退職時のお菓子は必要か|第二新卒が迷わない選び方・数・渡し方の目安【2026年版】
退職の日が近づくと、職場にお菓子を配ったほうがよいのかと迷う人は多いはずです。周りの人が配っていたので自分も配るべきか、短い在籍でも必要なのか、どんなものを選べばよいのか、判断がつきにくいからです。
退職時のお菓子は、決まりではなく、お世話になった気持ちを伝えるための習慣です。配らなくても問題はありませんが、職場で配る習慣がある場合は、それに合わせておくと最後の印象が穏やかになります。
この記事では、必要かどうかの判断、選び方、数と予算の目安、渡し方、添えるメッセージの例を整理します。
1. 結論:職場の習慣に合わせ、個包装で人数より多めに
| 判断すること | 目安 |
|---|---|
| 配るかどうか | これまで退職した人が配っていたなら、合わせて配る |
| 選び方 | 個包装で、日持ちして、配りやすいもの |
| 数 | 部署の人数より1〜2割多め |
| 予算 | 部署の規模に合わせて、無理のない範囲で |
| 渡すタイミング | 最終出社日の挨拶のとき |
迷ったら、これまで退職した人がどうしていたかを思い出してください。その職場の習慣に合わせるのが、一番自然な選び方です。
2. 配るかどうかの判断
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| これまで退職した人が配っていた | 配るのが無難 |
| 職場で配る習慣がない | 配らなくても問題ない |
| 在籍が短い | 習慣があれば、小さめのものを配る |
| テレワークが中心 | 配らないか、出社する日に置いておく |
| 退職の経緯が気まずい | 無理に配る必要はない |
お菓子を配らないことで、評価が下がることはほとんどありません。気持ちを伝える方法は、挨拶やメッセージでも十分です。無理をしない範囲で判断してください。
3. 選び方の5つの条件
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| 個包装 | 一人ずつ配りやすく、机に置いておける |
| 日持ちする | 休みの人や外出中の人にも渡せる |
| 常温で保管できる | 冷蔵庫に入れる手間がかからない |
| 手が汚れにくい | 仕事の合間に食べやすい |
| 好みが分かれにくい | 多くの人に受け取ってもらいやすい |
焼き菓子(クッキー、フィナンシェ、マドレーヌなど)や、おせんべいは、この条件に合うものが多いです。地元の名物のお菓子を選ぶと、話のきっかけにもなります。
4. 数と予算の目安
| 部署の規模 | 数の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 10名ほど | 12〜15個入り | 一箱で足りる |
| 20〜30名ほど | 24〜36個入り | 大きめの箱か、二箱に分ける |
| 部署が複数 | 部署ごとに一箱ずつ | 関わりの深い部署を中心に |
数は、人数より1〜2割多めにしておくと安心です。他の部署の人が立ち寄ったり、数え間違えたりしても足ります。
予算は、部署の規模や地域、職場の習慣によって変わります。高すぎるものは、受け取る側が気をつかうことがあるので、無理のない範囲で選んでください。
5. 渡すタイミングと渡し方
| タイミング | 渡し方 |
|---|---|
| 最終出社日の朝や昼 | 挨拶をしながら、一人ずつ手渡す |
| 最終出社日の終業前 | 部署の挨拶の後、まとめて置いておく |
| 人数が多い場合 | 休憩スペースなどに、メッセージを添えて置く |
| 休みの人がいる場合 | 机の上に、一言メモを添えて置く |
一番丁寧なのは、挨拶をしながら一人ずつ手渡す方法です。ただし、職場が忙しい場合は、休憩スペースに置いておくほうが相手の負担になりません。
6. 添えるメッセージの例文
※以下の例文は、職場に合わせて言葉を変えて使ってください。
6-1. まとめて置くときのメモ
〇〇部の皆さまへ
本日で退職いたします。短い間でしたが、大変お世話になりました。
ささやかですが、皆さまで召し上がってください。
6-2. 休みの人の机に置くメモ
〇〇さん
本日で退職することになりました。直接ご挨拶できず申し訳ありません。
これまでありがとうございました。
6-3. 手渡すときの言葉
本日で最後になります。これまで本当にお世話になりました。よろしければ召し上がってください。
メッセージは短くて構いません。長い文章より、感謝の一言のほうが、気持ちがまっすぐ伝わります。
7. 取引先への品物
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 後任と一緒に挨拶に伺う | 品物より、後任の紹介と引き継ぎの説明を優先する |
