業界・職種研究

電気工事業界へ転職する|第二新卒が仕事の種類と資格・働き方を整理する【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約11分
電気工事業界へ転職する|第二新卒が仕事の種類と資格・働き方を整理する【2026年版】

電気工事業界は、住宅やビル、工場、お店などに、電気を安全に使うための配線や設備を取り付ける業界です。照明やコンセント、空調の電源など、建物で電気が使えるのは電気工事の仕事があるからです。

建物がある限り必要とされる仕事であり、新しい建物の工事だけでなく、古くなった設備の取り替えや点検の仕事も多くあります。現場で働く職人の仕事のほか、工事を管理する仕事や事務の仕事もあり、未経験から始められる会社もあります。

この記事では、仕事の種類、元請けと下請けの関係、現場の仕事の流れ、資格の考え方、職種、働き方の特徴、確認する7項目を整理します。なお、資格の扱いや、資格がなくてもできる作業の範囲は決まりがあるため、個別のことは応募先で確かめてください。

1. 結論:押さえるべきは3点

押さえること内容
仕事の種類住宅、ビル、工場、お店、公共の施設など
資格電気工事の多くは資格が必要。入社後に取る道もある
入り口の職種現場の作業員(見習い)、施工管理、事務、営業など

電気工事の多くの作業には、決められた資格が必要です。未経験の場合は、見習いとして先輩の作業を手伝いながら、資格の取得を目指す流れが多いと言われています。

2. 仕事の種類

種類主な仕事
住宅の電気工事新築やリフォームの配線、照明やコンセントの取り付け
ビル・お店の電気工事大きな建物の配線、照明、非常用の設備
工場の電気工事機械の電源、工場の設備の配線
公共の施設学校、病院、道路の照明など
点検・保守今ある設備の点検、古くなった設備の取り替え
太陽光などの設備太陽光の設備の取り付け、配線

会社によって得意な仕事の種類が違います。住宅が中心の会社と、大きなビルが中心の会社では、働き方も現場の規模も変わります。

3. 元請けと下請けの関係

立場主な仕事
建設会社(ゼネコンなど)建物の工事全体をまとめる
電気工事の会社(大きな会社)電気の工事をまとめて受ける
電気工事の会社(中小の会社)大きな会社から仕事を受けて、現場の作業を行う
住宅の会社やお客様から直接受ける会社住宅やお店の工事を直接受ける

自分が入る会社が、どの立場で仕事を受けているかによって、仕事の中身が変わります。お客様と直接話す機会が多いか、現場の作業が中心かも、立場によって違います。

4. 現場の仕事の流れ

流れ内容
図面の確認どこに何を取り付けるかを確かめる
準備材料と道具をそろえる
配線の作業壁や天井に配線を通す
器具の取り付け照明、コンセント、分電盤などを取り付ける
検査電気が安全に使えるかを確かめる

5. 職種と前職別の入り方

職種仕事の内容生きる前職の経験
現場の作業員(見習い)先輩の作業を手伝い、技術を覚える体を動かす仕事、ものづくりの経験
施工管理工事の予定、安全、品質を管理する段取りの力、調整の経験
事務見積もり、請求、書類の作成事務、経理の経験
営業お客様や建設会社から仕事を受ける営業の経験
図面の作成電気の配線の図面をつくる図面の作成の経験

施工管理は、現場の経験がなくても入れる会社があります。工事の予定を立て、職人や建設会社と調整する仕事なので、段取りや調整の経験が生きます。

6. 資格の考え方

考えること内容
作業に資格が必要か電気工事の多くの作業は、決められた資格が必要
入社後に取れるか入社後に資格の取得を支える会社もある
取った後の扱い資格手当があるか、任される仕事が広がるか

資格の種類や、資格がなくてもできる作業の範囲には、決まりがあります。ここでの整理は一般的なものなので、自分が取るべき資格や、その取り方は応募先や資格の案内で確かめてください。

7. 働き方の特徴と確認する7項目

特徴内容
現場によって働く場所が変わる毎日同じ場所ではなく、現場に行く
朝が早いことが多い現場の作業は朝から始まることが多い
工期の前は忙しい建物の完成の前は忙しくなりやすい
安全の決まりが厳しい電気を扱うため、安全の手順を必ず守る
  1. 会社が得意とする仕事の種類は何か。
  2. 元請けか下請けか、どの立場で仕事を受けているか。
  3. 未経験の場合の研修や、教わる仕組みはあるか。
  4. 資格の取得を支える仕組みはあるか。
  5. 現場への移動の仕方(車の運転の有無)。
  6. 勤務の時間と休みの決まり。
  7. 資格手当や、資格を取った後の扱い。

応募前に見直す5つの点

  1. 応募先の得意な仕事の種類を説明できるか。
  2. 資格についての自分の考えを話せるか。
  3. 前職の経験が、どの職種で生きるかを言えるか。
  4. 働き方が、自分の暮らしに合うか考えたか。
  5. 気になる点を、質問として用意したか。

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方のポイント
なぜ電気工事の仕事なのですか手に職をつけたい理由、暮らしを支える仕事への思い
資格を取る気はありますか取りたい資格と、学ぶ計画
朝早い仕事に対応できますかできる範囲を正直に伝える
安全のために心がけていることは前職で決まりや手順を守った経験

よくある思い込みと実際

思い込み実際
理系でないと働けない入社後に学びながら覚える人も多い
資格がないと応募できない見習いから始め、入社後に資格を取る道もある
現場の仕事しかない施工管理、事務、営業などの職種もある
新しい建物の工事だけ点検や取り替えの仕事も多い

9. よくある質問

未経験でも電気工事の仕事に就けますか

見習いとして入れる会社があります。資格の取得を支える仕組みがあるかを、応募先に確かめてください。

どんな資格が必要ですか

作業の内容によって、必要な資格が決まっています。個別のことは、応募先や資格の案内で確かめてください。

体力は必要ですか

現場の作業では、重い材料を運んだり、高い所で作業したりすることがあります。施工管理や事務など、体力の負担が少ない職種もあります。

車の運転は必要ですか

現場へ車で移動することが多いため、運転免許が求められることがあります。求人票で確かめてください。

施工管理と現場の作業はどう違いますか

現場の作業は実際に配線や取り付けをする仕事、施工管理は工事の予定や安全を管理する仕事です。どちらに関わりたいかで選んでください。

電気工事の自己PRはどう書けばよいですか

手順を守る力や、ものづくりの経験などを書いてください。電気工事の自己PRの記事も参考にしてください。

独立する人もいますか

経験と資格を積んだ後に、独立する人もいると言われています。将来の道は、応募先の先輩に聞いてみてください。

将来どんな仕事に広がりますか

現場の作業員から職長、施工管理、独立などに広がる道があります。どんな道があるかは、応募先に確かめてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 気になる会社の得意な仕事の種類と、仕事を受ける立場を確かめる

② 未経験の研修と、資格の取得の支えを求人票で確かめる

③ 前職の経験が、どの職種で生きるかを整理する

※ 資格の扱いや作業の範囲には決まりがあるため、個別のことは応募先で確かめてください

電気工事業界は、建物で電気を安全に使えるようにする、暮らしを支える業界です。仕事の種類と資格の考え方を知り、自分に合う会社を選んでください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。