保険代理店へ転職する|第二新卒が保険会社との違い・資格・給与の仕組みを確かめる手順【2026年版】
保険代理店は、保険会社に代わって、お客様に保険を案内し、契約の手続きをする会社です。街の保険の相談窓口や、自動車の販売店に併設された窓口、企業向けに保険を扱う会社など、形はさまざまです。
保険の仕事に興味はあるけれど、保険会社と代理店の違いが分からない、資格がないと入れないのでは、と迷う第二新卒も多いはずです。実際には、入社後に必要な資格を取る前提で、未経験から採用する代理店も多くあります。
この記事では、保険会社との違い、代理店の種類、資格と給与の仕組み、確認する7項目を整理します。保険の販売には法律の定めがあり、資格や制度は変わることがあるため、最新の情報は応募先と公的な機関の案内で確認してください。
1. 結論:押さえるべきは3点
| 押さえること | 内容 |
|---|---|
| 代理店の種類 | 複数の保険会社の商品を扱うか、一社だけか、来店型か訪問型か |
| 必要な資格 | 保険を販売するには、決められた試験に合格し、登録が必要 |
| 給与の仕組み | 固定給が中心か、契約の件数に応じた歩合があるか |
同じ保険代理店でも、種類によって働き方が大きく違います。来店型の窓口と、企業を訪問する代理店では、仕事の進め方も、求められる力も変わります。
2. 保険会社との違い
| 項目 | 保険会社 | 保険代理店 |
|---|---|---|
| 役割 | 保険の商品を作り、保険金を支払う | お客様に商品を案内し、契約の手続きをする |
| 扱う商品 | 自社の商品 | 代理店によって、一社または複数の会社の商品 |
| お客様との関わり | 代理店を通じて関わることが多い | お客様と直接話し、長く関わる |
| 会社の規模 | 大きな会社が多い | 小さな会社から大きな会社まで様々 |
3. 代理店の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 乗合代理店 | 複数の保険会社の商品を扱い、比べて案内する |
| 専属代理店 | 一社の保険会社の商品だけを扱う |
| 来店型の窓口 | お店に来たお客様の相談に応じる |
| 訪問型 | お客様の家や会社を訪ねて案内する |
| 企業向け | 会社の火災保険や賠償の保険などを扱う |
| 他の事業に併設 | 自動車の販売店や不動産会社が、保険も扱う |
来店型の窓口は、お客様から相談に来るので、飛び込みの営業が少ないのが特徴です。接客の経験を生かしたい人に向いていることが多い形です。
4. 仕事の中身
| 仕事 | 内容 |
|---|---|
| 相談・提案 | お客様の暮らしや家族の状況を聞き、合う保険を案内する |
| 契約の手続き | 申込書の作成、必要な書類の確認 |
| 契約後のフォロー | 住所の変更や、契約の見直しの相談に応じる |
| 保険金の請求の手伝い | 事故や病気のときに、請求の手続きを手伝う |
| 事務 | 契約の管理、保険会社とのやりとり |
契約の後も、お客様と長く関わるのが保険代理店の仕事の特徴です。事故や病気のときに頼られる存在になることで、信頼が積み上がります。
5. 資格と会社の支援
| 項目 | 一般的な内容 |
|---|---|
| 必要な資格 | 生命保険・損害保険それぞれの、業界団体が行う試験に合格し、登録を受ける |
| 取得の時期 | 入社後に研修を受けてから受験することが多い |
| 会社の支援 | 受験の費用や、勉強の時間を会社が支援することが多い |
| 事務職 | 販売をしない事務職では、資格が求められないこともある |
資格を持っていなくても、入社後に取得する前提で応募できる求人が多くあります。取得までの研修の内容と、合格できなかった場合の扱いを確かめておくと安心です。
保険の販売に必要な資格や登録の制度は、法律や業界の決まりで定められており、変わることがあります。この記事の説明は一般的な整理であり、最新の制度は業界団体や公的な機関の案内、応募先の説明で確認してください。
6. 給与の仕組み
| 給与の形 | 内容 |
|---|---|
| 固定給が中心 | 来店型の窓口や事務職に多い |
| 固定給+歩合 | 契約の件数や金額に応じた手当がつく |
| 歩合が中心 | 契約の成果によって給与が大きく変わる |
歩合の割合が大きいほど、給与が安定しにくくなります。求人票の「年収〇〇万円可能」は、成果を上げた人の例であることがあるので、入社直後の目安を面接で聞いてください。
