職務経歴書の担当業務の書き方|第二新卒が箇条書きで仕事の中身を伝える型と記入例【2026年版】
職務経歴書の中で、一番多くの行を使うのが担当業務(職務内容)の欄です。毎日している仕事を書くだけなのに、いざ書こうとすると、何をどこまで書けばよいか迷う人は多いはずです。
担当業務の欄で採用担当が知りたいのは、あなたが入社したら、どんな仕事をどのくらいの量でこなせるかです。業務の名前を並べるだけでなく、相手と量を添えることで、仕事の中身が具体的に伝わります。
この記事では、採用担当が担当業務で確かめる3つの点と、箇条書きの型、業務の並べ方、職種別の記入例を整理します。
1. 結論:「概要の一文+箇条書き(業務・相手・量)」で書く
| 要素 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 概要の一文 | どの立場で、何を担当していたか | 法人営業として、事務用品の取引先15社を担当 |
| 業務 | 具体的な作業の名前 | 既存先への定期訪問 |
| 相手 | 誰に向けた仕事か | 中小企業の総務担当者 |
| 量 | 件数、頻度、規模 | 月2回ほど |
概要の一文があると、その下の箇条書きが読みやすくなります。読み手は、まず全体像をつかんでから細かい業務を読むからです。
2. 採用担当が確かめる3つの点
| 確かめる点 | 書類で示すこと |
|---|---|
| 何ができるか | 一人で担当できる業務の種類 |
| どのくらいの量か | 件数、頻度、担当の数 |
| 応募先の仕事に近いか | 応募先の仕事と重なる業務 |
3つ目のために、業務の並べ方を応募先ごとに変えるのも効果的です。応募先の仕事に近い業務を一番上に置くと、読み手の目に早く留まります。
3. 箇条書きの型
法人営業として、事務用品の取引先15社(中小企業の総務担当者)を担当
・既存先への定期訪問(月2回ほど)、新商品の提案
・見積書と提案資料の作成(月約20件)
・新規の電話(1日約30件)、資料の送付
・納期の確認と、配送部門との調整
| 型のポイント | 理由 |
|---|---|
| 一行に一つの業務 | 読み手が一つずつ確かめやすい |
| 量はかっこで添える | 業務の名前と量が分かれて読みやすい |
| 4〜6行にまとめる | 多すぎると一番の業務が分からなくなる |
| 言い切りの形で書く | 「〜を担当」「〜の作成」で短くまとまる |
4. 業務の並べ方
| 並べ方 | 向いている場合 |
|---|---|
| 応募先の仕事に近い順 | 応募先がはっきりしている場合(基本の並べ方) |
| 時間を多く使っていた順 | 仕事の中心が何かを伝えたい場合 |
| 仕事の流れの順 | 受注から納品までなど、流れで見せたい場合 |
迷ったら、応募先の仕事に近い順に並べてください。求人票の「仕事内容」に書かれている業務と重なるものを、上に持ってきます。
5. 職種別の記入例
※以下の記入例はすべて架空の設定です。自分の経験に置き換えて使ってください。
5-1. 営業事務
営業事務として、営業担当5名の補助を担当
・受注データの入力(1日約30件)
・見積書と請求書の作成、発送
・取引先からの電話とメールの対応(1日約20件)
・納期の確認と、倉庫との調整
5-2. 販売
衣料品店の販売スタッフとして、接客と売り場の管理を担当
・接客とレジ(1日約50名のお客様)
・売り場の陳列替え(週1回)、在庫の確認
・アルバイト3名のシフト作成
・売上の集計と、店長への日報の提出
5-3. コールセンター
通信サービスの問い合わせ窓口として、個人のお客様の電話対応を担当
・料金・契約内容に関する問い合わせ対応(1日約40件)
・対応記録の入力と、専門部署への引き継ぎ
・新人2名の相談役
5-4. 工場・製造
自動車部品の工場で、組み立てと検品を担当
・部品の組み立て(担当2工程、1日約300個)
・完成品の検品と、不良品の記録
・作業前の点検と、作業日報の記入
5-5. 介護
特別養護老人ホームで、入居者の方の生活の支援を担当
・食事・入浴・排せつの介助(担当フロア20名)
・日々の記録の入力と、申し送り
・ご家族への様子の報告(月1回ほど)
どの例も、概要の一文と、量を添えた箇条書きで書いています。相手と量が分かるだけで、仕事の規模がはっきり伝わります。
6. 担当業務と実績の書き分け
| 担当業務 | 実績 |
|---|---|
