなどの清涼飲料、お酒、乳製品の飲み物など
売る場所スーパー、コンビニ、自動販売機、飲食店など
入り口の職種営業、自動販売機の営業、生産管理、品質管理、物流など

飲料メーカーの営業は、どこで売るかによって仕事の中身が大きく変わります。お店の売り場をつくる営業と、自動販売機の場所を広げる営業では、相手も進め方も違います。

2. 業界の分かれ方

分野主な商品主な売る場所
清涼飲料お茶、水、ジュース、コーヒースーパー、コンビニ、自動販売機
お酒ビール、日本酒、ワインなどスーパー、酒屋、飲食店
乳製品の飲み物牛乳、ヨーグルトの飲み物スーパー、宅配
自動販売機の運営さまざまな飲み物会社やまちの自動販売機

大きなメーカーでは、作る会社と、売る会社や自動販売機を運営する会社が分かれていることもあります。求人を見るときは、どの会社に入るのかを確かめてください。

3. 売り場までの流れ

流れ内容
商品の企画どんな飲み物を出すかを考える
工場での製造決まった品質で、大量に作る
物流倉庫に集め、お店や自動販売機に運ぶ
卸売問屋を通じて、お店に届ける
売り場スーパーやコンビニの棚、自動販売機に並ぶ

飲み物は季節によって売れ方が大きく変わります。暑い時期に向けた準備や、季節の商品の切り替えなど、時期に合わせた段取りが大切な業界です。

4. 文系でも入りやすい職種

職種仕事の内容向いている人
営業(スーパー・コンビニ向け)売り場に商品を置いてもらう提案人に提案するのが好きな人
自動販売機の営業自動販売機を置く場所を探し、契約する新しい人と会うのが好きな人
飲食店向けの営業飲食店にお酒や飲み物を扱ってもらうお店の人と関係を築ける人
生産管理・物流作る量や運ぶ段取りを決める段取りを考えるのが得意な人
品質管理品質の決まりを守っているかを確かめる細かい確認が得意な人

5. 前職別の入り方

前職生きる経験狙いやすい職種
小売・販売売り場の知識、商品の並べ方スーパー・コンビニ向けの営業
飲食店飲食店の事情、お酒の知識飲食店向けの営業
営業提案する力、目標に向けた行動営業全般
物流・倉庫在庫や出荷の経験物流の管理
製造・工場手順を守る力製造、品質管理

小売や飲食店の経験は、売る側の事情が分かる強みになります。売り場で感じたことを、志望動機につなげてください。

6. 働き方の特徴

特徴内容
季節による忙しさ暑い時期や年末など、売れる時期に向けて忙しくなる
車で回る営業が多いお店や自動販売機を車で回ることが多い
転勤がある会社も営業の拠点が全国にある会社は、転勤がある場合がある
品質への厳しさ口に入るものなので、衛生や品質の決まりが厳しい

転勤や勤務の形は、会社によって違います。応募先に確かめてください。

7. 確認する7項目

  1. 応募先は作る会社か、売る会社か、自動販売機を運営する会社か。
  2. 主な商品は何か。
  3. 自分が担当する営業の相手は誰か(お店、自動販売機、飲食店)。
  4. 車の運転は必要か。
  5. 転勤や勤務地はどうなるか。
  6. 季節による忙しさはどのくらいか。
  7. 入社後に、どんな研修や教わる機会があるか。

応募前に見直す5つの点

  1. 応募先の立場を、一言で説明できるか。
  2. 応募先の商品を、実際に店で見たか。
  3. 前職の経験が、どの職種で生きるかを言えるか。
  4. 車の運転や転勤について、自分の考えを整理したか。
  5. 気になる点を、質問として用意したか。

業界を調べるときの手がかり

調べる場所分かること
スーパーやコンビニの棚応募先の商品の並び方、他社との違い
会社のホームページ主な商品、会社の分かれ方
求人票営業の相手、勤務地、車の運転の有無

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方のポイント
当社の商品で好きなものは好きな理由と、売り場で見て気づいたこと
なぜ飲料メーカーなのですか前職の経験と、飲料の仕事で叶えたいこと
売り場を見て気づいたことは実際に店で見た並び方や、改善できそうな点
転勤や車での移動はできますかできる範囲を正直に伝える

「好きな商品があるから」だけでは、志望動機として弱くなりがちです。好きな気持ちに、売り場で気づいたことや、自分の経験が生きる理由を添えてください。売り場を実際に見て、気づいたことを話せるようにしておいてください。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
商品の企画の仕事が中心営業や物流、製造の仕事の人数が多い
商品が好きなら向いている売り場を考える力や、段取りの力も求められる
どの営業も同じ相手がお店か、自動販売機か、飲食店かで中身が違う

9. よくある質問

文系でも入れますか

入れる職種が多くあります。営業、自動販売機の営業、物流の管理などは、文系の第二新卒も多く働いています。

商品の企画の仕事に就けますか

企画の仕事は人数が少なく、まず営業などで経験を積んでから移ることが多いと言われています。どんな道があるかは、応募先に確かめてください。

車の運転は必要ですか

営業の仕事では、車で回ることが多いです。運転免許が必要かどうかは、求人票で確かめてください。

転勤はありますか

営業の拠点が全国にある会社では、転勤がある場合があります。応募先に確かめてください。

お酒が飲めなくても働けますか

お酒を扱う会社でも、飲めなくても働ける仕事は多くあります。気になる場合は、面接で確かめてください。

自動販売機の営業はどんな仕事ですか

会社や施設に自動販売機を置いてもらう場所を探し、契約し、売れ行きを見ながら商品を入れ替える仕事です。

季節の忙しさはどのくらいですか

暑い時期や年末など、売れる時期に向けて忙しくなりやすいです。働き方は応募先に確かめてください。

将来どんな仕事に広がりますか

営業から、商品の企画や売り方の企画、営業の責任者などに広がる道があります。どんな道があるかは、応募先に確かめてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 応募先が作る会社か、売る会社かを確かめる

② スーパーやコンビニで、応募先の商品の並び方を見る

③ 前職の経験が、どの職種で生きるかを整理する

※ 転勤や車の運転、勤務の形は会社ごとに違うため、応募先で確かめてください

飲料メーカーは、身近な商品を、売り場や自動販売機を通じて届ける業界です。どこで売る仕事に関わりたいかを考えて、会社を選んでください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。