転職エージェント

やりたいことが決まっていなくてもエージェント面談に行っていい|第二新卒が準備する3つの材料と聞き方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約10分
やりたいことが決まっていなくてもエージェント面談に行っていい|第二新卒が準備する3つの材料と聞き方【2026年版】

転職エージェントに登録したものの、やりたい仕事も、転職する時期も、まだはっきり決まっていない。そんな状態で面談に行ってよいのか、迷う人は多いはずです。担当者に何を聞かれるのか、答えられなかったらどうしよう、と不安になるからです。

結論から言うと、決まっていない段階で面談に行っても問題ありません。担当者は、迷っている人の話を聞くことにも慣れています。大切なのは、決まっていないことを正直に伝えたうえで、判断の材料をもらう場として面談を使うことです。

この記事では、面談に行ってよい理由、準備しておく3つの材料、面談で伝えること、急かされないための伝え方を整理します。

1. 結論:決まっていないことを伝え、材料をもらう場にする

やること内容
正直に伝えるやりたいことや時期が、まだ決まっていないと伝える
3つの材料を持っていくこれまでの仕事、嫌だったこと、譲れないこと
判断の材料を聞く自分の経験で応募できる職種、求人の傾向など
時期の希望を伝えるすぐに応募するつもりはないことを伝える

面談は、求人に応募するためだけの場ではありません。自分の経験がどう見られるか、どんな選択肢があるかを知るための場としても使えます。

2. 決まっていなくても面談に行ってよい理由

理由内容
選択肢を知れる自分の経験で応募できる職種や求人の幅が分かる
客観的な見方が聞ける自分の経験が、外からどう見られるかが分かる
話すことで整理できる人に話すことで、自分の考えがまとまることがある
応募しなくてもよい面談に行っても、応募を決める必要はない

一人で考え続けるより、外の情報を入れたほうが早く決まることも多いです。迷っている時間が長くなりそうなら、面談で選択肢を広げるのは良い方法です。

3. 準備しておく3つの材料

材料書き出すこと例
これまでの仕事担当した業務と期間、できるようになったこと法人営業2年、取引先15社を担当
嫌だったこと今の仕事で、続けたくないと感じること毎月の新規開拓のノルマ
譲れないこと次の職場で、これだけは守りたいこと関西で働きたい、土日休み

やりたいことが決まっていなくても、嫌なことと譲れないことは書き出せるはずです。この2つがあれば、担当者は選択肢を絞り込みやすくなります。

職務経歴書が完成していなくても構いません。これまでの仕事を箇条書きにしたメモがあれば、面談は十分に進みます。

4. 面談で伝えること

正直に申し上げると、やりたい仕事はまだはっきり決まっていません。今の営業の仕事のうち、新規開拓のノルマは続けたくないと感じています。一方で、お客様と長く関わる部分にはやりがいを感じています。私の経験で、どんな仕事に応募できるのか、選択肢を伺いたいと思っています。

伝えること理由
決まっていないこと担当者が、提案の仕方を変えられる
嫌だったことと、やりがいを感じたこと選択肢を絞る手がかりになる
今日聞きたいこと面談の目的がはっきりする

5. 担当者への聞き方

聞きたいこと聞き方の例
応募できる職種私の経験だと、どんな職種に応募できそうですか
経験の見られ方私の経験は、どんな点が評価されやすいですか
求人の傾向今、第二新卒向けにどんな求人が多いですか
似た人の進み方私と似た経歴の方は、どんな仕事に転職されることが多いですか
考える順番決めるために、何から考えるとよいでしょうか

「似た経歴の人がどう進んだか」は、特に役に立つ質問です。担当者が多くの人を支援してきた経験から、自分では思いつかない選択肢を教えてもらえることがあります。

6. 急かされないための伝え方

場面伝え方の例
面談の最初今日は選択肢を知りたくて伺いました。応募はもう少し考えてからにしたいです
求人を紹介されたときありがとうございます。持ち帰って考えさせてください
応募を勧められたとき今はまだ決めきれていないので、〇月頃にもう一度相談させてください
連絡が多いときしばらくは、月に一度ほどのご連絡でお願いできますか

