業界・職種研究

Web制作会社へ転職する|第二新卒が職種の分かれ方と未経験からの入り口を整理する【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約11分
Web制作会社へ転職する|第二新卒が職種の分かれ方と未経験からの入り口を整理する【2026年版】

Web制作会社は、企業やお店から依頼を受けて、ホームページやWebサービスを作る会社です。デザインや文章、システムなど、いくつもの仕事を組み合わせて一つのサイトを作り上げます。

未経験からWebの仕事に挑戦したいと考える第二新卒にとって、Web制作会社は入り口の一つになります。ただし、職種によって求められる準備が大きく違うので、どの職種で入るかを先に決めることが大切です。

この記事では、Web制作会社の仕事の流れ、職種の分かれ方、未経験から入りやすい職種と準備、確認する7項目を整理します。

1. 結論:押さえるべきは3点

押さえること内容
会社の形依頼を受けて作る受託か、自社のサービスを作るか
職種の分かれ方ディレクター、デザイナー、コーダー、エンジニア、営業など
入り口の準備職種ごとに、作ったものや学んだことを用意する

未経験の職種に応募するときは、作ったものや学んだことを見せられると、本気度が伝わります。デザイナーやコーダーを目指すなら、簡単なサイトでも一つ作っておくと有利です。

2. 仕事の流れ

段階内容主な担当
相談・提案お客様の目的を聞き、作るものを提案する営業、ディレクター
設計ページの構成と、載せる内容を決めるディレクター
デザイン画面の見た目を作るデザイナー
制作デザインをWebページの形に組み上げるコーダー、エンジニア
確認・公開表示や動きを確かめて公開するディレクター、制作の担当
運用公開後の更新や改善を続けるディレクター、運用の担当

小さな会社では、一人が複数の段階を担当することが多くあります。大きな会社ほど、職種ごとに分かれて仕事を進めます。

3. 受託と自社サービスの違い

項目受託(依頼を受けて作る)自社サービス
作るものお客様ごとに違うサイト自社のサービス
仕事の特徴いろいろな業種のサイトに関われる一つのサービスを長く育てる
締め切りお客様と決めた納期がある自社で決めた予定がある
身につく力幅広い経験と、お客様とのやりとりサービスを改善し続ける力

未経験から幅広い経験を積みたいなら受託、一つのサービスに深く関わりたいなら自社サービスが向いていることが多いです。

4. 職種の分かれ方と準備

職種仕事の中身未経験からの準備
Webディレクターお客様とのやりとり、進み具合の管理前職の調整や管理の経験を整理する
Webデザイナー画面の見た目を作るデザインのソフトを学び、作品を作る
コーダーデザインをWebページの形に組むHTMLとCSSを学び、ページを作る
Webエンジニア仕組みや機能を作るプログラミングを学び、作ったものを用意する
営業お客様の相談を受け、提案する前職の営業経験を整理する
Webライターサイトに載せる文章を書く文章のサンプルを用意する

営業やディレクターは、前職の経験を生かしやすい職種です。営業や接客、事務での調整の経験は、お客様とのやりとりや進み具合の管理に生かせます。

5. 前職別の入り方

前職入りやすい職種伝え方の例
営業営業、ディレクターお客様の要望を聞いて提案する経験がある
事務ディレクターの補助、運用の担当締め切りの管理と、細かな確認に慣れている
販売・接客営業、運用の担当お客様の声を聞いて改善する経験がある
デザインを独学Webデザイナー、コーダー作った作品を見せられる

6. 働き方の特徴

特徴内容
納期公開の日が近づくと、忙しくなることがある
働く場所在宅勤務ができる会社もある
学び続けること技術や流行が変わるため、学び続けることが求められる
会社の規模小さな会社が多く、一人の担当範囲が広いことがある

公開の日が近づくと忙しくなることがあるので、残業の目安は面接で確かめてください。同じ業界でも、会社によって働き方は大きく違います。

7. 確認する7項目

  1. 受託か、自社サービスか。
  2. 配属される職種と、担当する段階。
  3. 未経験の人への教え方(研修、先輩との組み方)。
  4. 主なお客様の業種と、サイトの規模。
  5. 残業の目安と、忙しい時期。
  6. 在宅勤務の可否。
  7. 制作実績(会社のページで公開されているもの)。

会社のページの制作実績を見ると、どんなお客様のどんなサイトを作っているかが分かります。面接の前に、気になった実績を一つ選んでおくと、志望動機にも使えます。

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方
なぜWeb制作なのかWebに関心を持ったきっかけを、前職の場面から話す
なぜ当社なのか制作実績の中で惹かれたサイトを挙げる
何を学んでいますか学んでいることと、作ったものを話す
忙しい時期は大丈夫か対応できる範囲を正直に伝える

(例・架空)前職の販売で、お店のホームページを更新する担当になったことがきっかけです。更新した後に問い合わせが増えたことで、Webの力を実感しました。今はHTMLとCSSを学び、架空のお店のサイトを一つ作りました。貴社の制作実績の中で、地域のお店のサイトが多いことに惹かれています。

応募前に見直す5つの点

  1. 目指す職種が一つに決まっているか。
  2. その職種に必要な準備(作るもの・学ぶこと)を進めているか。
  3. 受託か自社サービスか、自分に合う形を考えたか。
  4. 会社の制作実績を見て、惹かれた点を言えるか。
  5. 前職の経験が、Web制作のどの段階で生かせるかを一文で言えるか。

Web制作の仕事は、作ったものが目に見える分、準備の差が出やすい分野です。小さなものでも一つ形にしてから応募すると、面接で話せることが大きく増えます。

営業やディレクターを目指す場合も、Webサイトがどう作られるかの基本を知っておくと、お客様との話がしやすくなります。 用語の意味が分からないまま話すより、基本を押さえて質問できるほうが、信頼されやすくなります。

9. よくある質問

未経験でもWeb制作会社に入れますか

入れます。営業やディレクターの補助、運用の担当などは、未経験から入りやすい職種です。デザイナーやコーダーを目指す場合は、作ったものを用意しておくと有利です。

デザインの学校に通う必要はありますか

必須ではありません。独学で学び、作品を作ってから応募する人もいます。学び方は、自分の続けやすい方法を選んでください。

ディレクターは未経験でもなれますか

ディレクターの補助から始められる求人もあります。前職での調整や管理の経験を整理しておくと、応募の材料になります。

在宅勤務はできますか

会社によって違います。在宅勤務ができる会社もありますが、未経験の最初の期間は出社を求められることもあります。

残業は多いですか

公開の日が近づくと忙しくなることがあります。残業の目安と、忙しい時期は面接で確かめてください。

受託と自社サービス、どちらがよいですか

幅広い経験を積みたいなら受託、一つのサービスに深く関わりたいなら自社サービスが向いていることが多いです。

ポートフォリオは必要ですか

デザイナーやコーダーを目指す場合は、作ったものをまとめたポートフォリオがあると有利です。営業やディレクターの場合は、前職の経験の整理が中心になります。

年収はどのくらいですか

職種や会社の規模によって違います。求人票の年収の中身を確かめ、似た求人と比べてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 目指す職種を一つ決める

② その職種に必要な準備(作るもの・学ぶこと)を書き出す

③ 気になる会社の制作実績を見て、惹かれたサイトを一つ選ぶ

※ 働き方の制度は会社ごとに違います。求人票と面接で確認してください

Web制作会社は、職種によって入り口の準備が違う業界です。目指す職種を先に決め、作ったものや前職の経験を整理してから応募してください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。