「最近読んだ本は」の答え方|第二新卒が学ぶ姿勢を伝える例文8パターン【2026年版】
面接で「最近読んだ本は何ですか」と聞かれて、とっさに思い出せず焦ったことはないでしょうか。どんな本を答えれば評価されるのか、本を読んでいない場合はどうすればよいのか、迷う人も多い質問です。
この質問で面接官が確かめているのは、本の題名ではなく、普段から学ぼうとしているかと、読んだことを自分の言葉で話せるかです。有名な本や難しい本を選ぶ必要はありません。読んで何を感じ、どう生かしたかを話せれば十分です。
この記事では、面接官が確かめている3つの点、話す本の選び方、答えの型、例文8パターン、本を読んでいない場合の答え方を整理します。なお、例文に出てくる本は架空のものです。実際に読んだ本を、自分の言葉で話してください。
1. 結論:「本の内容を一言+心に残ったこと+生かしたこと」で話す
| 要素 | 話すこと | 目安 |
|---|---|---|
| 本の内容 | どんな本か、一言で | 1文 |
| 心に残ったこと | 特に印象に残った考え方や場面 | 1文 |
| 生かしたこと | 読んだ後に、仕事や生活で試したこと | 1〜2文 |
全体で1分ほどに収めるのが基本です。あらすじを長く話すより、読んだ後に自分がどう動いたかを話すほうが伝わります。
2. 面接官が確かめている3つの点
| 確かめている点 | 答えで示すこと |
|---|---|
| 学ぶ姿勢 | 普段から新しいことを知ろうとしているか |
| 要点をまとめる力 | 本の内容を短く分かりやすく話せるか |
| 人柄や関心 | どんなことに関心を持つ人か |
この質問は、要点をまとめて話す力も見られています。本の内容を一言で言えるように、準備しておいてください。
3. 話す本の選び方
| 選び方 | 例 |
|---|---|
| 仕事に関わる本 | 話し方、資料の作り方、業界の動きなど |
| 応募先の業界に関わる本 | 応募先の業界について書かれた本 |
| 考え方が変わった本 | 働き方や時間の使い方の本 |
| 小説や随筆 | 心に残った場面と、そこから考えたこと |
実際に読んだ本を選んでください。読んでいない本を話すと、深掘りされたときに答えられません。小説でも構いませんが、そこから何を考えたかまで話せるものを選ぶのがおすすめです。
4. 例文8パターン
※以下の例文に出てくる本と内容はすべて架空の設定です。実際に読んだ本に置き換えて使ってください。
4-1. 話し方の本(営業)
最近読んだのは、相手の話を聞く技術についての本です。話すより先に、相手の困りごとを最後まで聞くことが大切だという考え方が心に残りました。読んだ後、商談で自分が話す時間を意識して減らしたところ、お客様から要望を詳しく伺えるようになりました。
4-2. 資料の作り方の本(事務・企画)
資料を分かりやすく作る方法の本です。結論を最初の1枚にまとめる、という考え方が印象に残りました。それからは、社内の報告資料も結論を最初に書く形に変え、上司から「読みやすくなった」と言っていただきました。
4-3. 業界の本(応募先の業界)
貴社の業界の、これからの動きについて書かれた本を読みました。人手不足を仕組みで補う取り組みが広がっている、という内容が特に心に残りました。貴社の取り組みにも通じると感じ、志望する気持ちが強くなりました。
4-4. 時間の使い方の本
仕事の時間の使い方についての本です。集中する時間と、連絡を見る時間を分ける、という方法が印象に残りました。実際に試してみたところ、資料づくりにかかる時間が短くなりました。
4-5. 小説
最近は、地方の小さな工場を立て直す人たちを描いた小説を読みました。周りを巻き込みながら少しずつ変えていく主人公の姿が心に残りました。自分も、仕事の小さな改善を周りと一緒に進めたいと思うきっかけになりました。
4-6. 学びの本(IT)
仕組みの考え方を学ぶ入門書を読みました。難しい技術より、まず困りごとを整理することが大切だという考え方が印象に残りました。前職で集計作業を自動化したときも、まず手順を書き出すところから始めました。
4-7. 随筆
ある職人の方が仕事について書いた随筆を読みました。同じ作業を丁寧に続けることの大切さが書かれていて、毎日の作業を見直すきっかけになりました。確認の手順を一つ増やしたことで、ミスが減りました。
4-8. 本をあまり読んでいない場合
正直に申し上げると、最近はまとまった本を読めていません。そのかわり、業界のニュースを毎朝確かめるようにしていて、最近は〇〇の動きに関心を持っています。今後は、仕事に関わる本も月に一冊は読みたいと考えています。
5. 準備の仕方(15分)