| 特にお世話になった取引先 | 会社の決まりを確かめたうえで、小さな品物を持参する |
| 会社に贈り物の決まりがある | 決まりに従う(個人での贈り物を禁じている会社もある) |
取引先への品物は、会社の決まりを先に確かめてください。取引先との贈り物のやりとりに決まりを設けている会社もあります。迷った場合は、上司に相談するのが確実です。
8. 避けたい選び方5つ
| 避けたい選び方 | 理由 | 代わりに選ぶもの |
|---|---|---|
| 切り分けが必要なケーキなど | 配る手間がかかる | 個包装の焼き菓子 |
| 冷蔵が必要なもの | 保管場所に困る | 常温で保管できるもの |
| 日持ちしない生菓子 | 休みの人に渡せない | 日持ちするもの |
| においの強いもの | 職場で食べにくい | 香りの穏やかなもの |
| 高価すぎるもの | 受け取る側が気をつかう | 無理のない価格のもの |
アレルギーのある人がいる職場では、原材料の表示があるものを選ぶと安心です。表示を見て、食べられるかを自分で判断してもらえます。
準備のスケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 最終出社日の1〜2週間前 | 職場の習慣を確かめ、配るかどうかを決める |
| 1週間前 | 部署の人数を数え、お菓子を選ぶ(通販の場合は注文する) |
| 前日 | 受け取り、メモを用意する |
| 当日 | 挨拶をしながら渡すか、休憩スペースに置く |
通販で注文する場合は、届くまでの日数に余裕をもってください。最終出社日に間に合わないと、渡す機会がなくなってしまいます。お店で買う場合は、前日に用意すると日持ちの心配も少なくなります。
準備の前に確かめる5つの点
- これまで退職した人が、お菓子を配っていたか。
- 部署の人数と、休みの人の数。
- 個包装で、日持ちするものか。
- 取引先への品物について、会社の決まりがあるか。
- 最終出社日の予定(挨拶の時間があるか)。
9. よくある質問
お菓子を配らないと失礼になりますか
失礼になることはほとんどありません。職場で配る習慣がなければ、配らなくても問題ありません。挨拶で感謝を伝えることのほうが大切です。
在籍が短くても配ったほうがよいですか
職場に配る習慣があれば、小さめのものを配ると無難です。在籍の長さより、職場の習慣に合わせることを優先してください。
有給消化で最終出社日が早まる場合は
最終出社日に配れば十分です。退職日まで出社しない場合も、最終出社日の挨拶のときに渡してください。
テレワークで出社しない場合は
無理に配る必要はありません。最後に出社する日があれば、その日に置いておくか、オンラインでの挨拶で感謝を伝えてください。
手作りのお菓子でもよいですか
職場では、市販の個包装のものを選ぶのが無難です。手作りのものは、受け取る側が気をつかうことがあります。
部署以外の人にも配るべきですか
特にお世話になった人がいれば、別に用意して手渡しても構いません。全員に配る必要はありません。
お菓子と一緒に手紙を渡したほうがよいですか
特にお世話になった上司や先輩には、短い手紙を添えると気持ちが伝わります。全員に書く必要はありません。
退職の経緯が気まずい場合はどうすればよいですか
無理に配る必要はありません。最低限の挨拶をして、引き継ぎをきちんと終えることを優先してください。
10. まとめ:前日にやる3つのこと
前日にやる3つのこと
① これまで退職した人がどうしていたかを思い出し、配るかを決める
② 個包装・日持ち・常温保存の条件で、人数より多めに用意する
③ まとめて置く場合のメモを一枚書いておく
※ 取引先への品物は、会社の決まりを先に確かめる
退職時のお菓子は、決まりではなく、気持ちを伝えるための習慣です。職場の習慣に合わせ、相手の負担にならないものを選べば、最後の印象を穏やかに整えられます。
この先、読むべき記事
- 退職の挨拶|第二新卒の社内・社外への伝え方と例文全文(挨拶の伝え方)
- 最終出社日にやること|第二新卒が返すもの・受け取るものの全リスト(最終出社日の準備)
- 取引先の引き継ぎ|後任への渡し方と挨拶の順番(取引先への挨拶)
- 退職を伝えた後の過ごし方|最終出社までの1〜2か月(伝えた後の過ごし方)
- 退職時に返すものと受け取るもの|最終出社日までのチェックリスト(返すもの・受け取るもの)
- 退職の流れ|第二新卒が伝えるところから入社日までにやること全部(退職の全体の流れ)
- 退職の進め方まとめ|第二新卒が決める・伝える・引き継ぐ・手続きで迷ったら読む56記事
- 送別会の挨拶と過ごし方|第二新卒が退職前に気持ちよく締める例文と断り方
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。