警備員の志望動機|未経験・第二新卒の例文6パターンと落ちる書き方【2026年版】
警備員を目指す第二新卒の志望動機で多いのは、「未経験でもできそうだから」「資格がなくても始められるから」という理由です。たしかに警備の仕事は、入社後に法令で定められた教育を受けてから現場に出るため、未経験でも始めやすい仕事です。ただ、それをそのまま書くと、仕事への関心が伝わりません。
警備会社が確かめたいのは、決められたルールを守り、気を抜かずに見守り続けられるか、そして異常があった時に、落ち着いて報告と対応ができるかです。警備は何も起きないことが成果の仕事です。その「何も起きない」を毎日続ける責任感が、志望動機で見られています。
この記事では、警備員の志望動機を組み立てる3つの材料と、区分ごとの書き分け、前職別の例文6パターンを整理します。なお、警備員になるための条件や、教育・資格の制度に関する記述は一般的な整理であり、個別の判断は所管の窓口の情報や、応募先の説明で必ず確かめてください。
1. 結論:志望動機は3つの材料で組み立てる
| 材料 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 警備を選ぶ理由 | 仕事のどこに惹かれたか | 人や建物の安全を、目立たないところで支える |
| 続けられる根拠 | ルールを守り、気を抜かずに続けた経験 | 前職で毎日の確認作業を欠かさなかった |
| その会社を選ぶ理由 | 警備の区分、教育の体制、資格の支援 | 入社後の教育と資格の取得の支援が手厚い |
2つ目の続けられる根拠を書ける応募者は多くありません。警備の仕事は、何も起きない時間も集中を保つことが求められます。同じ確認を毎日続けた経験や、ルールを守り続けた経験を書くと、任せられる人だと伝わります。
2. 「未経験でもできそう」を評価される言葉に変える
| ありがちな表現 | 評価される言い換え |
|---|---|
| 未経験でもできそう | 入社後の教育で基本を学び、着実に身につけたい |
| 楽そうだから | 書かない |
| 人の役に立ちたい | 人や建物の安全を、目立たないところで支えたい |
| 体を動かす仕事がしたい | 現場に立ち、周りの安全を自分の目で確かめる仕事がしたい |
| シフト制で働きやすい | 書かない(面接で勤務の条件として確かめる) |
3. 警備の区分で書き分ける
| 区分 | 主な仕事 | 書くとよいこと |
|---|---|---|
| 施設警備 | 建物の巡回、出入りの管理、監視 | 決まった手順の確認を続ける力、来訪者への対応 |
| 交通誘導・雑踏警備 | 工事現場や催事での誘導 | 周りをよく見て判断する力、屋外で働く体力 |
| 機械警備 | センサーの異常に応じて現場へ向かう | 落ち着いて状況を確かめ、報告する力 |
| 輸送警備 | 現金や貴重品の運搬 | 決められた手順を厳格に守る姿勢 |
求人票で、応募先がどの区分の警備を中心にしているかを先に確かめてください。施設警備と交通誘導では、働く環境も求められる力も大きく違います。
4. 前職別の例文6パターン
例文1:販売・接客から施設警備へ
前職ではショッピングセンターで3年間販売を担当し、館内の警備員の方の働く姿を毎日見てきました。迷子の子どもを保護する場面や、急に具合が悪くなったお客様に落ち着いて対応する姿に、目立たないところで多くの人の安全を支える仕事の大切さを感じました。接客で身につけた、来店された方への丁寧な対応を、施設警備の仕事に生かしたいと考えています。
例文2:工場勤務から
前職では製造ラインで、決められた手順を守り、毎日同じ確認を続けることを大切にしてきました。安全のための声かけを省かないことを自分の決まりにし、3年間、担当の工程でけがや事故を出しませんでした。人や建物の安全を守る警備の仕事は、手順を守り続ける力が最も生きる仕事だと考え、志望しました。
例文3:事務職から
前職では2年間、総務として来客の受付や社内の鍵の管理を担当しました。出入りの記録を正確に残し、決まりを守ることの大切さを学びました。一方で、デスクを離れ、現場で人や建物の安全を守る仕事に関わりたいと考えるようになりました。入社後の教育が整っている貴社で、基本から着実に身につけたいと考えています。
例文4:飲食店から交通誘導へ
飲食店のホールで3年間働き、店内の混雑を見てお客様を案内する役割を担ってきました。周りの状況を見て、次に何が起きるかを考えて動くことが得意だと感じています。交通誘導の仕事は、歩行者や車の流れを見て、安全な判断を続ける仕事だと考えています。屋外で体を動かしながら、周りの安全を守る仕事に就きたいと考え、志望しました。
例文5:ドライバーから機械警備へ
前職では配送ドライバーとして、2年間、無事故で働いてきました。時間に追われる中でも、確認を省かず安全を優先することを大切にしてきました。機械警備は、異常の知らせを受けて現場へ向かい、落ち着いて状況を確かめる仕事だと知りました。運転の経験と、安全を優先する姿勢を生かせる仕事だと考え、志望しました。
例文6:短期離職の経験がある場合
