業界・職種研究

通販・ネット通販業界へ転職する|第二新卒が事業の分かれ方と入りやすい職種を整理する【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月17日 読了 約11分
通販・ネット通販業界へ転職する|第二新卒が事業の分かれ方と入りやすい職種を整理する【2026年版】

通販・ネット通販業界は、お店に来てもらうのではなく、インターネットやカタログ、テレビなどを通じて商品を売り、自宅に届ける業界です。普段の買い物で使っている人も多く、身近に感じやすい業界の一つです。

ひとくちに通販と言っても、自社の商品を売る会社、たくさんのお店が集まる場を運営する会社、通販を裏で支える会社など、立場によって仕事の中身が大きく違います。どの立場の会社かを知ることが、業界研究の第一歩です。

この記事では、業界の分かれ方、商品が届くまでの流れ、入りやすい職種、確認する7項目を整理します。

1. 結論:押さえるべきは3点

押さえること内容
会社の立場自社で売る会社、場を運営する会社、支える会社
仕事の流れ仕入れ・商品づくり、集客、受注、出荷、問い合わせ対応
入り口の職種運営の担当、顧客対応、物流の管理、営業など

通販の仕事は、画面の向こうのお客様に、どう見つけてもらい、どう満足してもらうかを考える仕事です。数字を見ながら工夫を重ねることが多いのも特徴です。

2. 業界の分かれ方

立場主な仕事特徴
自社で売る会社自社の商品をサイトやカタログで売る商品づくりから届けるまで関わる
場を運営する会社たくさんのお店が出店する場を運営する出店するお店を支える仕事が多い
店舗と通販を両方行う会社お店と通販の両方で売るお店と通販のつながりを考える
通販を支える会社物流、決済、サイトの仕組み、運営の代行など多くの通販会社を相手に仕事をする

同じ「通販の仕事」でも、どの立場かで求められる力が変わります。求人を見るときは、まずその会社がどの立場なのかを確かめてください。

3. 商品が届くまでの流れ

流れ内容
仕入れ・商品づくり売る商品を決め、仕入れたり作ったりする
サイトの準備商品の写真や説明を用意し、サイトに載せる
集客広告やメールなどで、お客様に知ってもらう
受注注文を受け、支払いを確かめる
出荷・配送倉庫から商品を出し、お客様に届ける
問い合わせ対応届いた後の質問や返品に対応する

どの流れも、お客様の満足につながっています。集客が得意でも、出荷が遅ければお客様は離れてしまいます。全体の流れを知っておくと、面接でも話しやすくなります。

4. 文系でも入りやすい職種

職種仕事の内容向いている人
サイトの運営の担当商品の掲載、売り場づくり、数字の確認数字を見て工夫するのが好きな人
顧客対応電話やメールでの問い合わせ対応相手の話を聞くのが得意な人
物流の管理在庫や出荷の管理段取りを考えるのが得意な人
出店する店舗の営業・支援出店するお店に売り方を提案する人に提案するのが好きな人
商品の仕入れ売る商品を選び、仕入れる流行や商品を見るのが好きな人

サイトの運営の担当は、未経験からの募集も比較的見かけます。表計算ソフトを使って数字をまとめる経験があると、入りやすくなります。

5. 前職別の入り方

前職生きる経験狙いやすい職種
販売・接客お客様の好みを知る力、売り場づくりサイトの運営、顧客対応
営業提案する力、数字の目標出店する店舗の営業・支援
コールセンター問い合わせ対応の経験顧客対応、その責任者
物流・倉庫在庫や出荷の経験物流の管理
事務正確な処理、表計算ソフト受注の管理、サイトの運営の補助

6. 働き方の特徴

特徴内容
数字を見る仕事が多い売上や、サイトを見た人の数を毎日確かめることが多い
繁忙期がある大きな売り出しの時期や年末は忙しくなりやすい
在宅勤務の会社もある職種や会社によっては在宅勤務ができる
変化が早い売り方や仕組みが変わりやすく、学び続けることが求められる

働き方は会社や職種によって大きく違います。繁忙期の働き方や在宅勤務の有無は、応募先に確かめてください。

7. 確認する7項目

  1. その会社はどの立場か(自社で売る・場を運営する・支える)。
  2. 扱っている商品は何か。
  3. 自分が担当する仕事は、流れのどの部分か。
  4. 数字の目標は、誰がどう決めるのか。
  5. 繁忙期はいつで、どのくらい忙しくなるか。
  6. 在宅勤務や働き方の決まりはどうか。
  7. 入社後に、どんな研修や教わる機会があるか。

応募前に見直す5つの点

  1. 応募先の立場を、一言で説明できるか。
  2. 応募先の商品やサイトを、実際に見たか。
  3. 自分の前職の経験が、流れのどこで生きるかを言えるか。
  4. 数字を見て工夫した経験を、一つ話せるか。
  5. 働き方の気になる点を、質問として用意したか。

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方のポイント
当社のサイトを使ったことはありますか実際に使って気づいた良い点と、改善できそうな点
なぜ通販の業界なのですか前職の経験と、通販で叶えたいことをつなげる
数字を見て工夫した経験は前職で数字をもとに変えたこと
繁忙期の働き方に対応できますかできる範囲を正直に伝える

応募先のサイトは、必ず実際に見てから面接に臨んでください。使ってみて気づいたことを話せると、志望の本気度が伝わります。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
パソコンに詳しくないと働けない職種によっては、基本的な操作ができれば始められる
通販はどこも同じ仕事会社の立場によって、仕事の中身は大きく違う
お客様と関わらない仕事問い合わせ対応など、お客様と関わる仕事も多い

業界を調べるときの手がかり

調べる場所分かること
応募先のサイト扱う商品、売り方の工夫
会社の採用ページ職種ごとの仕事の中身

9. よくある質問

未経験でも通販の会社に入れますか

職種によっては、未経験からの募集も見かけます。販売や事務、コールセンターなど、前職の経験が生きる職種から探すと入りやすくなります。

パソコンはどのくらい使えればよいですか

職種によって違いますが、表計算ソフトで数字をまとめたり、文書を作ったりできると安心です。必要な力は、求人票や面接で確かめてください。

在宅勤務はできますか

会社や職種によって違います。在宅勤務を希望する場合は、応募先に確かめてください。

土日の勤務はありますか

問い合わせ対応や物流の仕事では、土日の勤務がある場合もあります。勤務の決まりは応募先に確かめてください。

自社で売る会社と、場を運営する会社はどう違いますか

自社で売る会社は自社の商品を売ることに集中し、場を運営する会社は出店するお店を支える仕事が中心になります。どちらに関わりたいかで選んでください。

数字に強くないと向いていませんか

数字を毎日見る仕事が多いですが、最初から得意である必要はありません。数字を見て工夫することに興味があれば、少しずつ慣れていけます。

物流の仕事はどんな内容ですか

在庫の管理や出荷の段取り、配送の会社とのやりとりなどです。倉庫で働く仕事と、事務所で管理する仕事があります。

将来どんな仕事に広がりますか

サイトの運営から、集客や商品づくり、事業の責任者などに広がる道があります。どんな道があるかは、応募先に確かめてください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 気になる会社の立場(自社で売る・場を運営する・支える)を確かめる

② 応募先のサイトを実際に使い、気づいたことを書き出す

③ 前職の経験が、流れのどこで生きるかを整理する

※ 働き方や在宅勤務の扱いは会社ごとに違うため、応募先で確かめてください

通販・ネット通販業界は、会社の立場によって仕事の中身が大きく変わる業界です。どの立場の会社かを見極め、自分の経験が生きる場所を選んでください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。