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保険営業の自己PR|第二新卒の例文6パターンと聞き取りの経験の書き方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月9日 読了 約14分
保険営業の自己PR|第二新卒の例文6パターンと聞き取りの経験の書き方【2026年版】

保険営業を志望する第二新卒の自己PRでよく見るのは「粘り強さと行動力には自信があります」という書き出しです。営業に合う言葉ですが、保険営業の読み手が一番気にしている点には答えていません。

保険の読み手が探しているのは、お客様の状況を丁寧に聞き取り、必要なものだけを提案し、そのうえで行動を続けられる人です。押しの強さや粘り強さだけを書くと、無理に勧めて解約や苦情を生む営業に見えてしまうことがあります。聞き取りと誠実さを先に書き、続ける力をその後に置くのが効果的です。

この記事では、自己PRに入れる3つの要素、書ける数字、そのまま使える例文6パターンを整理します。

1. 結論:入れる要素は3つ

要素書く内容なぜ効くか
聞き取り相手の状況を聞いて提案を変えた合う保障を提案できると分かる
誠実さ必要ないものは勧めなかった長く信頼される営業だと分かる
続ける仕組み件数を決めて続け、記録して直した成果が出るまで動けると分かる

2番目を書く応募者がほとんどいません。保険営業は、成果が数字で出るからこそ、勧めすぎない姿勢が信頼の土台になります。「必要のないものを外す提案をして、紹介につながった」と一文あるだけで、読み手の印象が大きく変わります。

2. なぜ「粘り強さと行動力」では通らないのか

よくある書き方読み手の反応
粘り強さには自信があります無理に勧めないか心配
行動力があります何をどれだけ続けたのか
人脈が広いです知り合いに頼る営業は続かない
コミュニケーション力があります全員が書いている
売上目標を達成しましたどんな売り方をしたのか

5番目は惜しい書き方です。達成した数字は良い材料ですが、保険の読み手はその数字をどんな売り方で作ったのかを気にします。お客様の状況を聞いて提案した過程を添えてください。

一行で変わる例

×「粘り強さを活かし、月の売上目標を12か月中10か月達成しました」

○「お客様の使い方を伺い、必要のないサービスは外す提案をしていました。紹介でのご来店が増え、月の売上目標を12か月中10か月達成しました」

後者は、数字の前に売り方が書かれています。素材が出ないときは自己PRが書けないとき|第二新卒が素材を掘り出す4つの質問を先に回してください。

3. 書ける数字

数えるもの書き方の例未経験でも書けるか
連絡や訪問の件数月◯件の電話と訪問書ける(営業)
相談や接客の件数1日あたり約◯件書ける(販売・窓口)
紹介の件数お客様から◯件の紹介書ける
目標の達成12か月中◯か月達成書ける(営業・販売)
契約の継続解約の少なさ、継続の割合営業の経験があれば
続けた期間◯年間、毎日の件数を継続書ける
見直しの提案月◯件の料金見直し書ける(携帯ショップ)

3番目の「紹介の件数」は、保険営業で最も効く数字の一つです。紹介は、お客様から信頼された証拠だからです。数字の探し方は職務経歴書に書く数字がないとき|第二新卒が数えられるものを見つける5つの探し方にまとめています。

4. 例文6パターン

例文1:携帯ショップから(見直しと紹介)

前職では携帯ショップで2年間、料金の見直しの相談を担当していました。1日に約10件の相談を受け、お客様の使い方を伺ってから提案するようにしていました。

必要のない付加サービスは外す提案をしたところ、後日ご家族を紹介していただくことが増え、紹介でのご来店が月に数件あるようになりました。店舗の月の目標は、担当した期間の多くで達成しています。

相手の状況を聞いて必要なものだけを提案する経験は、お客様に合う保障を一緒に考える仕事でそのまま活かせると考えています。

例文2:法人営業から(続ける仕組み)

