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美容師の転職の志望動機|サロンを変える第二新卒の例文6パターンと落ちる書き方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月9日 読了 約13分
美容師の転職の志望動機|サロンを変える第二新卒の例文6パターンと落ちる書き方【2026年版】

美容師として1〜3年働き、別のサロンへの転職を考える第二新卒の志望動機で多いのは、「貴店のデザインが好きだから」「技術を磨きたいから」という書き方です。どちらも本当の気持ちだと思いますが、サロンの側から見ると、それだけでは「なぜ今のサロンではだめなのか」が分かりません。

サロンが確かめたいのは、今のサロンで何を身につけ、次のサロンで何を実現したいのか、そしてうちのサロンで長く続けてくれるかです。美容師は育てるのに時間がかかる仕事です。アシスタントからスタイリストになるまでの教育に、サロンは多くの時間をかけています。だからこそ、志望動機で「ここで長く働く理由」を示すことが大切です。

この記事では、サロンを変える美容師の志望動機を組み立てる3つの材料と、立場ごとの書き分け、例文6パターンを整理します。なお、美容師免許や、サロンの雇用の形に関する記述は一般的な整理であり、個別の判断は公的機関の情報や、応募先の説明で必ず確かめてください。

1. 結論:志望動機は3つの材料で組み立てる

材料書くこと例
今のサロンで身につけたこと技術、接客、お客様との関係シャンプーとカラーの技術、お客様の会話の引き出し方
次に実現したいこと深めたい技術、なりたい美容師の姿髪質に悩むお客様に寄り添うスタイリストになりたい
そのサロンを選ぶ理由デザインの方向、教育の仕組み、お客様の層デビューまでの段階が明確な教育の仕組み

2つ目と3つ目をつなげて書ける応募者は多くありません。「技術を磨きたい」を、どんな技術を、なぜそのサロンで磨きたいのかまで具体的にすると、志望動機は一気に強くなります。サロンの教育の仕組みやデザインの方向に一言触れるだけで、長く働く意思が伝わります。

2. 「デザインが好き」「技術を磨きたい」を評価される言葉に変える

ありがちな表現評価される言い換え
デザインが好き○○の再現性の高いデザインで、お客様の毎日を楽にしたい
技術を磨きたいカットの基礎を、段階のある教育で体系的に身につけたい
早くデビューしたいデビューまでの道筋が明確な環境で、着実に力をつけたい
有名店で働きたい書かない(そのサロンの技術や考え方への共感を書く)
今のサロンの練習時間が長すぎる書かない(営業時間内の教育の仕組みに共感した、と言い換える)

今のサロンへの不満は、「次に実現したいこと」に言い換えてください。「教えてもらえなかった」は「段階のある教育で体系的に学びたい」と書けば、前向きな志望動機になります。

3. 立場とサロンの種類で書き分ける

立場・サロン書くとよいこと
アシスタントとして移る教育の仕組みへの共感、今のサロンで身につけた基礎
スタイリストとして移る得意な技術、お客様との関係のつくり方、目指す美容師の姿
デザインを重視するサロンサロンのデザインの方向への共感と、自分の得意分野
地域密着のサロン長く通うお客様との関係を大切にしたい理由
多店舗展開のサロン教育の仕組み、将来の店長やトレーナーへの関心

応募するサロンの作品や口コミ、教育の仕組みを必ず確かめてから書いてください。できればお客様として施術を受けてみると、志望動機の具体性が大きく変わります。

4. 例文6パターン

例文1:アシスタントとして教育の仕組みに惹かれた場合

今のサロンでは2年間アシスタントとして、シャンプーとカラーの塗布、お客様との会話の引き出し方を身につけてきました。カットの練習も続けてきましたが、もっと段階を踏んで体系的に学びたいと考えるようになりました。貴店はデビューまでの課題が明確で、営業時間内にも練習の時間を設けていると知りました。この環境で着実にカットの技術を身につけ、長く貴店でお客様を担当したいと考えています。

例文2:デザインの方向に共感した場合

今のサロンでスタイリストとして1年間お客様を担当する中で、髪質に悩むお客様に、扱いやすく再現性の高いスタイルを提案することにやりがいを感じるようになりました。貴店の作品を見て、髪質を生かした自然なデザインを大切にしていることに強く惹かれました。実際に施術を受け、仕上がりだけでなく、自宅での扱い方まで丁寧に説明していただいたことも印象に残っています。貴店で、この考え方を深く学びたいと考えています。

例文3:地域密着のサロンに移りたい場合

今のサロンは駅前の大型店で、多くの新規のお客様を担当してきました。その中で、一人のお客様と長く関わり、季節や生活の変化に合わせてスタイルを提案する時間に最もやりがいを感じると気づきました。地域のお客様が長く通われている貴店で、お客様一人ひとりと信頼を築く美容師になりたいと考えています。

例文4:得意な技術を深めたい場合(スタイリスト)

今のサロンでスタイリストとして、カラーの施術を中心にお客様を担当してきました。白髪を目立たなくしたいというご相談が多く、明るさや色味の組み合わせを工夫してきました。貴店はカラーの技術に力を入れ、定期的に勉強会を開いていると知りました。得意なカラーの技術をさらに深め、悩みを持つお客様に寄り添える美容師になりたいと考えています。

例文5:将来の店長やトレーナーを目指す場合

今のサロンでは3年間で、アシスタントからスタイリストになるまでの過程を経験しました。その中で、後輩のシャンプーの練習を見る役割を任され、教えることのやりがいを感じるようになりました。貴店は複数の店舗を持ち、教育の担当や店長の道が明確に示されています。まずはスタイリストとして結果を出し、将来は後輩を育てる立場を目指したいと考えています。

