業界・職種研究

食品卸へ転職する|第二新卒がメーカーと小売の間の仕事と入りやすい職種を整理する【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約11分
食品卸へ転職する|第二新卒がメーカーと小売の間の仕事と入りやすい職種を整理する【2026年版】

食品卸は、食品メーカーから商品を仕入れ、スーパーやコンビニ、飲食店などに届ける会社です。普段の買い物では名前を目にすることは少ないですが、売り場に商品が並ぶまでの流れを支える大切な役割を担っています。

食品卸の仕事は、商品を運ぶだけではありません。お店の売り場づくりを提案する営業、たくさんの商品を正確に届ける物流など、多くの職種があります。文系の第二新卒が入りやすい職種も多い業界です。

この記事では、卸の役割、取引の流れ、営業と物流の仕事の中身、入りやすい職種、確認する7項目を整理します。

1. 結論:押さえるべきは3点

押さえること内容
卸の役割多くのメーカーの商品をまとめ、多くのお店に届ける
主な取引の相手食品メーカー、スーパー、コンビニ、飲食店など
入り口の職種営業、物流の管理、営業事務、仕入れなど

卸があることで、お店は多くのメーカーと個別にやりとりしなくても、必要な商品をまとめて仕入れられます。メーカーとお店の両方の手間を減らすのが、卸の大きな役割です。

2. 卸の役割

役割内容
まとめて仕入れる多くのメーカーから商品を仕入れる
保管する温度などの決まりを守って、倉庫で管理する
届けるお店に必要な商品を、必要な量だけ届ける
売り場を提案する売れ筋の情報をもとに、売り場づくりを提案する
情報をつなぐお店の売れ行きをメーカーに伝える

売り場の提案は、卸の営業の大切な仕事です。多くのお店の売れ行きを知っている卸だからこそ、どの商品をどう並べるとよいかを提案できます。

3. 取引の流れ

流れ内容
メーカー食品を作る
卸メーカーから仕入れ、まとめてお店に届ける
お店(スーパー、コンビニ、飲食店など)商品を売る、料理に使う
お客様商品を買う

扱う商品によって、卸の得意分野が分かれます。加工食品、冷凍食品、お菓子、お酒、飲食店向けの食材など、会社ごとに強みが違います。

4. 営業と物流の仕事の中身

職種主な仕事
お店向けの営業スーパーなどの仕入れの担当者に、商品や売り場づくりを提案する
メーカー向けの仕入れメーカーと価格や量を相談し、商品を仕入れる
飲食店向けの営業飲食店に食材を提案し、注文を受ける
物流の管理倉庫の在庫、出荷、配送の段取りを管理する
営業事務注文の処理、納期の確認、営業の補助

卸の営業は、新しい取引先を探すより、決まった取引先と長く付き合う仕事が中心になることが多いです。

5. 文系でも入りやすい職種と前職別の入り方

前職生きる経験狙いやすい職種
小売・販売売り場の知識、商品の並べ方お店向けの営業
飲食店食材の知識、飲食店の事情飲食店向けの営業
営業提案する力、関係づくり営業全般
物流・倉庫在庫や出荷の経験物流の管理
事務正確な処理営業事務

小売や飲食店の経験は、お店の側の事情が分かる強みになります。売り場で感じたことを、志望動機につなげてください。

6. 働き方の特徴

特徴内容
朝が早い職種があるお店の開店前に届けるため、物流の仕事は朝が早いことがある
季節による忙しさ年末や行事の前は、注文が増えて忙しくなる
車で回る営業が多い取引先のお店を車で回ることが多い
食品の扱いの決まり温度や期限の管理の決まりを守る

勤務の時間や休みの決まりは、会社や職種によって違います。応募先に確かめてください。

7. 確認する7項目

  1. 主に扱う商品は何か(加工食品、冷凍、お菓子、お酒、食材など)。
  2. 主な取引先はどこか(スーパー、コンビニ、飲食店など)。
  3. 営業が担当する取引先の数と、仕事の中身。
  4. 車の運転は必要か。
  5. 勤務の時間と、朝の早さはどうか。
  6. 転勤や勤務地はどうなるか。
  7. 入社後に、どんな研修や教わる機会があるか。

応募前に見直す5つの点

  1. 卸の役割を、自分の言葉で説明できるか。
  2. 応募先の得意な商品と、主な取引先を調べたか。
  3. 前職の経験が、どの職種で生きるかを言えるか。
  4. 車の運転や朝の早さについて、自分の考えを整理したか。
  5. 気になる点を、質問として用意したか。

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方のポイント
なぜ食品卸なのですか売り場を支える仕事に関わりたい理由と、自分の経験
卸の役割をどう理解していますかメーカーとお店の間をつなぐ役割を、自分の言葉で
売り場を見て気づいたことは実際にお店で見た並び方や、改善できそうな点
決まった取引先と長く付き合った経験は前職で信頼を積み重ねた経験

面接の前に、応募先が扱う商品が並ぶお店を見ておくのがおすすめです。売り場で気づいたことを話せると、志望の本気度が伝わります。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
商品を運ぶだけの仕事売り場の提案や、情報をつなぐ仕事も大切
新しい取引先を探す営業決まった取引先との長い付き合いが中心
メーカーより地味な仕事多くのメーカーとお店に関われる、幅の広い仕事

業界を調べるときの手がかり

調べる場所分かること
会社のホームページ扱う商品、主な取引先、物流の拠点
会社の採用ページ営業の一日の流れ、研修
スーパーやコンビニの売り場応募先が扱う商品の並び方
求人票勤務時間、車の運転、転勤の有無

同じ食品卸でも、得意な商品や取引先によって、仕事の中身は大きく違います。応募する会社ごとに、違いを一言で言えるようにしておくと、面接で話しやすくなります。

9. よくある質問

文系でも入れますか

入れる職種が多くあります。営業、物流の管理、営業事務などは、文系の第二新卒も多く働いています。

メーカーと卸はどう違いますか

メーカーは食品を作る会社、卸は多くのメーカーの商品をまとめてお店に届ける会社です。卸は、多くのメーカーの商品に関われるのが特徴です。

車の運転は必要ですか

営業の仕事では、取引先を車で回ることが多いです。運転免許が必要かどうかは、求人票で確かめてください。

朝は早いですか

物流の仕事では、お店の開店前に届けるため、朝が早いことがあります。勤務時間は応募先に確かめてください。

飲食店の経験は生きますか

食材の知識や、飲食店の事情が分かることは、飲食店向けの営業で生きることがあります。

食品の知識は必要ですか

入社後に覚えることが多いです。商品の種類が多いので、少しずつ覚えていけば大丈夫です。食べることや料理に興味があると、仕事を楽しみやすくなります。

年末は忙しいですか

年末や行事の前は、注文が増えて忙しくなりやすいです。繁忙期の働き方は応募先に確かめてください。

将来どんな仕事に広がりますか

営業から営業の責任者、仕入れの担当、物流の拠点の責任者などに広がる道があります。どんな道があるかは、応募先に確かめてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 卸の役割を、自分の言葉で説明できるようにする

② 応募先の得意な商品と、主な取引先を調べる

③ 応募先の商品が並ぶお店を見て、気づいたことを書き出す

※ 勤務時間や車の運転、転勤の扱いは会社ごとに違うため、応募先で確かめてください

食品卸は、メーカーとお店をつなぎ、売り場を支える業界です。どの商品とお店に関わりたいかを考えて、会社を選んでください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。