前職では事務用品の法人営業として1年半、新規の開拓を担当していました。月に約100件の電話と訪問を続け、1日の件数を決めて落とさないようにしていました。

断られた理由は毎回記録し、多かった理由に合わせて最初の話し方を変えました。その後、商談に進む割合が上がりました。担当した取引先には、困りごとがないか定期的に連絡していました。

断られても仕組みで続け、記録して直す経験を、保険営業で新しいお客様と出会う活動に活かしたいと考えています。

例文3:金融機関の窓口から(お金の相談)

前職では信用金庫の窓口で2年間、1日に約30件の手続きと相談を担当していました。老後や子どもの教育の不安を相談されることが多くありました。

相談を受けたときは、まず家族構成や今の備えを伺い、窓口で案内できることと、専門の担当者につなぐことを分けて伝えていました。急いで決めていただくことはせず、持ち帰って考えていただく時間を大切にしていました。

お金の不安を丁寧に聞く経験を、一人ひとりの備えを一緒に考える仕事で活かしたいと考えています。

例文4:不動産の営業から(人生の節目の提案)

前職では賃貸の仲介営業として1年半、月に約30組のお客様を担当していました。結婚や転職など、生活が変わる時期のお客様が多くいました。

迷っているお客様には、迷っている理由を先に伺い、予算を無理に上げる提案はしませんでした。入居後も更新の時期に連絡を続け、別のお部屋探しで再び相談していただいたこともあります。

人生の節目に寄り添い、長く関係を続ける経験を、保険営業で活かしたいと考えています。

例文5:販売から(使い方を聞いて提案)

前職では家電の販売を2年間担当し、1日に約20組の接客をしていました。高い商品を勧めるのではなく、使い方を伺ってから提案することを心がけていました。

たまにしか使わない方には価格を抑えた商品を、毎日長く使う方には丈夫な商品を提案し、二つの案を比べて選んでいただきました。後日お礼を言いに来てくださるお客様もいました。

相手の状況に合わせて提案を変える経験を、生活や家族の状況に合わせて保障を考える仕事で活かしたいと考えています。

例文6:介護の現場から(家族の不安に寄り添う)

前職では介護施設で2年間、利用者の方の介助とご家族の相談を担当していました。急な入院や介護の費用について、ご家族から不安を聞くことがよくありました。

ご家族の話を最後まで伺い、施設で対応できることと、相談先を案内することを分けて伝えるようにしていました。話を聞いてもらえて安心したと言っていただくことが多くありました。

現場で見てきた不安と、相手の話を最後まで聞く姿勢を、前もって備える仕事で活かしたいと考えています。

6つとも、「聞き取り」と「勧めすぎない」が入っています。例文をそのまま使うのではなく、自分の経験の数字に差し替えてください。

5. 誠実さの書き方

書き方の型書く内容の例
必要ないものを外す使っていないサービスを外す提案をした
急がせない持ち帰って考えていただく時間を大切にした
負担を考える毎月の支払いが無理にならないかを伝えた
できないことを伝える自分で対応できないことは専門の担当者につないだ
契約後も関わる契約の後も困りごとがないか連絡した

どれか一つを一文で書くだけで十分です。読み手が保険営業の応募者に抱く「無理に勧めないか」という不安を、最初に解消できます。面接での答え方は保険営業の面接|第二新卒が聞かれる想定問答12と評価される答え方にまとめています。

6. 落ちる自己PR5つ

型なぜ落ちるか直し方
押しの強さを柱にする無理な契約の危うさ聞き取りと誠実さを先に書く
人脈の広さを柱にする続かない営業に見える新しい出会いを作る仕組みを書く
数字だけで売り方がないどう売ったか分からない相手の状況を聞いた過程を書く
続ける仕組みの話がない成果が出るまで動けるか不明件数と記録の工夫を書く
1段落で長文読み飛ばされる3段落に分け、1段落目に結論

2番目は注意してください。人脈の広さは強みに見えますが、保険営業の読み手は知り合いへの営業が尽きた後に続けられるかを見ています。書式の整え方は職務経歴書のフォーマット|第二新卒が選ぶべき型と使い分けを参考にしてください。

