職務経歴書・書類

在職中に出す職務経歴書の書き方|第二新卒が現職の書き方・退職予定日・入社可能日を整える【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約10分
在職中に出す職務経歴書の書き方|第二新卒が現職の書き方・退職予定日・入社可能日を整える【2026年版】

働きながら転職活動をするとき、職務経歴書や履歴書で今の会社をどう書けばよいか迷う人は多いはずです。「現在に至る」はどこに書くのか、退職日が決まっていない場合はどうするのか、入社できる日は書くべきか、など細かな点が気になるからです。

在職中の書類で大切なのは、今も働いていることがはっきり分かる書き方と、いつから入社できるかの目安です。採用担当は、応募者がいつから働けるかを見ながら選考の予定を立てるため、ここが分かりやすいと選考が進めやすくなります。

この記事では、「現在に至る」「在職中」の書き方、退職予定日と入社可能日の書き方、現職に知られないための注意を整理します。

1. 結論:在職中であることと、入社できる時期をはっきり書く

書類書くこと書き方の例
職務経歴書現職の期間2023年4月〜現在
履歴書の職歴欄在職中であること「現在に至る」または「(在職中)」
履歴書の本人希望欄など入社できる時期の目安入社可能時期:内定から2か月後を目安
退職日が決まっている場合退職予定日2026年12月末日 退職予定

入社できる時期は、決まっていなくても目安を書いておくと、採用担当が予定を立てやすくなります。

2. 「現在に至る」と「在職中」の書き方

書き方使う場所例
現在に至る履歴書の職歴欄で、最後の職歴の次の行現在に至る
(在職中)会社名の横、または入社の行の末尾株式会社〇〇 入社(在職中)
〜現在職務経歴書の期間の欄2023年4月〜現在

履歴書の職歴欄では、最後の職歴を書いた次の行に「現在に至る」と書き、その下の行に右寄せで「以上」と書くのが一般的です。書き方の決まりは書式によって少し違うので、応募先の指定があればそれに従ってください。

3. 現職の業務の書き方

現職の業務は、過去形ではなく今の業務として書きます。

書き方例
今の担当業務法人営業として、取引先15社を担当
続けている取り組み商談の記録を毎日つけ、提案の内容を見直している
実績(期間を明記)2025年度 新規契約 年間48件(目標達成率120%)
今後の予定は書かない「来月から〇〇を担当予定」は書かない

まだ決まっていない今後の予定は、書類には書かないのが無難です。入社までに変わることもあるため、書類には今までの事実を書いてください。

4. 退職予定日と入社可能日

状況書き方の例
退職日が決まっている2026年12月末日 退職予定(2027年1月から入社可能)
退職日が決まっていない内定から2か月後を目安に入社可能
引き継ぎに時間がかかりそう引き継ぎのため、内定から2〜3か月後の入社を希望
すぐに入社できる内定後、1か月以内に入社可能

入社できる時期は、現実的な目安を書いてください。早く書きすぎると、後で調整が必要になります。就業規則で退職の申し出の時期が決まっていることも多いので、事前に確かめておくと安心です。

退職の申し出の時期や手続きは、就業規則や法律の定めによって変わります。この記事の説明は一般的な整理であり、個別の扱いは勤務先の就業規則で確認し、判断に迷う場合は専門機関に相談してください。

5. 記入例

※以下の記入例はすべて架空の設定です。自分の経験に置き換えて使ってください。

5-1. 履歴書の職歴欄

2023年4月 株式会社〇〇 入社

      営業部に配属 法人営業を担当

      現在に至る

                    以上

5-2. 職務経歴書の現職の欄

株式会社〇〇(2023年4月〜現在)

法人営業として、事務用品の取引先15社を担当

・既存の取引先への定期訪問(月2回ほど)、新商品の提案、見積書の作成

・2025年度 新規契約 年間48件(目標40件、達成率120%)

