業界・職種研究

テレビ・ラジオの放送業界へ転職する|第二新卒が会社の分かれ方と入りやすい職種を整理する【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約11分
テレビ・ラジオの放送業界へ転職する|第二新卒が会社の分かれ方と入りやすい職種を整理する【2026年版】

放送業界は、テレビやラジオの番組をつくり、多くの人に届ける業界です。華やかな印象が強く、あこがれを持つ人も多い業界の一つです。

ひとくちに放送業界と言っても、番組を放送する放送局、番組をつくる制作会社、技術や美術を担う会社など、立場によって仕事の中身や働き方が大きく違います。第二新卒が入りやすいのは、制作会社や関連する会社であることが多いと言われています。

この記事では、放送局と制作会社の違い、番組ができるまでの流れ、入りやすい職種、確認する7項目を整理します。

1. 結論:押さえるべきは3点

押さえること内容
会社の立場放送局、番組の制作会社、技術・美術の会社など
仕事の流れ企画、準備、撮影・収録、編集、放送、広告の販売
入り口の職種制作の補助、広告の営業、事務、技術の補助など

番組づくりの仕事は、補助の立場から始めて経験を積むことが多いのが特徴です。どの立場の会社で、どんな仕事から始めるのかを確かめてください。

2. 放送局と制作会社の違い

項目放送局番組の制作会社
主な仕事番組を放送する、広告を売る、番組をつくる放送局から頼まれた番組をつくる
中途の採用職種や時期が限られることが多い経験を問わない募集も見かける
関わる仕事番組全体、会社の経営番組づくりの現場

放送局の中途採用は、職種や時期が限られることが多いと言われています。番組づくりに関わりたい場合は、制作会社から経験を積む道も考えてください。

3. 番組ができるまでの流れ

流れ内容
企画どんな番組にするかを考える
準備出演者や撮影の場所を決め、取材の段取りをする
撮影・収録番組を撮影したり、録音したりする
編集撮ったものをつなぎ、音や文字を入れる
放送決まった時間に放送する
広告の販売番組の間に流す広告を、会社に売る

放送局の収入の多くは、広告によって支えられていると言われています。番組をつくる仕事と、広告を売る仕事の両方があることを知っておくと、業界の全体が見えやすくなります。

4. 文系でも入りやすい職種

職種仕事の内容向いている人
制作の補助撮影の準備、出演者との連絡、資料集め段取りが得意で、体力がある人
広告の営業番組の間に流す広告を会社に提案する人に提案するのが好きな人
事務経理、総務、番組の権利の手続き正確に処理するのが得意な人
技術の補助撮影や音響の機材の準備機械を扱うのが好きな人
動画の配信の担当番組をインターネットで配信する仕事新しい仕組みに興味がある人

5. 前職別の入り方

前職生きる経験狙いやすい職種
広告の営業広告を提案する経験広告の営業
イベント・催し段取り、出演者との調整制作の補助
動画の編集編集の技術編集、配信の担当
事務正確な処理事務
接客・販売人との調整、気配り制作の補助

動画の編集の経験は、番組づくりでもインターネットでの配信でも生きることがあります。編集した作品があれば、応募の際に見せられるよう準備しておくと安心です。

6. 働き方の特徴

特徴内容
時間が不規則になりやすい放送や撮影の予定に合わせて動くことがある
締め切りが厳しい放送の時間は決まっていて、遅らせることができない
多くの人と協力する出演者、技術、美術など、多くの人と関わる
変化の大きな業界インターネットでの配信など、届け方が変わってきている

働き方は、会社や職種によって大きく違います。勤務時間や休みの決まりは、応募先に必ず確かめてください。

7. 確認する7項目

  1. 応募先は放送局か、制作会社か、関連する会社か。
  2. 主にどんな番組に関わる会社か。
  3. 自分が担当する仕事の中身は何か。
  4. 勤務時間や休みの決まりはどうか。
  5. 補助の立場から、どんな道があるか。
  6. インターネットでの配信に、どう取り組んでいるか。
  7. 入社後に、どんな研修や教わる機会があるか。

応募前に見直す5つの点

  1. 応募先の立場を、一言で説明できるか。
  2. 応募先が関わる番組を、実際に見たか。
  3. 前職の経験が、どの職種で生きるかを言えるか。
  4. 働き方について、自分の考えを整理したか。
  5. 気になる点を、質問として用意したか。

業界を調べるときの手がかり

調べる場所分かること
会社のホームページ関わった番組、会社の立場
番組の最後に流れる名前どの会社が番組をつくっているか
求人票職種の中身、勤務時間、休み

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方のポイント
なぜ放送業界なのですかあこがれだけでなく、自分の経験が生きる理由を添える
当社が関わる番組を見ましたか見て感じたことと、関わりたい理由
不規則な働き方に対応できますかできる範囲を正直に伝える
多くの人と協力した経験は前職で調整しながら進めた経験

「テレビが好きだから」だけでは、志望動機として弱くなりがちです。自分の経験がどの仕事で生きるかを、具体的に話してください。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
華やかな仕事ばかり準備や調整など、地道な仕事が多い
放送局に入るのが一番制作会社から経験を積む道もある
番組をつくる人だけの業界広告の営業や事務、技術など多くの職種がある

補助の立場から始めるときの心がまえ

  1. 段取りと連絡を、確実にこなす。
  2. 分からないことは、その日のうちに確かめる。
  3. 現場で見たことを、メモに残して学ぶ。

9. よくある質問

未経験でも入れますか

制作会社などでは、経験を問わない募集を見かけることもあります。補助の立場から始めて経験を積むことが多いです。

放送局に中途で入れますか

職種や時期が限られることが多いと言われています。募集の状況は、応募先のホームページや求人票で確かめてください。

働き方が心配です

放送や撮影の予定に合わせて動くことがあり、時間が不規則になりやすい職種もあります。勤務時間や休みの決まりは、応募先に必ず確かめてください。

動画の編集の経験は生きますか

生きることがあります。編集した作品を見せられるよう準備しておくと、応募の際に役立ちます。

広告の営業はどんな仕事ですか

番組の間に流す広告を、会社に提案する仕事です。広告の代理店と一緒に動くことも多いです。

ラジオ局とテレビ局はどう違いますか

ラジオ局は音だけの番組をつくるため、テレビ局より少ない人数で番組をつくることが多いと言われています。

インターネットでの配信の仕事はありますか

番組をインターネットで配信する仕事を増やしている会社もあります。応募先の取り組みを調べてみてください。

将来どんな仕事に広がりますか

制作の補助から番組の責任者、広告の営業から営業の責任者などに広がる道があります。どんな道があるかは、応募先に確かめてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 気になる会社が放送局か、制作会社か、関連する会社かを確かめる

② 応募先が関わる番組を実際に見て、感じたことを書き出す

③ 前職の経験が、どの職種で生きるかを整理する

※ 勤務時間や休みの決まりは会社ごとに違うため、応募先で必ず確かめてください

放送業界は、立場によって仕事の中身や働き方が大きく違う業界です。あこがれだけでなく、自分の経験が生きる場所を見極めて選んでください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。