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生成AIを使える力を転職でどう伝えるか|第二新卒が書類と面接で盛らずに示す方法【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約11分
生成AIを使える力を転職でどう伝えるか|第二新卒が書類と面接で盛らずに示す方法【2026年版】

仕事で生成AIを使う人が増え、「生成AIを使えることを、転職でアピールできるのか」と考える第二新卒も多いはずです。資料の下書き、文章の見直し、情報の整理など、日々の仕事で使っている人も少なくないと思います。

ただし、「生成AIを使えます」と書くだけでは、ほとんど伝わりません。多くの人が使える道具になりつつあるからです。伝わるのは、生成AIを使って、どの仕事を、どう良くしたかという具体的な経験です。

この記事では、採用する側が見ていること、伝わる使い方、書類と面接での伝え方、情報の扱いで気をつけることを整理します。

1. 結論:「道具の名前」ではなく「仕事の変化」を伝える

伝わりにくい伝わりやすい
生成AIを使えます議事録の下書きに生成AIを使い、作成時間を約半分にした
AIに詳しいですよくある問い合わせの答えの下書きを作り、確認してから使う流れを決めた
最新のツールを知っています使ってよい情報の範囲を決め、課の使い方の手順書を作った

採用する側が知りたいのは、道具を知っているかより、仕事をどう良くできる人かです。生成AIは、そのための手段の一つとして伝えてください。

2. 採用する側が見ていること

見ていること伝えたいこと
仕事を良くする力どの仕事の、どの手間を減らしたか
正しく使う力出てきた内容を確かめてから使っているか
情報の扱い社外に出してはいけない情報を入れていないか
周りに広げる力使い方を周りと共有したか

2つ目と3つ目は、特に大切です。生成AIの出す内容には誤りが含まれることがあり、入れる情報によっては情報の漏れにつながるおそれがあります。正しく使える人であることを示すと、安心して仕事を任せてもらえます。

3. 伝わる使い方の例

仕事使い方の例伝え方のポイント
資料作成構成の案や下書きを作り、自分で直して仕上げる作成時間の変化と、自分が直した点
文章の見直しメールや報告書の分かりにくい所を見つける伝わりやすさがどう変わったか
情報の整理長い資料の要点をまとめ、原文で確かめる確かめる手順を決めていること
問い合わせ対応答えの下書きを作り、確認してから送る対応時間の変化と、確認の手順
表計算関数の書き方を調べ、集計を自動化する作業時間の変化

どの例にも「自分で確かめる」手順が入っていることに注目してください。出てきた内容をそのまま使わず、確かめてから使う姿勢が、正しく使える人の証拠になります。

4. 職務経歴書の書き方

・議事録の作成に生成AIを取り入れ、下書きを作ってから内容を確認する流れに変更。1件あたりの作成時間を約60分から30分に短縮

・使ってよい情報の範囲(社外秘の情報を入れない)を上司と決め、課の使い方の手順書を作成

書き方のポイント理由
担当業務の中に書く仕事の中で使ったことが伝わる
変化を数字で示すどのくらい良くなったかが伝わる
確認の手順を書く正しく使える人だと伝わる
情報の扱いを書く安心して任せられる人だと伝わる

スキル欄に「生成AI」とだけ書くより、担当業務の中で使い方と効果を書くほうが伝わります。数字は確かめられる範囲で、おおよその場合は「約」をつけて書いてください。

5. 面接での話し方

(例・架空)前職では、議事録の作成に時間がかかっていたため、生成AIで下書きを作ってから自分で確認する流れに変えました。1件あたりの作成時間が半分ほどになり、空いた時間を取引先への連絡に使えるようになりました。使うときは、社外秘の情報を入れないこと、出てきた内容を必ず元の記録で確かめることを決めていました。

よく続く質問答え方
間違った内容が出たことはありますか確かめて見つけた経験と、その後の確かめ方を話す
情報の扱いで気をつけたことは入れない情報の決まりと、会社のルールを話す
当社でどう生かせますか応募先の業務の中で、手間を減らせそうな場面を話す
使えない環境だったらどうしますか会社のルールに従い、他の方法で効率を上げると話す

