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適性検査・SPIの対策|第二新卒がどこまでやるべきかの判断基準【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約17分
適性検査・SPIの対策|第二新卒がどこまでやるべきかの判断基準【2026年版】

〜転職の適性検査は、新卒ほど重くありません。ただし油断すると落ちる場面があります〜

転職の選考で、適性検査が出ることがあります。

「新卒のときに苦労した記憶があるので、また対策が必要なのか」

多くの人がここで身構えますが、転職の適性検査は、新卒ほど重視されていません。

理由は明確です。新卒は判断材料が少ないため検査に頼りますが、中途採用では職務経歴という判断材料があるからです。

ただし、油断すると落ちる場面もあります。この記事では、対策すべきかどうかの判断基準を整理します。

1. 結論:対策すべきかの判断基準は3つ

対策すべきかの判断

① 応募先が大手・人気企業か(足切りに使われる可能性)

② 職種が数字を扱うか(営業企画・経理・エンジニアなど)

③ 新卒のときに苦手だったか

①〜③のどれにも当てはまらないなら、対策は最小限で構いません。

多くの第二新卒の選考では、適性検査は参考程度です。時間は、職務経歴書と面接の準備に使ってください。

2. 転職の適性検査が新卒と違う点

項目新卒転職
実施率非常に高い企業による
重視度高い(足切りに使う)低い〜中(参考程度が多い)
判断材料検査と面接のみ職務経歴が中心
対策の必要性高い状況による

中途採用では、「何をしてきたか」のほうが圧倒的に重視されます。

ただし、応募が集中する大手企業では、足切りとして使われることがあります。その場合は、最低限の対策が必要です。

3. 主な種類

種類によって、出題の形式が違います。

種類特徴
SPI最も一般的。言語・非言語・性格
玉手箱同じ形式の問題が連続して出る。時間が非常に短い
GAB / CABGABは総合職向け、CABはIT職向け
TG-WEB難度が高いとされる。従来型と新型がある
性格検査のみ転職では、これだけの企業も多い
独自の適性検査企業が独自に作成

案内メールに種類が書かれていることがあります。受験前に確認してください。種類が分かれば、形式に慣れておくだけで大きく変わります。

4. 対策が必要な場合の最小限

「①〜③に当てはまる」場合でも、やることは限られます。

優先度やること時間
1形式に慣れる(無料の模擬問題を1回解く)1時間
2時間配分を確認する(1問あたり何秒か)30分
3苦手分野だけ復習する(非言語なら割合・確率)2〜3時間
4電卓・メモの用意(Web受験の場合)5分

合計4〜5時間で十分です。それ以上かけるなら、職務経歴書と面接の準備に回してください。

4-1. 最も効くのは「形式に慣れる」

適性検査で落ちる最大の原因は、知識不足ではなく時間切れです。

1問あたり数十秒しかない形式が多いため、初見だとペースがつかめません。

1回解いておくだけで、この問題は解消されます。

5. 性格検査で気をつけること

能力検査より、性格検査のほうが落ちる要因になることがあります。

やることなぜ
正直に答える矛盾を検出する設問が入っている
一貫性を保つ似た質問が形を変えて何度も出る
極端な回答を避けすぎない全部「どちらでもない」は判断できないと見なされる
応募職種と極端にずれる回答を避ける営業で「一人で作業したい」ばかりだと合わない判断に
時間内に終わらせる未回答が多いと判断材料にならない

5-1. 「盛る」と矛盾が出る

性格検査には、回答の一貫性を測る仕組みが入っています。

似たような内容の質問が、表現を変えて何度も出てきます。「良く見せよう」として答えると、必ずどこかで矛盾します。

矛盾が多いと、「回答の信頼性が低い」という結果になります。これは能力より重く扱われることがあります。

5-2. 正直に答えて落ちるなら、合っていない

性格検査で落ちるのは、その企業が求める傾向と合わなかったということです。

無理に合わせて入社しても、入社後に苦しくなります。正直に答えてください。

6. 受験時の注意点(Web受験)

項目確認
通信環境途中で切れると再受験できない場合がある
デバイスPCが推奨されることが多い(スマホ非対応の場合も)
電卓使用可の場合が多い。用意しておく
メモ用紙とペン計算用に必須
受験期限期限ギリギリは避ける(トラブル時に再受験できない)
静かな環境集中できる場所で
ブラウザ指定がある場合は従う