- 最近読んだ本を、思い出せるだけ書き出す(3分)。
- 内容を一言で言えて、生かしたことがある本を一つ選ぶ(3分)。
- 本の内容・心に残ったこと・生かしたことの3つで書く(5分)。
- 声に出して、1分に収まるか確かめる(2分)。
- 題名と書いた人の名前を、正しく言えるか確かめる(2分)。
題名や書いた人の名前を間違えないよう、前日に確かめておいてください。
6. 避けたい答え方5つ
| 避けたい答え方 | 何が問題か | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 読んでいない本を話す | 深掘りで答えられない | 実際に読んだ本を話す |
| あらすじを長く話す | 要点をまとめる力が伝わらない | 一言でまとめる |
| 題名だけを答える | 何を学んだか分からない | 心に残ったことを話す |
| 「読んでいません」で終わる | 学ぶ姿勢が見えない | 代わりに関心を持っていることを話す |
| 考え方が強く偏った本を熱く語る | 話がそれやすく、受け止め方が分かれる | 仕事に関わる本を選ぶ |
7. 深掘り質問への備え
| 深掘り質問 | 答え方のポイント |
|---|---|
| なぜその本を選んだのですか | 読もうと思ったきっかけを話す |
| 本の中で納得できなかった所は | 違う考えも持てることを、短く話す |
| 他に読んだ本は | もう一冊用意しておく |
| 普段どんな本を読みますか | 読む本の傾向と、読む頻度を正直に |
8. よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 仕事の本を答えないといけない | 小説でも、考えたことを話せれば構わない |
| 有名な本を選ぶと評価される | 本の有名さより、自分の言葉で話せるかが大切 |
| 本を読んでいないと不利 | 関心を持っていることを話せば、学ぶ姿勢は伝わる |
本番前に見直す5つの点
- 実際に読んだ本か。
- 内容を一言で言えるか。
- 読んだ後に生かしたことを話せるか。
- 題名と書いた人の名前を正しく言えるか。
- 1分ほどに収まっているか。
本の話を短くまとめる練習
- 本の内容を、20字ほどで書いてみる。
- 心に残ったことを、一文で書く。
- 読んだ後に試したことを、一文で書く。
- 三つをつなげて、声に出して読む。
短く書いてから声に出すと、あらすじを長く話してしまうことを防げます。一度家族や友人に聞いてもらい、内容が伝わるか確かめておくと、本番でも落ち着いて話せます。
9. よくある質問
漫画を答えてもよいですか
構いませんが、そこから何を考えたか、どう生かしたかまで話せるものを選んでください。面接の場では、仕事に関わる本のほうが話しやすいことが多いです。
本を読む習慣がありません
正直に伝えたうえで、普段から関心を持って調べていることを話してください。無理に読んだふりをするより、ずっと好印象です。業界のニュースや、仕事で調べたことでも構いません。
電子書籍や音声で聞いた本でもよいですか
構いません。紙の本か電子書籍か、音声で聞いたかといった読み方より、内容をどう受け止めて生かしたかが大切です。
応募先の社長が書いた本を答えるのはどうですか
実際に読んで内容を話せるなら構いません。ただ、それだけに頼らず、自分が考えたことをしっかり話してください。
昔読んだ本しか思いつきません
最近読んでいない場合は、正直に伝えたうえで、心に残っている本を話しても構いません。今後読みたい本を添えるのもよいでしょう。
本の題名を忘れてしまいました
題名を思い出せない場合は、内容を中心に話してください。面接の前には、題名と書いた人の名前を確かめておくと安心です。
難しい本を選んだほうが評価されますか
難しさより、内容を分かりやすく話せるかが見られています。自分が理解して、生かしたことがある本を選んでください。
「最近関心のあることは」と聞かれたら
同じ型で答えられます。関心を持ったこと、そのきっかけ、調べたり試したりしたことを話してください。
10. まとめ:前日にやる3つのこと
前日にやる3つのこと
① 最近読んだ本を一つ選び、内容を一言にまとめる
② 心に残ったことと、読んだ後に生かしたことを整理する
③ 題名と書いた人の名前を正しく言えるか確かめる
※ 実際に読んだ本を、自分の言葉で話してください
「最近読んだ本は」は、学ぶ姿勢と、要点をまとめて話す力を確かめる質問です。本の有名さより、読んで何を感じ、どう生かしたかを話してください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。