7. 確認する7項目
- 代理店の種類(乗合・専属、来店型・訪問型、個人向け・企業向け)。
- 資格の取得の支援と、取得までの研修の内容。
- 給与の形(固定給と歩合の割合)。
- お客様をどう集めているか(来店、紹介、訪問)。
- 契約の件数の目標の決まり方。
- 土日の勤務の有無(来店型の窓口は土日に営業することが多い)。
- 入社後の教え方(先輩との同行など)。
応募前に見直す5つの点
- 保険会社と代理店の違いを説明できるか。
- 応募する代理店の種類を確かめたか。
- 資格の取得の流れと、会社の支援を確かめたか。
- 給与の形と、入社直後の目安を確かめたか。
- 前職の経験が、どの場面で生かせるかを一文で言えるか。
8. 面接で聞かれることと答え方
| 聞かれること | 答え方 |
|---|---|
| なぜ保険代理店なのか | お客様と長く関わる仕事への関心を、前職の経験と合わせて話す |
| なぜ保険会社ではなく代理店なのか | お客様に直接、複数の選択肢を案内したい理由を話す |
| 資格の勉強はできますか | 勉強の計画と、これまでの勉強の経験を話す |
| 数字の目標は大丈夫か | 前職で目標に向けて工夫した経験を話す |
(例・架空)前職の携帯ショップで、お客様の使い方を聞いて料金の仕組みを案内する仕事をしてきました。お客様から「分かりやすかった」と言われることにやりがいを感じ、暮らしに関わる大切な選択を手伝う仕事に関わりたいと考えるようになりました。複数の保険会社の商品を比べて案内できる貴社で、お客様に合う選択肢を一緒に考えたいと思っています。
よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 資格がないと応募できない | 入社後に取得する前提の求人が多い |
| 知り合いに勧める仕事だ | 来店型や紹介の仕組みがある会社も多い |
| 保険会社と同じ仕事だ | 代理店はお客様に案内し、契約の手続きをする役割 |
| 給与は必ず不安定だ | 固定給が中心の会社もあり、給与の形は会社で違う |
保険代理店は、会社によって働き方の差が大きい業界です。いくつかの会社の説明を聞いて比べると、自分に合う形が見えてきます。
9. よくある質問
資格がなくても保険代理店に入れますか
入社後に資格を取る前提で採用する代理店が多くあります。取得までの研修と、会社の支援を確かめてください。
保険会社と代理店、どちらがよいですか
保険の商品づくりや大きな組織で働きたいなら保険会社、お客様と直接長く関わりたいなら代理店が向いていることが多いです。
ノルマは厳しいですか
代理店の種類や会社によって違います。契約の件数の目標の決まり方と、達成できなかった場合の扱いを、面接で確かめてください。
知り合いに保険を勧めないといけませんか
会社によって違います。来店型の窓口や紹介の仕組みがある会社では、知り合いに頼らずにお客様と出会えることが多いです。面接で、お客様の集め方を確かめてください。
土日は休めますか
来店型の窓口は、土日に相談が多いため、土日に勤務することが多いです。平日に休みを取る形になることを確かめておいてください。
事務職の求人もありますか
あります。契約の管理や保険会社とのやりとりを担当する事務職は、販売の資格が求められないこともあります。
保険の知識がなくても大丈夫ですか
入社後の研修で学ぶことがほとんどです。応募の前に、保険の基本の仕組みを本や公的な情報で調べておくと、面接で学ぶ姿勢を伝えられます。
保険代理店の経験は、他の仕事に生かせますか
お客様の状況を聞いて提案する力、契約の手続きの正確さ、長く関わる関係づくりは、金融や不動産、営業の仕事にも生かせます。
10. まとめ:今週やる3つのこと
今週やる3つのこと
① 気になる代理店の種類(乗合・専属、来店型・訪問型)を確かめる
② 資格の取得の流れと、会社の支援を確かめる
③ 給与の形と、入社直後の目安を面接で聞く準備をする
※ 保険の販売に関わる資格や制度の説明は一般的な整理です。最新の制度は業界団体や公的な機関の案内、応募先の説明で確認してください
保険代理店は、未経験から資格を取って始められる一方、種類によって働き方が大きく違う業界です。代理店の種類と給与の仕組みを先に確かめ、自分に合う会社を選んでください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。