5-3. 本人希望欄

現在在職中のため、平日の面接は18時以降を希望いたします。

入社は、内定から2か月後を目安に可能です。

5-3のように、面接の時間の希望を添えることもできます。在職中であることを伝えておけば、採用担当も日程を合わせやすくなります。

6. 現職に知られないための注意

注意すること理由
会社のパソコンやメールで書類を作らない・送らない会社の記録に残ることがある
連絡先は個人のメールと電話にする会社の連絡先に応募先から連絡が来ないようにする
書類を会社のプリンターで印刷しない置き忘れなどで知られることがある
転職サイトでは、現職の会社に見られない設定を使う多くのサイトに、特定の企業に公開しない設定がある
社外秘の情報を書類に書かない守秘義務に反するおそれがある

特に大切なのは、会社のパソコンを使わないことです。書類の作成も、応募先とのやりとりも、自分のパソコンやスマートフォンで行ってください。

7. 避けたい書き方5つ

避けたい書き方何が問題か直し方
在職中であることを書かないすぐに入社できると誤解される「現在に至る」「〜現在」と書く
入社できる時期を書かない採用担当が予定を立てにくい目安を書いておく
現職の業務を過去形で書くもう辞めたように読まれる今の業務として書く
決まっていない今後の予定を書く入社までに変わることがある今までの事実を書く
会社の連絡先を書く現職に知られるおそれがある個人の連絡先を書く

8. 選考が進んだら確かめること

  1. 就業規則で、退職の申し出の時期を確かめる。
  2. 引き継ぎにかかる期間を、おおよそ見積もる。
  3. 有給休暇の残りを確かめ、退職日までの予定を考える。
  4. 内定が出たら、入社日を応募先と相談する。
  5. 退職の意思は、内定の承諾後に上司へ伝える。

退職の意思を伝えるのは、内定を承諾してからが基本です。内定が出る前に伝えると、転職先が決まらないまま退職することになるおそれがあります。

提出前に見直す5つの点

  1. 在職中であることが、両方の書類で分かるか。
  2. 入社できる時期の目安が書かれているか。
  3. 現職の業務が、今の業務として書かれているか。
  4. 連絡先が個人のものになっているか。
  5. 社外秘の情報が書かれていないか。

9. よくある質問

「現在に至る」と「在職中」はどちらを使えばよいですか

履歴書の職歴欄では「現在に至る」を使うのが一般的です。会社名の横に「(在職中)」と書く書き方もあります。どちらでも意味は伝わるので、書類全体で表記をそろえてください。

退職日が決まっていない場合はどう書けばよいですか

「内定から2か月後を目安に入社可能」のように、入社できる時期の目安を書いてください。退職日が決まった時点で、応募先に伝えれば十分です。

入社できる時期を早めに書いたほうが有利ですか

早く入社できることが評価される場合もありますが、無理な時期を書くと後で調整が必要になります。引き継ぎや就業規則を考えた、現実的な目安を書いてください。

在職中だと、選考で不利になりますか

不利になるとは限りません。在職中の応募者は多く、採用担当も慣れています。入社できる時期の目安を書いておけば、選考は進めやすくなります。

面接の時間の希望は書いてもよいですか

書いて構いません。本人希望欄などに、平日の面接は何時以降を希望、と書いておくと、日程の調整がしやすくなります。

現職の実績は、今年度の途中の数字でもよいですか

構いません。年度の途中の数字でも、期間を明記すれば正しく伝わります。「2026年4月〜9月」のように書いてください。

試用期間中に転職活動をする場合はどう書けばよいですか

在籍期間を正確に書き、試用期間中であることを補足しても構いません。在籍が短い場合の書き方は、別の記事で整理しています。

現職に転職活動を知られた場合はどうすればよいですか

落ち着いて、業務に支障が出ないよう今の仕事を続けてください。退職の意思を伝える時期は、内定の状況を見て判断してください。

10. まとめ:今夜やる3つのこと

今夜やる3つのこと

① 履歴書に「現在に至る」、職務経歴書に「〜現在」と書く

② 就業規則を確かめ、入社できる時期の目安を書く

③ 連絡先を個人のものにし、会社のパソコンを使わない

※ 退職の申し出の時期や手続きの説明は一般的な整理です。個別の扱いは就業規則で、判断に迷う場合は専門機関で確認してください

在職中の書類は、今も働いていることと、入社できる時期をはっきり書くことが基本です。採用担当が予定を立てやすい書類にすれば、選考もスムーズに進みます。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。