Web制作会社へ転職する|第二新卒が職種の分かれ方と未経験からの入り口を整理する【2026年版】
Web制作会社は、企業やお店から依頼を受けて、ホームページやWebサービスを作る会社です。デザインや文章、システムなど、いくつもの仕事を組み合わせて一つのサイトを作り上げます。
未経験からWebの仕事に挑戦したいと考える第二新卒にとって、Web制作会社は入り口の一つになります。ただし、職種によって求められる準備が大きく違うので、どの職種で入るかを先に決めることが大切です。
この記事では、Web制作会社の仕事の流れ、職種の分かれ方、未経験から入りやすい職種と準備、確認する7項目を整理します。
1. 結論:押さえるべきは3点
| 押さえること | 内容 |
|---|---|
| 会社の形 | 依頼を受けて作る受託か、自社のサービスを作るか |
| 職種の分かれ方 | ディレクター、デザイナー、コーダー、エンジニア、営業など |
| 入り口の準備 | 職種ごとに、作ったものや学んだことを用意する |
未経験の職種に応募するときは、作ったものや学んだことを見せられると、本気度が伝わります。デザイナーやコーダーを目指すなら、簡単なサイトでも一つ作っておくと有利です。
2. 仕事の流れ
| 段階 | 内容 | 主な担当 |
|---|---|---|
| 相談・提案 | お客様の目的を聞き、作るものを提案する | 営業、ディレクター |
| 設計 | ページの構成と、載せる内容を決める | ディレクター |
| デザイン | 画面の見た目を作る | デザイナー |
| 制作 | デザインをWebページの形に組み上げる | コーダー、エンジニア |
| 確認・公開 | 表示や動きを確かめて公開する | ディレクター、制作の担当 |
| 運用 | 公開後の更新や改善を続ける | ディレクター、運用の担当 |
小さな会社では、一人が複数の段階を担当することが多くあります。大きな会社ほど、職種ごとに分かれて仕事を進めます。
3. 受託と自社サービスの違い
| 項目 | 受託(依頼を受けて作る) | 自社サービス |
|---|---|---|
| 作るもの | お客様ごとに違うサイト | 自社のサービス |
| 仕事の特徴 | いろいろな業種のサイトに関われる | 一つのサービスを長く育てる |
| 締め切り | お客様と決めた納期がある | 自社で決めた予定がある |
| 身につく力 | 幅広い経験と、お客様とのやりとり | サービスを改善し続ける力 |
未経験から幅広い経験を積みたいなら受託、一つのサービスに深く関わりたいなら自社サービスが向いていることが多いです。
4. 職種の分かれ方と準備
| 職種 | 仕事の中身 | 未経験からの準備 |
|---|---|---|
| Webディレクター | お客様とのやりとり、進み具合の管理 | 前職の調整や管理の経験を整理する |
| Webデザイナー | 画面の見た目を作る | デザインのソフトを学び、作品を作る |
| コーダー | デザインをWebページの形に組む | HTMLとCSSを学び、ページを作る |
| Webエンジニア | 仕組みや機能を作る | プログラミングを学び、作ったものを用意する |
| 営業 | お客様の相談を受け、提案する | 前職の営業経験を整理する |
| Webライター | サイトに載せる文章を書く | 文章のサンプルを用意する |
営業やディレクターは、前職の経験を生かしやすい職種です。営業や接客、事務での調整の経験は、お客様とのやりとりや進み具合の管理に生かせます。
5. 前職別の入り方
| 前職 | 入りやすい職種 | 伝え方の例 |
|---|---|---|
| 営業 | 営業、ディレクター | お客様の要望を聞いて提案する経験がある |
| 事務 | ディレクターの補助、運用の担当 | 締め切りの管理と、細かな確認に慣れている |
| 販売・接客 | 営業、運用の担当 | お客様の声を聞いて改善する経験がある |
| デザインを独学 | Webデザイナー、コーダー | 作った作品を見せられる |
6. 働き方の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 納期 | 公開の日が近づくと、忙しくなることがある |
| 働く場所 | 在宅勤務ができる会社もある |