会社によって、生成AIの使い方のルールは違います。使えない会社もあるので、「ルールに従って使う」姿勢を伝えることが大切です。

6. 情報の扱いで気をつけること

気をつけること内容
社外秘の情報を入れないお客様の名前、契約の内容、社内の数字など
個人の情報を入れない名前、連絡先などを入れない
会社のルールを確かめる使ってよいツールと、使い方の決まり
出てきた内容を確かめる事実や数字は、元の資料で確かめる
前職の情報を話さない面接で、前職の社外秘の情報を例に出さない

面接で使い方を話すときも、前職の社外秘の情報は出さないでください。守秘義務がある仕事の書き方と同じように、仕事の性質と量だけで伝えます。生成AIの使い方に関わる会社のルールや、情報の扱いの考え方は会社ごとに違うため、個別の判断は勤務先の決まりで確認してください。

7. 避けたい伝え方5つ

避けたい伝え方何が問題か代わりにすること
「生成AIを使えます」だけ何ができるか伝わらない使った仕事と効果を書く
道具の名前を並べる道具が変われば意味がなくなる仕事の変化を中心に書く
出てきた内容をそのまま使ったと話す正しく使えるか心配される確かめる手順を話す
社外秘の情報を入れていたと話す情報の扱いを心配される入れない情報の決まりを話す
効果を大きく言う深掘りで答えに詰まる確かめられる範囲の数字にする

8. これから身につけるなら

  1. 今の仕事で、時間がかかっている作業を一つ選ぶ。
  2. 会社のルールを確かめ、使ってよい範囲で試す。
  3. 出てきた内容を確かめる手順を決める。
  4. 変える前と後の作業時間を記録する。
  5. うまくいった使い方を、手順書にまとめて周りと共有する。

この5つを一度やってみるだけで、書類と面接で話せる具体的な経験になります。道具を知ることより、仕事を良くした経験を一つ作ることを優先してください。

9. よくある質問

生成AIを使えることは、転職で有利になりますか

使えることだけで有利になるとは限りません。使って仕事をどう良くしたかを具体的に話せれば、仕事を良くする力として評価されます。

スキル欄に生成AIと書いてもよいですか

書いても構いませんが、それだけでは伝わりにくいです。担当業務の中で、使い方と効果を具体的に書くほうが伝わります。

前職では使う機会がありませんでした

これから身につけることもできます。会社のルールの範囲で、今の仕事の作業を一つ試してみてください。私生活での学びを話す場合は、どんな作業で試したかを具体的に話してください。

エンジニアでなくても関係ありますか

関係あります。資料作成、文章の見直し、情報の整理など、どの職種でも使う場面があります。

面接で使い方を詳しく聞かれたら

使った仕事、使い方、確かめる手順、効果の順に話してください。前職の社外秘の情報は出さないよう注意してください。

生成AIを使えない会社に入ったらどうしますか

会社のルールに従ってください。生成AIを使わなくても、手順の見直しなど、他の方法で効率を上げることはできます。

道具の名前は書いたほうがよいですか

書いても構いませんが、道具は変わっていくので、仕事の変化を中心に書くほうが長く通じる伝え方になります。

生成AIの勉強のために資格を取るべきですか

関連する資格や講座もありますが、内容や制度は変わることがあります。資格より、仕事で使って効果を出した経験のほうが伝わりやすいです。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① 生成AIを使った仕事を、変える前と後で書き出す

② 確かめる手順と、入れない情報の決まりを一文ずつ書く

③ 職務経歴書の担当業務の中に、使い方と効果を書き入れる

※ 生成AIの使い方のルールや情報の扱いは会社ごとに違います。個別の判断は勤務先の決まりで確認してください

生成AIを使える力は、道具の名前ではなく、仕事の変化で伝えるものです。確かめる手順と情報の扱いを添えて、正しく使って仕事を良くできる人であることを示してください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。