タクシー業界へ転職する|第二新卒が二種免許・勤務形態・給与の仕組みを確かめる手順【2026年版】
タクシー業界は、未経験から始める人が多く、年齢や前職に関わらず入りやすい業界の一つです。20代の採用に力を入れる会社もあり、第二新卒の転職先として選ぶ人もいます。
一方で、勤務の時間の組み方や、給与の決まり方が、一般的な会社員と大きく違うのも特徴です。入社してから戸惑わないよう、免許、勤務形態、給与の仕組みの3つを先に確かめておくことが大切です。
この記事では、仕事の中身、免許と取得の支援、勤務形態、給与の仕組み、確認する7項目を整理します。業界の制度や会社の条件は変わることがあるため、最新の情報は応募先と公的な機関の案内で確認してください。
1. 結論:免許・勤務形態・給与の仕組みを先に確かめる
| 確かめること | 内容 |
|---|---|
| 免許 | お客様を乗せて運転するには、第二種運転免許が必要。取得を支援する会社が多い |
| 勤務形態 | 隔日勤務、日勤、夜勤など、会社や営業所によって選べる形が違う |
| 給与の仕組み | 固定の給与に、売上に応じた歩合が加わる形が多い |
同じタクシー会社でも、勤務形態によって生活のリズムが大きく変わります。自分の生活に合う勤務形態があるかを、応募の前に確かめてください。
2. 仕事の中身
| 仕事 | 内容 |
|---|---|
| お客様の送迎 | 街で手を挙げたお客様や、配車の依頼を受けたお客様を目的地まで送る |
| 配車アプリへの対応 | アプリからの依頼を受けて、迎えに行く |
| 車両の点検 | 出発の前と後に、車の状態を確かめる |
| 日報と売上の精算 | 乗せたお客様の記録と、売上を会社に納める |
| 特定の送迎 | 病院や介護の送迎、観光の案内などを行う会社もある |
配車アプリの広がりで、街を走ってお客様を探す時間が減り、依頼を受けて迎えに行く仕事が増えている会社もあります。会社がどの配車アプリと連携しているかも、働きやすさに関わります。
3. 免許と取得の支援
| 項目 | 一般的な内容 |
|---|---|
| 必要な免許 | 普通自動車第二種運転免許 |
| 受験の条件 | 普通免許などを一定の期間以上持っていることが条件(年齢などの条件もある) |
| 会社の支援 | 取得の費用を会社が負担する制度を持つ会社が多い |
| 支援の条件 | 一定の期間勤めることを条件にしている会社もある |
取得の費用を会社が負担する場合、一定の期間内に辞めると費用の返還を求められる条件がついていることがあります。支援の条件は、入社の前に必ず書面で確かめてください。
第二種運転免許の受験の条件や、費用の返還の取り決めの扱いは、法律や個別の契約によって変わります。この記事の説明は一般的な整理であり、最新の条件は運転免許の窓口や応募先の案内で確認し、契約の内容に迷う場合は専門機関に相談してください。
4. 勤務形態
| 勤務形態 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 隔日勤務 | 1回の勤務が長く、翌日は休み(明け番)になる | まとまった休みが欲しい人 |
| 日勤 | 朝から夕方までの勤務 | 一般的な生活のリズムで働きたい人 |
| 夜勤 | 夕方から朝までの勤務 | 夜の時間帯に働ける人 |
| 定時制・短時間 | 短い時間や、決まった曜日だけの勤務 | 他の予定と両立したい人 |
隔日勤務は、1回の勤務が長い分、月の出勤日数は少なくなります。体力や生活のリズムに合うかを考えて選んでください。勤務時間や休憩の取り方は、会社や法律の決まりに沿って定められています。
5. 給与の仕組み
| 給与の形 | 内容 |
|---|---|
| 固定給+歩合 | 決まった額の給与に、売上に応じた歩合が加わる |
| 歩合が中心 | 売上に応じて給与が決まる部分が大きい |
| 入社後の保証 | 入社してしばらくの間、一定の給与を保証する会社がある |
歩合の割合が大きいほど、売上によって給与が変わりやすくなります。入社直後は慣れていないため売上が伸びにくいことも多いので、入社後の保証の期間と金額を確かめておくと安心です。
求人票に書かれた「月給〇〇万円以上可能」のような金額は、経験者や売上の高い人の例であることがあります。自分が入社した直後にどのくらいになりそうかを、面接で具体的に聞いてください。
6. 向いている人
| 向いている人 | 理由 |
|---|---|
| 運転が好きな人 | 一日の多くを運転して過ごす |
