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不動産管理会社へ転職する|第二新卒が賃貸管理・建物管理の仕事と入りやすい職種を整理する【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約11分
不動産管理会社へ転職する|第二新卒が賃貸管理・建物管理の仕事と入りやすい職種を整理する【2026年版】

不動産管理会社は、アパートやマンション、ビルなどの建物を、持ち主に代わって管理する会社です。入居者の募集や家賃の管理、建物の点検や修理の手配など、建物が使われ続けるための仕事を担います。

不動産業界というと、物件を売ったり貸したりする営業のイメージが強いかもしれません。管理の仕事は、売って終わりではなく、建物とその持ち主、入居者と長く関わる仕事です。営業の数字に追われる働き方を避けたい第二新卒が、選ぶことも多い分野です。

この記事では、管理の種類、お金がどこから生まれるか、仕事の中身、入りやすい職種、確認する7項目を整理します。

1. 結論:押さえるべきは3点

押さえること内容
管理の種類賃貸管理、マンション管理、ビル管理のどれか
関わる相手建物の持ち主(オーナー)、入居者、修理の業者
入り口の職種賃貸管理の担当、管理事務、マンションの担当など

管理の種類によって、関わる相手と仕事の中身が大きく違います。入居者の対応が多い仕事か、建物の点検の手配が多い仕事かを、先に確かめてください。

2. 管理の種類

種類主な仕事主な相手
賃貸管理入居者の募集、家賃の管理、退去の立ち会い、トラブルの対応アパートやマンションのオーナー、入居者
マンション管理分譲マンションの管理組合の運営の手伝い、建物の点検の手配マンションの管理組合、住人
ビル管理オフィスビルや商業施設の設備の点検、テナントの対応ビルのオーナー、テナント
資産の運用の管理オーナーに代わって収益を上げる計画を立てる投資家、オーナー

賃貸管理は入居者と関わる場面が多く、マンション管理は住人の集まり(管理組合)と関わる場面が多いのが特徴です。

3. お金がどこから生まれるか

お金の生まれ方内容
管理の手数料オーナーから、毎月決まった割合や金額の管理料を受け取る
仲介の手数料入居者を決めたときに受け取る
修理・工事の手配修理や工事を手配し、その一部を収入にする
更新の手数料入居者の契約の更新の手続きで受け取る

管理の手数料は毎月入るため、景気の影響を受けにくい安定した収入になりやすいと言われています。管理する建物の数を増やすことが、会社の成長につながります。

4. 仕事の中身

仕事内容
オーナーへの報告入居の状況や家賃の入金を報告し、修理の提案をする
入居者の対応設備の不具合や、騒音などの相談に応じる
退去の立ち会い部屋の状態を確かめ、修理の範囲を決める
修理の手配業者に修理を頼み、日程を調整する
家賃の管理家賃の入金を確かめ、滞納があれば連絡する
建物の点検定期的に建物を見回り、不具合を見つける

入居者からの相談には、急ぎのものもあります。水漏れや鍵のトラブルなど、すぐに対応が必要な場面もあるので、夜間や休日の対応の決まりを確かめておいてください。

5. 未経験から入りやすい職種

前職入りやすい職種伝え方の例
不動産の賃貸仲介賃貸管理の担当入居者の対応と契約の流れが分かっている
事務管理事務、家賃の管理正確な入力と、期限の管理に慣れている
販売・接客入居者の窓口、賃貸管理の担当お客様の相談に落ち着いて対応できる
コールセンター入居者の相談窓口電話での問い合わせ対応に慣れている
設備・建物に関わる仕事ビル管理、マンションの担当設備の仕組みが分かっている

6. 役立つ資格

資格関わる仕事
宅地建物取引士賃貸の契約の手続き
賃貸不動産経営管理士賃貸管理の業務
管理業務主任者マンション管理の業務
設備に関わる資格ビル管理の業務

入社の時点で資格がなくても応募できる求人は多く、入社後に取得を支援する会社もあります。資格手当がある会社では、取得すると給与が上がることもあります。

不動産の管理の業務には法律の定めがあり、資格や登録の制度は変わることがあります。この記事の説明は一般的な整理であり、最新の制度は公的な機関の案内や応募先の説明で確認してください。