例文6:短期間で今のサロンを辞める場合

今のサロンは1年で退職することになりますが、その中で、自分はお客様との会話からその人に合うスタイルを考える時間に最もやりがいを感じると気づきました。今のサロンでは施術の数を優先する働き方が中心で、一人のお客様とじっくり向き合う時間が取りにくいことに悩んでいました。カウンセリングの時間を大切にする貴店の考え方を、施術を受けて確かめたうえで応募しています。

例文の経験や数字は、必ず自分の実際の経験に置き換えてください。技術の段階や担当の内容も、事実どおりに書いてください。

5. 書く前に集めておく材料

材料集め方使う場所
サロンのデザインの方向作品の写真、公式サイト、予約サイトの掲載そのサロンを選ぶ理由
教育の仕組み求人票、採用ページ、面接での質問そのサロンを選ぶ理由
お客様の層と雰囲気お客様として施術を受ける、口コミそのサロンを選ぶ理由
今のサロンで身につけたこと担当した施術、練習の記録身につけたこと

6. 落ちる書き方5つ

落ちる書き方何が問題か直し方
「デザインが好きだから」だけお客様としての理由にとどまるなりたい美容師の姿とつなげる
今のサロンの悪口を書く同じ理由で辞めると心配される次に実現したいことに言い換える
「早くデビューしたい」だけ近道を探している印象着実に力をつけたい理由を書く
どのサロンにも当てはまるそのサロンを選ぶ理由がない作品や教育の仕組みに触れる
「将来は独立したい」が中心すぐ辞めると受け取られるまずそのサロンで結果を出すと書く

7. 書き方の手順(40分+施術体験)

  1. 可能であれば、お客様として施術を受け、印象に残ったことをメモする
  2. 今のサロンで身につけたことを2〜3文で書く(15分)
  3. 次に実現したいことを1〜2文で書く(10分)
  4. 作品や教育の仕組み、施術で感じたことに触れて、そのサロンを選ぶ理由を書く(10分)
  5. 全体を300字前後に整え、声に出して読む(5分)

8. 今のサロンを辞める理由との関係

志望動機と辞める理由は、表と裏の関係です。面接では両方を聞かれるため、つながりを持たせておくと一貫した印象になります。

辞める本当の理由志望動機での言い換え
教えてもらえなかった段階のある教育で、体系的に技術を学びたい
練習が営業後で長すぎた営業時間内の教育の仕組みがある環境で、着実に力をつけたい
施術の数ばかり求められた一人のお客様とじっくり向き合う美容師になりたい
デザインの方向が合わなかった○○のデザインを深めたい

9. よくある質問

アシスタントのまま転職しても大丈夫ですか

大丈夫です。アシスタントの段階での転職も珍しくありません。ただし、移った先のサロンでデビューまでの課題をやり直すことになる場合もあるため、教育の仕組みと、今の技術がどう扱われるかを面接で確かめてください。

今のサロンの不満は志望動機に書いてもよいですか

そのまま書くのは避けてください。「次に実現したいこと」に言い換えると、前向きな志望動機になります。面接で辞める理由を聞かれた場合も、同じ考え方で答えると一貫した印象になります。

お客様として施術を受けてから応募したほうがよいですか

できれば受けてください。サロンの雰囲気や接客、技術を自分で確かめられるうえ、志望動機の具体的な材料にもなります。面接で「施術を受けたことはありますか」と聞かれることもあります。

志望動機の長さはどれくらいがよいですか

履歴書なら200字から300字が目安です。今のサロンで身につけたこと、次に実現したいこと、そのサロンを選ぶ理由の3つが入っていれば、長さより中身で評価されます。

「将来独立したい」は書いてはいけませんか

書くこと自体は問題ありませんが、中心に置くのは避けたほうが無難です。まずそのサロンで結果を出し、技術を身につけたいことを先に書いてください。育てる側の立場に配慮した書き方が大切です。

美容師以外の仕事も考えている場合はどうすればよいですか

美容師以外の仕事への転職も選択肢の一つです。美容師の経験は、美容業界の他の職種や、接客を生かす仕事でも評価されます。迷っている場合は、両方の道を比べてから決めると後悔が少なくなります。

業務委託のサロンと雇用のサロン、どちらがよいですか

働き方や収入の仕組みが大きく違います。業務委託は自由度が高い一方、保険や税金の手続きを自分で行う必要があることが多いです。第二新卒の段階では、教育の仕組みがあるかどうかも含めて比べてください。

経験年数が短いことは不利になりますか

大きな不利にはなりにくいです。第二新卒の美容師は、経験の長さより、技術への姿勢と長く働く意思が見られています。短い期間でも、身につけたことを具体的に書いてください。

10. まとめ:書く前にやる3つのこと

書く前にやる3つのこと

① 応募するサロンの作品と教育の仕組みを確かめ、可能なら施術を受ける

② 今のサロンで身につけたことと、次に実現したいことを1つずつ書き出す

③ 今のサロンを辞める理由を、次に実現したいことに言い換える

※ 「デザインが好き」で終わらせない。そのサロンで長く働く理由を入れる

そのサロンで長く働く理由まで書ける美容師は多くありません。美容師免許や、サロンの雇用の形に関する記述は一般的な整理であり、個別の判断は公的機関の情報や、応募先の説明で必ず確かめてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。