| 一人で仕事を進めたい人 | 勤務中は基本的に一人で動く |
| 人と話すのが苦にならない人 | お客様との短い会話がある |
| 地理に関心がある人 | 道や地域を覚えることが仕事の力になる |
| 自分の工夫で成果を上げたい人 | 走る場所や時間の工夫が売上につながる |
7. 確認する7項目
- 第二種運転免許の取得の支援と、その条件(返還の取り決めの有無)。
- 選べる勤務形態と、営業所ごとの違い。
- 給与の形(固定給と歩合の割合)。
- 入社後の給与の保証の期間と金額。
- 配車アプリとの連携の有無。
- 入社後の研修(地理、接客、安全運転)の内容。
- 事故やトラブルのときの会社の対応。
8. 面接で聞かれることと答え方
| 聞かれること | 答え方 |
|---|---|
| なぜタクシーなのか | 運転や人と関わる仕事への関心を、前職の経験と合わせて話す |
| どの勤務形態を希望するか | 生活のリズムと合わせて、希望を正直に伝える |
| 安全運転で気をつけていることは | 普段の運転で気をつけていることを具体的に話す |
| 長く続けられますか | 続けたい理由と、免許の取得後の目標を話す |
(例・架空)前職の営業で、取引先を車で回る仕事を3年続け、運転が苦にならないことに気づきました。お客様と短い時間で信頼関係を作る仕事にもやりがいを感じてきたので、タクシーの仕事に生かせると考えています。生活のリズムを整えやすい日勤を希望しています。
応募前に見直す5つの点
- 第二種運転免許の受験の条件を満たしているか。
- 選べる勤務形態の中に、自分の生活に合うものがあるか。
- 入社後の給与の保証の期間と金額を確かめたか。
- 免許の取得の支援の条件(返還の取り決め)を書面で確かめたか。
- 事故やトラブルのときの会社の対応を聞いたか。
タクシーの仕事は、会社や営業所によって働き方の差が大きい仕事です。いくつかの会社の説明を聞き、条件を比べてから決めると、入社後のずれを防げます。
説明会や営業所の見学を受け付けている会社もあります。実際に働く人の話を聞くと、勤務形態の違いが具体的に分かります。 見学の際は、勤務形態ごとの1日の流れと、休憩の取り方を聞いておくと、自分の生活に当てはめて具体的に考えやすくなります。
9. よくある質問
第二種運転免許を持っていなくても応募できますか
応募できる会社が多くあります。入社後に取得を支援する制度を持つ会社が多いので、支援の内容と条件を確かめてください。
免許の取得の費用は自分で払うのですか
会社が負担する制度を持つ会社が多いです。ただし、一定の期間内に辞めると返還を求められる条件がついていることがあるので、書面で確かめてください。
20代でもタクシー運転手になれますか
なれます。20代の採用に力を入れる会社もあります。受験の条件(普通免許を持っている期間など)を満たしているかを確かめてください。
隔日勤務はきついですか
1回の勤務が長いため、体力的に負担を感じる人もいます。一方で、休みがまとまって取れる利点もあります。日勤や夜勤を選べる会社もあるので、自分に合う形を選んでください。
給与は安定しますか
歩合を含む給与の形が多いため、売上によって変わることがあります。入社後の保証の期間と金額を確かめておくと安心です。
道を覚えていなくても大丈夫ですか
カーナビや配車アプリの案内があり、入社後の研修で地理を学ぶ会社も多いです。働きながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。
事故を起こしたらどうなりますか
会社によって対応が違います。保険や、事故のときの対応の決まりを、面接で確かめてください。
タクシーの経験は、他の仕事に生かせますか
地域の地理の知識、接客、安全への意識などは、物流や送迎、営業などの仕事にも生かせます。ドライバーから異業種に移る方法も別の記事で整理しています。
10. まとめ:今週やる3つのこと
今週やる3つのこと
① 免許の受験の条件を満たしているかを確かめる
② 気になる会社の勤務形態と、給与の形を比べる
③ 免許の取得の支援の条件(返還の取り決め)を確かめる
※ 免許の条件や契約の扱いの説明は一般的な整理です。最新の条件は運転免許の窓口や応募先で、契約の内容に迷う場合は専門機関で確認してください
タクシー業界は、未経験から入りやすい一方、勤務形態と給与の仕組みが独特な業界です。免許・勤務形態・給与の3つを先に確かめ、自分の生活に合う会社を選んでください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。