| 毎日・毎月している仕事 | その仕事で出した成果 |
| 何をしていたか | どのくらいの結果が出たか |
| 量はかっこで添える | 比べる基準を添える |
| 例:見積書の作成(月約20件) | 例:新規契約 年間48件(達成率120%) |
担当業務の欄に実績を混ぜると、どちらも読みにくくなります。担当業務の下に「【実績】」の見出しを立てて分けて書いてください。
7. 避けたい書き方5つ
| 避けたい書き方 | 何が問題か | 直し方 |
|---|---|---|
| 「営業業務全般」の一行だけ | 何をしていたか分からない | 具体的な業務を並べる |
| 業務を10行以上並べる | 一番の業務が分からない | 4〜6行にまとめる |
| 量が書かれていない | 仕事の規模が分からない | 件数や頻度をかっこで添える |
| 社内の呼び名をそのまま書く | 外の人に伝わらない | 一般的な言葉に言い換える |
| 文章で長く書く | 読むのに時間がかかる | 箇条書きにする |
8. 書く手順(20分)
- 1週間の仕事を、思い出せるだけ書き出す(5分)
- 似た業務をまとめ、4〜6つに絞る(5分)
- それぞれに、相手と量を添える(5分)
- 応募先の仕事に近い順に並べ、概要の一文を書く(5分)
提出前に見直す5つの点
- 概要の一文で、立場と担当が分かるか。
- 業務が、具体的な作業の名前で書かれているか。
- 量が、かっこで添えられているか。
- 応募先の仕事に近い業務が上にあるか。
- 実績と担当業務が分けて書かれているか。
書き直しの例
| 書き直す前 | 書き直した後 |
|---|---|
| 営業業務全般 | 新規の電話(1日約30件)、既存先への定期訪問(月2回ほど)、見積書の作成(月約20件) |
| 事務作業 | 受注データの入力(1日約30件)、請求書の発行、電話とメールの対応 |
| 接客販売 | 接客とレジ(1日約50名)、売り場の陳列替え(週1回)、在庫の確認 |
| 製造業務 | 部品の組み立て(担当2工程、1日約300個)、完成品の検品 |
| 介護業務 | 食事・入浴の介助(担当フロア20名)、記録の入力と申し送り |
書き直す前の言葉は、仕事の種類を表しているだけです。書き直した後のように、具体的な作業と量を並べると、入社後にどのくらいの仕事を任せられるかを、読み手が想像できるようになります。自分の職務経歴書の担当業務の欄を、この形に直してみてください。
9. よくある質問
担当業務は何行くらい書けばよいですか
一つの会社や部署につき、4〜6行が目安です。多すぎると、一番の業務が分からなくなります。
雑用のような仕事も書いたほうがよいですか
応募先の仕事に関係するものであれば書いて構いません。電話の取り次ぎや備品の管理なども、事務職の応募では評価されることがあります。
量がはっきり分からない場合は
「約」「ほど」をつけて、おおよその量を書いてください。確かめられる範囲にとどめることが大切です。
社内の用語はどう書けばよいですか
社外の人にも分かる言葉に言い換えてください。どうしても必要な場合は、かっこで補足を添えます。
時期によって担当業務が変わった場合は
時期ごとに分けて書いてください。「2023年4月〜2024年3月」「2024年4月〜現在」のように期間を添えると、仕事の変化が伝わります。
文章で書くのと箇条書き、どちらがよいですか
担当業務は箇条書きが読みやすくなります。概要の一文だけを文章にし、細かい業務は箇条書きにする形がおすすめです。
応募先ごとに並べ方を変えるべきですか
変えるのがおすすめです。応募先の仕事に近い業務を上に置くだけで、読み手の目に早く留まります。
担当業務が少なく、行が埋まりません
業務を細かく分けて書いてください。「営業」を「新規の電話」「資料の送付」「先輩の商談への同行」のように分けると、行が増え、仕事の中身も伝わります。
10. まとめ:今夜やる3つのこと
今夜やる3つのこと
① 1週間の仕事を書き出し、4〜6つに絞る
② それぞれに相手と量を添える
③ 応募先の仕事に近い順に並べ、概要の一文を書く
※ 実績は担当業務と分けて書く
担当業務の欄は、業務の名前に相手と量を添えるだけで、仕事の中身が具体的に伝わります。応募先の仕事に近い順に並べて、読み手の目に早く留まる書類にしてください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。