期限ギリギリの受験は避けてください。通信トラブルが起きたときに、対応する時間がなくなります。

受ける前に確認しておく5項目

対策の前に、受験の条件を確認しておくと事故が減ります。

確認理由どこで分かるか
受験の期限期限切れで受けられなくなる案内メール
所要時間途中で中断できない場合がある案内メールと受験画面
会場かオンラインか会場は予約が必要案内メール
電卓の可否使える場合と使えない場合がある受験の注意事項
通信環境途中で切れると再開できないことがある自宅の回線を事前に確認

最も多い事故は、期限の見落としです。案内が届いた日に、受験日を予定に入れてしまうのが確実です。期限の直前に受けると、通信の不調が起きたときに逃げ道がありません。

対策にかける時間の上限を決める

適性検査は、時間をかけた分だけ点が伸びる性質のものではありません。形式に慣れるまでが最も効率がよく、そこを過ぎると伸びが鈍ります。目安として、市販の問題集を1冊、2〜3時間ずつに区切って通すところまでで十分な場合が多く、それ以上の時間は書類や面接の準備に回したほうが結果につながります。書類が通らなければ、そもそも受験の機会が来ません。

7. 落ちる原因5つ

原因対処
時間切れ形式に1回慣れておく。これで大半が解決
性格検査での矛盾正直に、一貫して答える
通信トラブル期限に余裕を持って受験する
未回答が多い分からなくても選択して次へ進む
そもそも受験していない案内メールを見落とす人が実際にいる

最後の項目は笑い事ではありません。応募後の案内メールが迷惑メールに入っていて、期限を過ぎるケースがあります。応募後は、迷惑メールフォルダも確認してください。

結果が出ないときの切り分け

通らない原因が適性検査にあるとは限りません。順に確認してください。

確認する点見方次の一手
どの段階で落ちているか書類か検査か面接か段階が分からなければ記録を残す
検査の後に連絡が来ているか面接に進んでいるか進んでいれば検査は問題ない
応募数が足りているか母数が少なすぎないか件数を増やす
応募先の水準が合っているか必須条件を満たしているか条件の合う求人を選び直す

検査の後に面接へ進んだ実績があるなら、そこが原因ではありません。にもかかわらず対策に時間を使い続けると、本当の課題が放置されます。落ちている段階を特定してから、時間の配分を決めてください。

8. 適性検査より優先すべきこと

同じ時間を使うなら、こちらのほうが効きます。

優先度やること効果
1職務経歴書の数字を入れる書類通過率が変わる
2退職理由の変換を用意する面接の合否を左右する
3応募先の求人票と導入事例を読む志望動機と逆質問が具体的になる
4声に出して面接練習する本番での落ち着き
5適性検査の形式に1回慣れる時間切れを防ぐ

1〜4が終わっていない状態で、適性検査に何十時間もかけるのは順番が逆です。

書類の作り方は第二新卒の職務経歴書テンプレ、面接練習は面接練習のやり方を参照してください。

9. よくある質問

転職でも適性検査はありますか

企業によります。大手・人気企業では実施されることが多く、中小企業では性格検査のみ、または実施なしのケースもあります。

対策は必要ですか

大手・人気企業を受けるなら、形式に1回慣れておいてください。それ以外なら、最小限で構いません。

どのくらい時間をかけるべきですか

形式に慣れるまでが最も効率がよく、目安としては数時間で足ります。それ以上かけても伸びは鈍くなるので、残りの時間は職務経歴書と面接の準備に回したほうが結果につながります。

性格検査は嘘をついたほうがいいですか

正直に答えてください。回答の一貫性を測る仕組みが入っており、盛ると矛盾が出ます。

対策本は買うべきですか

必須ではありません。無料の模擬問題で形式に慣れれば足ります。苦手意識が強い場合のみ、1冊で十分です。

適性検査だけで落ちますか

大手企業の足切りでは、あり得ます。ただし中途採用の多くでは、職務経歴と面接のほうが重視されます。

スマホで受験できますか

検査の種類によります。パソコンでの受験を推奨されることが多く、画面の大きさや通信の安定性が結果に影響することもあります。案内メールの注意事項を必ず確認してください。

案内メールが届きません

迷惑メールフォルダを確認してください。期限を過ぎて失格になるケースが実際にあります。

10. まとめ

転職の適性検査は、新卒ほど重くありません。ただし「形式に慣れる」だけはやってください。

受験前にやる3つのこと

① 案内メールで検査の種類と期限を確認する(迷惑メールフォルダも見る)

② 無料の模擬問題を1回だけ解いて、時間配分を確認する(1時間で終わります)

③ 電卓とメモ用紙を用意し、通信が安定した環境で、期限に余裕を持って受験する

②が最も効きます。落ちる原因の大半は、知識不足ではなく時間切れです。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。