| 学び続けること | 技術や流行が変わるため、学び続けることが求められる |
| 会社の規模 | 小さな会社が多く、一人の担当範囲が広いことがある |
公開の日が近づくと忙しくなることがあるので、残業の目安は面接で確かめてください。同じ業界でも、会社によって働き方は大きく違います。
7. 確認する7項目
- 受託か、自社サービスか。
- 配属される職種と、担当する段階。
- 未経験の人への教え方(研修、先輩との組み方)。
- 主なお客様の業種と、サイトの規模。
- 残業の目安と、忙しい時期。
- 在宅勤務の可否。
- 制作実績(会社のページで公開されているもの)。
会社のページの制作実績を見ると、どんなお客様のどんなサイトを作っているかが分かります。面接の前に、気になった実績を一つ選んでおくと、志望動機にも使えます。
8. 面接で聞かれることと答え方
| 聞かれること | 答え方 |
|---|---|
| なぜWeb制作なのか | Webに関心を持ったきっかけを、前職の場面から話す |
| なぜ当社なのか | 制作実績の中で惹かれたサイトを挙げる |
| 何を学んでいますか | 学んでいることと、作ったものを話す |
| 忙しい時期は大丈夫か | 対応できる範囲を正直に伝える |
(例・架空)前職の販売で、お店のホームページを更新する担当になったことがきっかけです。更新した後に問い合わせが増えたことで、Webの力を実感しました。今はHTMLとCSSを学び、架空のお店のサイトを一つ作りました。貴社の制作実績の中で、地域のお店のサイトが多いことに惹かれています。
応募前に見直す5つの点
- 目指す職種が一つに決まっているか。
- その職種に必要な準備(作るもの・学ぶこと)を進めているか。
- 受託か自社サービスか、自分に合う形を考えたか。
- 会社の制作実績を見て、惹かれた点を言えるか。
- 前職の経験が、Web制作のどの段階で生かせるかを一文で言えるか。
Web制作の仕事は、作ったものが目に見える分、準備の差が出やすい分野です。小さなものでも一つ形にしてから応募すると、面接で話せることが大きく増えます。
営業やディレクターを目指す場合も、Webサイトがどう作られるかの基本を知っておくと、お客様との話がしやすくなります。 用語の意味が分からないまま話すより、基本を押さえて質問できるほうが、信頼されやすくなります。
9. よくある質問
未経験でもWeb制作会社に入れますか
入れます。営業やディレクターの補助、運用の担当などは、未経験から入りやすい職種です。デザイナーやコーダーを目指す場合は、作ったものを用意しておくと有利です。
デザインの学校に通う必要はありますか
必須ではありません。独学で学び、作品を作ってから応募する人もいます。学び方は、自分の続けやすい方法を選んでください。
ディレクターは未経験でもなれますか
ディレクターの補助から始められる求人もあります。前職での調整や管理の経験を整理しておくと、応募の材料になります。
在宅勤務はできますか
会社によって違います。在宅勤務ができる会社もありますが、未経験の最初の期間は出社を求められることもあります。
残業は多いですか
公開の日が近づくと忙しくなることがあります。残業の目安と、忙しい時期は面接で確かめてください。
受託と自社サービス、どちらがよいですか
幅広い経験を積みたいなら受託、一つのサービスに深く関わりたいなら自社サービスが向いていることが多いです。
ポートフォリオは必要ですか
デザイナーやコーダーを目指す場合は、作ったものをまとめたポートフォリオがあると有利です。営業やディレクターの場合は、前職の経験の整理が中心になります。
年収はどのくらいですか
職種や会社の規模によって違います。求人票の年収の中身を確かめ、似た求人と比べてください。
10. まとめ:今週やる3つのこと
今週やる3つのこと
① 目指す職種を一つ決める
② その職種に必要な準備(作るもの・学ぶこと)を書き出す
③ 気になる会社の制作実績を見て、惹かれたサイトを一つ選ぶ
※ 働き方の制度は会社ごとに違います。求人票と面接で確認してください
Web制作会社は、職種によって入り口の準備が違う業界です。目指す職種を先に決め、作ったものや前職の経験を整理してから応募してください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。