前職は1年で退職しましたが、その中で、自分は決められたことを責任を持って続ける仕事に向いていると気づきました。前職は日々の目標が大きく変わり、一つのことを確実にやり切る前に次に移ることが続いていました。警備の仕事は、決められた手順を守り、毎日の安全を積み重ねる仕事です。今回は仕事の中身を確かめたうえで応募しています。
例文の経験や数字は、必ず自分の実際の経験に置き換えてください。面接では、その場面を具体的に聞かれます。
5. 書く前に集めておく材料
| 材料 | 集め方 | 使う場所 |
|---|---|---|
| 応募先の警備の区分と現場 | 求人票、公式サイトの業務紹介 | その会社を選ぶ理由 |
| 教育と資格の支援 | 求人票、採用ページ | その会社を選ぶ理由 |
| ルールを守り続けた経験 | 前職の確認作業、安全の決まり | 続けられる根拠 |
| 人と接した経験 | 接客、受付、案内 | 施設警備の場合の根拠 |
6. 落ちる書き方5つ
| 落ちる書き方 | 何が問題か | 直し方 |
|---|---|---|
| 「楽そうだから」 | 仕事への関心が見えない | 書かない |
| 「未経験でもできるから」だけ | 警備でなくてもよいと読まれる | 警備を選ぶ理由を先に書く |
| 「座っている時間が多いと聞いた」 | 仕事の理解が浅い | 見守り続ける責任に触れる |
| 区分に触れない | どこでもよいと読まれる | 応募先の区分に合う経験を書く |
| 「人と話さなくていいから」 | 来訪者への対応ができるか心配される | 人と接する場面があると理解していると示す |
7. 書き方の手順(40分)
- 警備を選ぶ理由を1文で書く(10分)
- ルールを守り、気を抜かずに続けた経験を2〜3文で書く(15分)
- 応募先の区分と、教育や資格の支援に触れて1〜2文で書く(10分)
- 全体を300字前後に整え、声に出して読む(5分)
8. 警備の先のキャリアも一言添える
| 先の道 | 志望動機での触れ方 |
|---|---|
| 警備業務の検定資格 | 資格を取り、任される現場を広げたい |
| 隊長・現場の責任者 | 経験を積み、現場をまとめる立場を目指したい |
| 管制・教育担当 | 現場の経験を生かし、配置や教育の仕事にも関わりたい |
| 法人営業・内勤 | 現場を知る立場から、警備の提案に関わりたい |
長く働くつもりがあることは、第二新卒の志望動機で特に伝えたい点です。資格の取得に触れると、続ける意思が具体的に伝わります。
9. よくある質問
未経験・資格なしでも警備員になれますか
なれる可能性は高いです。警備会社では、入社後に法令に基づく教育を受けてから現場に出る仕組みがあります。ただし、法律で警備員になれない条件が定められているため、応募の前に募集要項で確かめてください。
志望動機に「未経験でもできる」と書いてはいけませんか
それだけを理由にするのは避けたほうが無難です。入社後の教育で基本から学びたい、という前向きな形にしたうえで、警備を選ぶ理由とルールを守り続けた経験を書いてください。
施設警備と交通誘導、どちらが向いていますか
人と接することや決まった手順の確認が得意なら施設警備、屋外で体を動かし周りを見て判断することが得意なら交通誘導が向いている傾向があります。働く環境も違うため、仕事内容を比べて選んでください。
夜勤があることは志望動機に書くべきですか
書く必要はありません。施設警備では夜勤がある職場が多いため、面接で勤務の条件として確かめてください。夜勤に問題がない場合は、面接でその旨を伝えれば十分です。
志望動機の長さはどれくらいがよいですか
履歴書なら200字から300字が目安です。警備を選ぶ理由、続けられる根拠、その会社を選ぶ理由の3つが入っていれば、長さより中身で評価されます。
体力に自信がなくても大丈夫ですか
区分によって求められる体力は違います。交通誘導は屋外で長時間立つことが多く、施設警備は巡回で歩くことが多いです。不安があれば、仕事内容を面接で具体的に確かめてください。
女性でも警備員の志望動機で不利になりませんか
不利にはなりにくいです。施設の出入り管理や、女性の対応が必要な場面で、女性の警備員が求められることもあります。志望動機で見られる点は男女で変わりません。
前職を短期間で辞めていることは不利になりますか
理由を整理して書ければ、大きな不利にはなりにくいです。前職で気づいたこと、警備を選んだ理由、長く続けられる理由をつなげて書いてください。資格の取得への関心を添えると、続ける意思が伝わります。
10. まとめ:書く前にやる3つのこと
書く前にやる3つのこと
① 求人票で、応募先の警備の区分(施設・交通誘導・機械・輸送)を確かめる
② ルールを守り、気を抜かずに続けた経験を1つ選ぶ
③ 教育と資格の支援の内容を確かめ、志望理由に一言入れる
※ 「未経験でもできる」で終わらせない。「何も起きない」を続ける責任感を示す
続けられる根拠まで書ける応募者は多くありません。警備員になるための条件や、教育・資格の制度に関する記述は一般的な整理であり、個別の判断は所管の窓口の情報や、応募先の説明で必ず確かめてください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。