書類選考に落ち続けるとき|第二新卒が原因を4つに切り分けて直す手順【2026年版】
応募しても応募しても、書類選考の結果が「見送り」ばかりだと、自分の経歴に問題があるのではと不安になる人が多いはずです。何を直せばよいか分からないまま、職務経歴書の言い回しだけを変えて応募を続けてしまうこともあります。
書類選考で落ちる原因は、大きく4つの種類に分けられます。応募先の選び方、書類の中身、書類の形、応募の仕方です。どこに原因があるかを切り分けてから直すと、同じ手間でも通過しやすくなります。
この記事では、落ちる原因の4つの種類と、それぞれの見直し方、応募の記録のつけ方を整理します。
1. 結論:原因を4つに切り分け、一つずつ直す
| 原因の種類 | よくある状態 | 見直すこと |
|---|---|---|
| 応募先の選び方 | 求められる経験と合っていない求人が多い | 求人票の必須条件と、自分の経験の重なり |
| 書類の中身 | 何ができる人かが伝わらない | 職務要約、実績、応募先との接点 |
| 書類の形 | 読みにくい、誤字がある、分量が多すぎる | レイアウト、枚数、誤字脱字 |
| 応募の仕方 | 応募のタイミング、送り方に問題がある | 応募の時期、送付のメール、ファイル名 |
一度に全部を直そうとしないことが大切です。一つ直して数社に応募し、結果を見てから次を直すと、何が効いたかが分かります。
2. 落ち続けているかの目安
| 考え方 | 内容 |
|---|---|
| 何社で判断するか | 5社ほどの結果では判断しにくい。10社ほどの結果を見て傾向をつかむ |
| 応募先の種類で分ける | 同じ職種・同じ業界でまとめて結果を見る |
| 人気の求人を分けて見る | 応募が集まりやすい大手や人気職種は、通過しにくいことがある |
書類選考の通過の割合は、職種や業界、求人の人気によって大きく変わります。一般的な目安の数字にこだわるより、自分の応募の中で、どの種類の求人が通りやすいかを見るほうが役に立ちます。
3. 原因①:応募先の選び方
| 確かめること | 見直し方 |
|---|---|
| 必須条件を満たしているか | 求人票の「必須」の欄を、一つずつ自分の経験と照らし合わせる |
| 年齢や経験年数の幅 | 「経験3年以上」などの条件と、自分の経験年数を比べる |
| 未経験歓迎かどうか | 未経験の職種に応募するなら、「未経験歓迎」と書かれた求人を中心にする |
| 応募が集まりやすい求人ばかりか | 大手や人気職種だけでなく、中小企業や近い職種も入れる |
必須条件を満たしていない求人は、書類の中身がどれだけ良くても通りにくくなります。まずは、必須条件の半分以上を満たす求人を中心に応募してみてください。
4. 原因②:書類の中身
| 確かめること | 見直し方 |
|---|---|
| 職務要約で何ができる人か分かるか | 最初の3行で、職種・期間・一番の実績を書く |
| 実績に比べる基準があるか | 数字に、目標や前年、平均との比べを添える |
| 応募先との接点があるか | 応募先の仕事に近い経験を、厚く書く |
| 応募先ごとに直しているか | 自己PRの最後の一文と、職務要約を応募先に合わせる |
書類の中身で一番差がつくのは、職務要約です。採用担当は多くの書類を読むので、最初の3行で何ができる人か分からないと、その先を読んでもらえないことがあります。
5. 原因③:書類の形
| 確かめること | 見直し方 |
|---|---|
| 枚数 | 職務経歴書は2枚ほどに収める |
| 読みやすさ | 見出し、箇条書き、余白を整える |
| 誤字脱字 | 声に出して読む、印刷して読む |
| 表記のそろい | 西暦・和暦、数字の書き方をそろえる |
| ファイルの形式 | 指定がなければPDFで送る |
誤字脱字は、自分では気づきにくいものです。時間を置いて読み返すか、家族や友人に読んでもらうと見つかりやすくなります。
6. 原因④:応募の仕方
| 確かめること | 見直し方 |
|---|---|
| 応募の時期 | 求人が出てから日が経つと、すでに候補者が決まっていることがある。新しい求人は早めに応募する |
| 送付のメール | 件名と本文で、応募の職種と名前が分かるようにする |
| ファイル名 | 「職務経歴書_氏名」など、中身が分かる名前にする |
| 応募の経路 | 転職サイトだけでなく、転職エージェントや会社の採用ページからの応募も試す |
転職エージェント経由の応募では、推薦文が添えられることがあります。書類が通らない場合は、担当者に書類の見直しを頼んだり、推薦の仕方を相談したりするのも一つの方法です。