7. 面接で追撃される3問

質問意図答えの方向
その提案で売上は下がりませんでしたか誠実さと成果の両立紹介や継続で戻った話をする
断られ続けたときはどうしましたか続ける仕組み件数と記録の工夫を話す
知り合いに勧めるつもりはありますか入社後の動き方知り合いに頼らない活動を優先する

1番目にうまく答えられると、評価が大きく上がります。必要ないものを外すと、その場の売上は下がることがあります。それでも紹介や継続で信頼が数字に返ってきたと話せると、保険営業に向いている人だと伝わります。

8. 応募先別の書き分け

応募先前に出す材料
生命保険会社の営業職続ける仕組みと新しい出会いの作り方
来店型の代理店相談を聞いて比べて提案した経験
訪問型の代理店長い関係を続けた経験
損害保険会社法人や取引先との調整の経験
法人向けの保険法人営業の件数と提案の経験

1段落目に置く材料を応募先に合わせて入れ替えてください。入る前に確かめることは保険営業への転職|第二新卒が知るべき給与体系と「入る前に確認する5つ」にまとめています。

9. よくある質問

営業の経験がまったくありません

営業の経験がなくても、販売や窓口、介護の現場などで相手の状況を聞いて対応した経験があれば十分に書けます。聞き取りと勧めすぎない姿勢を中心に書き、続けた期間を添えると、保険営業に向いていることが伝わります。

押しの強さは書かないほうがよいですか

押しの強さだけを強みにするのは避けたほうがよいです。粘り強さを書く場合は、断られても件数を続けた仕組みや、断られた理由を記録して直した工夫として書くと、無理に勧める印象を与えずに伝えられます。

紹介の件数が分かりません

正確な件数が分からない場合は、「紹介でのご来店が増えた」「別の相談で再び来てくださった」といった変化で構いません。覚えている範囲で書いてください。誇張は避けましょう。

人脈について書いたほうがよいですか

人脈の広さを自己PRの柱にする必要はありません。面接で聞かれたときに、知り合いに頼らず新しいお客様と出会う活動を続ける意思を伝えれば十分です。

お金の知識がありません

入社後に研修で学ぶことが一般的なので、知識がなくても不利にはなりにくいです。学び始めていることがあれば一言添えると、続ける意思が伝わります。自己PRの中心は、相手の話を聞く姿勢に置いてください。

自己PRと志望動機で同じ経験を使ってもよいですか

使って構いません。ただし自己PRでは聞き取りと続ける仕組みを、志望動機ではその経験から保険営業を目指した理由を中心に書くと、役割が分かれて読みやすくなります。同じ文章をそのまま繰り返すのは避けてください。

前職の在籍期間が短いのですが

在籍期間が短くても、その中で相手の状況を聞いて提案した経験や、件数を続けた経験があれば十分に書けます。期間の短さを説明するより、具体的な行動と結果を書くことに字数を使うほうが、読み手の評価につながります。

職務経歴書と履歴書で同じ内容を使えますか

履歴書の自己PR欄は字数が限られるため、職務経歴書の内容を要約して使います。職務経歴書では例文のように3段落で書き、履歴書では聞き取りと勧めすぎない姿勢を中心に短くまとめると、内容がずれません。

10. まとめ:今週やる3つのこと

保険営業の自己PRで差がつくのは、押しの強さではなく聞き取り・勧めすぎない誠実さ・続ける仕組みの3点です。

今週やる3つのこと

① 相手の状況を聞いて提案を変えた場面を1つ書き出す

② 必要ないものを勧めなかった経験を一文加える

③ 件数を決めて続け、記録して直した工夫を書く

※ 「押しの強さには自信があります」で始めない。聞き取りと誠実さを先に書く

誠実さを先に書ける応募者は多くありません。一文加えるだけで、長く信頼される営業として読まれるようになります。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。