7. 確認する7項目

  1. 管理の種類(賃貸、マンション、ビル)。
  2. 1人あたりの担当する建物や戸数。
  3. 入居者の急ぎの相談への対応の決まり(夜間・休日)。
  4. 資格の取得の支援と、資格手当。
  5. 営業の目標(管理する建物を増やす営業)があるか。
  6. 休日の曜日(土日か平日か)。
  7. 担当エリアと、移動の手段。

応募前に見直す5つの点

  1. 管理の種類の違いを説明できるか。
  2. 担当する建物の数と、急ぎの対応の決まりを確かめたか。
  3. 役立つ資格と、会社の支援を確かめたか。
  4. 前職の経験が、どの仕事で生かせるかを一文で言えるか。
  5. 休日の曜日と働き方を、自分の生活に当てはめて考えたか。

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方
なぜ不動産管理なのか建物や人と長く関わる仕事への関心を、前職の経験と合わせて話す
入居者のクレームに対応できるか前職で相談やクレームに対応した経験を話す
資格の勉強はできますか勉強の計画と、これまでの勉強の経験を話す
急ぎの対応は大丈夫か対応できる範囲を正直に伝える

(例・架空)前職の賃貸仲介で、入居が決まった後のお客様から相談を受けることが多くありました。契約の後も住まいを支える仕事に関わりたいと思い、管理の仕事を志望しました。宅地建物取引士の勉強を始めており、入居者とオーナーの両方から信頼される担当者を目指したいと考えています。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
不動産の仕事は営業ばかりだ管理の仕事は、建物とお客様に長く関わる仕事が中心
資格がないと入れない入社後に取得を支援する会社も多い
クレーム対応ばかりだ相談の多くは設備の不具合など、手配で解決できるもの
一人で全部を抱える修理の業者や社内の担当と分担して進める

管理の仕事は、人と建物の間に立って、話を前に進める仕事です。調整や相談の対応の経験がある人は、その経験を具体的に伝えてください。

9. よくある質問

未経験でも不動産管理会社に入れますか

入れます。管理事務や入居者の窓口、賃貸管理の担当など、未経験から入れる職種があります。資格は入社後に取得できる会社も多くあります。

仲介と管理、どちらがよいですか

新しいお客様と次々に出会う仕事がしたいなら仲介、建物やお客様と長く関わる仕事がしたいなら管理が向いていることが多いです。

クレームの対応は多いですか

入居者からの相談には、不具合や騒音などの苦情も含まれます。前職で相談やクレームに対応した経験があれば、生かせる場面が多い仕事です。

夜間や休日に呼び出されることはありますか

会社によって違います。夜間の対応を専門の窓口に任せている会社もあります。急ぎの対応の決まりを、面接で確かめてください。

資格は必要ですか

入社の時点で必須ではないことが多いですが、宅地建物取引士などの資格があると、仕事の幅が広がり、手当がつく会社もあります。

営業の目標はありますか

管理する建物を増やすための営業の目標がある会社もあります。担当業務に営業が含まれるかを確かめてください。

土日は休めますか

入居者やオーナーの都合に合わせて、土日に勤務する会社もあります。休日の曜日を求人票で確かめてください。

不動産管理の経験は、他の仕事に生かせますか

オーナーへの報告、入居者の対応、修理の手配の経験は、不動産の仲介や、施設の管理、設備の仕事にも生かせます。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 気になる会社の管理の種類を確かめる

② 担当する建物の数と、急ぎの対応の決まりを確かめる

③ 役立つ資格を一つ調べ、勉強を始めるか考える

※ 不動産の管理に関わる法律や資格の説明は一般的な整理です。最新の制度は公的な機関の案内や応募先の説明で確認してください

不動産管理は、売って終わりではなく、建物と人に長く関わる仕事です。管理の種類と働き方を先に確かめ、自分に合う入り口を選んでください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。