7. 10社分の記録のつけ方
原因を切り分けるには、応募の記録をつけるのが一番の近道です。
| 記録する項目 | 例 |
|---|---|
| 応募日 | 10月5日 |
| 会社の種類 | 中小のメーカー(従業員約100名) |
| 職種 | 法人営業 |
| 必須条件をいくつ満たしたか | 3つ中2つ |
| 応募の経路 | 転職エージェント |
| 結果 | 通過/見送り |
| その時の書類の版 | 職務経歴書 第2版 |
10社分の記録がたまったら、通過したものと見送りになったものを比べてください。通過したのが中小企業ばかりなら応募先の選び方、必須条件を満たしていても落ちるなら書類の中身、というように、原因が見えてきます。
8. 避けたい直し方5つ
| 避けたい直し方 | 何が問題か | 直し方 |
|---|---|---|
| 言い回しだけを変え続ける | 原因が応募先の選び方なら効果がない | 原因を切り分けてから直す |
| 一度に全部を直す | 何が効いたか分からない | 一つずつ直して結果を見る |
| 実績を大きく書く | 経歴詐称になるおそれがある | 比べる基準を添えて伝わり方を変える |
| 応募の数だけを増やす | 同じ原因で落ち続ける | 記録をつけて傾向を見る |
| 落ちた理由を一人で決めつける | 本当の原因を見落とす | エージェントや第三者に書類を見てもらう |
見直す前に確かめる5つの点
- 10社ほどの結果を見て判断しているか。
- 必須条件の半分以上を満たす求人に応募しているか。
- 職務要約で、何ができる人かが分かるか。
- 誤字脱字や表記のそろいを確かめたか。
- 応募の記録をつけているか。
9. よくある質問
書類選考の結果の理由は教えてもらえますか
多くの場合、理由は教えてもらえません。転職エージェント経由の応募であれば、担当者が理由を聞いてくれることもあります。
何社落ちたら書類を直すべきですか
5社ほどでは判断しにくいので、10社ほどの結果を見てから傾向をつかむのがおすすめです。ただし、誤字脱字など明らかな問題に気づいた場合は、すぐに直してください。
第二新卒だと書類選考に通りにくいですか
第二新卒を歓迎する求人も多くあります。経験年数を条件にした求人ばかりに応募していないか、まず応募先の選び方を見直してください。
在籍が短いことが原因でしょうか
原因の一つになることはありますが、それだけで落ちるとは限りません。短い期間で取り組んだことを具体的に書き、応募先の選び方も見直してください。
応募先ごとに書類を直したほうがよいですか
職務要約と、自己PRの最後の一文は、応募先ごとに直すのがおすすめです。全部を書き直す必要はありません。
転職エージェントに書類を見てもらうべきですか
自分では気づきにくい点を見つけてもらえることがあります。担当者に、どこを直すとよいかを具体的に聞いてみてください。
書類は通るのに面接で落ちる場合は
書類の問題ではなく、面接の準備の問題であることが多いです。面接の質問ごとの答え方を見直してください。
応募の数を増やせば通るようになりますか
数を増やすことで通過する社数は増えるかもしれませんが、原因が同じなら落ちる割合は変わりません。記録をつけて原因を切り分けてから、応募を続けてください。
10. まとめ:今夜やる3つのこと
今夜やる3つのこと
① これまでの応募を、表にして記録する
② 通過と見送りを比べて、4つの原因のどれに当たるかを考える
③ 一番当てはまりそうな原因を一つだけ直して、次の応募をする
※ 実績を大きく書いて通そうとしない
書類選考で落ち続けるときは、言い回しより先に、原因を切り分けることが大切です。記録をつけて傾向を見れば、どこを直せばよいかが見えてきます。
この先、読むべき記事
- 応募書類の提出前チェック|第二新卒が誤字より先に直す5つのこと(提出前の確認)
- 職務要約の書き方|第二新卒が最初の3行で読ませる型と例文8パターン(最初の3行)
- 職務経歴書を応募先ごとに直す|変える3か所と変えない部分(応募先ごとの直し方)
- 書類が通らないときエージェントに頼むこと|聞き方と依頼の順番(エージェントへの相談)
- 職務経歴書の実績の書き方|第二新卒が数字を「比べて」伝える型と記入例(実績の書き方)
- 第二新卒の職務経歴書テンプレ|書類通過率を上げる10の改善ポイント(職務経歴書の基本)
- 応募書類の書き方まとめ|第二新卒が職務経歴書と履歴書で迷ったら読む57記事
- 転職エージェントに選考結果の理由を聞く方法|第二新卒が次の面接に生かす聞き方
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。