時期の希望を最初に伝えておくと、急かされることが減ります。それでも応募を急かされる場合は、担当者を変えてもらうことも考えてください。

7. 面談後の進め方

  1. 面談で聞いた選択肢を、一覧に書き出す。
  2. 気になる職種について、仕事の中身を調べる。
  3. 嫌なことと譲れないことに照らして、選択肢を絞る。
  4. 絞った職種の求人を、いくつか見てみる。
  5. 考えがまとまったら、担当者にもう一度相談する。

面談の後すぐに応募しなくても構いません。選択肢を知り、自分で考える時間を取ってから応募するほうが、納得のいく転職になりやすくなります。

8. 避けたいこと5つ

避けたいこと何が問題か代わりにすること
決まっているふりをする合わない求人を紹介される決まっていないと正直に伝える
何も準備せずに行く話が広がらない3つの材料を書き出しておく
勧められるまま応募する納得しないまま選考が進む持ち帰って考える
一社の意見だけで決める見方が偏ることがある必要なら他のエージェントの話も聞く
面談の後に連絡を絶つ担当者が状況を分からなくなる考える期間を伝えておく

面談の前日に書き出すメモの例

これまでの仕事:法人営業2年。取引先15社を担当。見積書の作成、定期訪問、新商品の提案。

嫌だったこと:毎月の新規開拓のノルマ。夜遅くまでの電話。

やりがいを感じたこと:同じお客様と長く関わり、相談されるようになったこと。

譲れないこと:関西で働く。土日は休みたい。

今日聞きたいこと:私の経験で応募できる職種。似た経歴の人の転職先。

このくらいのメモがあれば、面談の話は十分につながります。完璧に書く必要はなく、思いついた言葉を箇条書きにするだけで構いません。面談の途中でメモを見ながら話しても問題ありません。

9. よくある質問

やりたいことが決まっていないと、相手にされませんか

そのようなことは少ないです。担当者は、迷っている人の相談にも慣れています。正直に伝えたうえで、選択肢を聞きたいと話せば、多くの場合は丁寧に対応してもらえます。

転職するか決めていなくても面談に行ってよいですか

行って構いません。転職するかどうかを決めるための情報を得る場として、面談を使うこともできます。その場合は、最初にそのことを伝えてください。

職務経歴書がなくても面談できますか

できます。これまでの仕事を箇条書きにしたメモがあれば、面談は十分に進みます。面談の後に、担当者と一緒に職務経歴書を作ることもできます。

面談で何も答えられなかったらどうしようと不安です

答えられない質問があっても大丈夫です。「まだ考えがまとまっていません」と伝えれば、担当者が質問を変えてくれます。準備した3つの材料があれば、話はつながります。

面談の後、応募しないと迷惑ですか

迷惑ではありません。応募するかどうかは、自分で決めて構いません。考える期間を伝えておけば、担当者も予定を立てやすくなります。

何社の面談を受ければよいですか

最初は1〜2社で十分です。選択肢が広がりすぎると、かえって決めにくくなります。話を聞いて、相性の良い担当者を見つけてください。

やりたいことを見つけるにはどうすればよいですか

やりたいことを探すより、嫌なことと譲れないことから選択肢を絞るほうが、決めやすいことが多いです。自己分析の方法も参考にしてください。

面談で泣きそうになったらどうすればよいですか

今の仕事がつらい状況なら、気持ちが動くのは自然なことです。無理に話を続けず、少し時間をもらって構いません。つらさが続く場合は、信頼できる人や専門の相談窓口に話すことも考えてください。

10. まとめ:面談の前にやる3つのこと

面談の前にやる3つのこと

① これまでの仕事・嫌だったこと・譲れないことを書き出す

② 面談で聞きたいことを2〜3つ決める

③ 「今日は選択肢を知りたい」と最初に伝える準備をする

※ 面談の後、すぐに応募しなくてよい

やりたいことが決まっていなくても、エージェントの面談は役に立ちます。正直に伝え、判断の材料をもらう場として使えば、自分に合う選択肢が見えてきます。

この先、読むべき記事

この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。