DX推進・業務改善の担当へ転職する|第二新卒が非エンジニアでも目指せる仕事の中身と入り方【2026年版】
最近は、多くの企業が「DX推進」や「業務改善」の担当を募集しています。紙や表計算ソフトで行っていた業務を、システムやツールを使って効率よくする仕事です。
DX推進の仕事は、エンジニアの経験がなくても目指せる求人があるのが特徴です。現場の業務を知っていて、それを改善した経験がある人が求められることも多いからです。第二新卒でも、前職で業務の改善に取り組んだ経験があれば、応募の材料になります。
この記事では、DX推進の仕事の中身、他の職種との違い、求められる力、前職の経験の伝え方、確認する7項目を整理します。
1. 結論:「現場の業務を知り、改善した経験」が一番の材料
| 押さえること | 内容 |
|---|---|
| 仕事の中身 | 業務の課題を見つけ、ツールやシステムで改善し、定着させる |
| 求められる力 | 業務を整理する力、ツールを選ぶ力、現場を巻き込む力 |
| 非エンジニアでも目指せる理由 | プログラムを書くより、業務の改善と定着が中心の求人がある |
| 材料になる経験 | 前職で手順を見直した、ツールを導入した、表計算で作業を減らした |
DX推進の担当で一番大切なのは、ツールを入れることではなく、現場で使われ続けるようにすることです。現場の人の話を聞き、使いやすい形に整える力が求められます。
2. 仕事の中身
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 業務を知る | 各部署の業務の流れを聞き取り、手間のかかっている所を見つける |
| 改善の計画 | どの業務を、どのツールで、どう変えるかを決める |
| ツールの選定・導入 | いくつかのツールを比べて選び、導入する |
| 使い方の定着 | 使い方の説明会や手順書で、現場に定着させる |
| 効果の確認 | 作業時間や手間がどう変わったかを確かめる |
会社によっては、ノーコードのツールで簡単な仕組みを自分で作ることもあります。プログラミングの経験がなくても、ツールの使い方を学べば対応できる仕事です。
3. 他の職種との違い
| 職種 | 主な仕事 | DX推進との違い |
|---|---|---|
| 社内SE | 社内のシステムの管理、パソコンや通信の運用 | DX推進は、業務の改善の企画が中心 |
| ITコンサル | 他社のIT化を支える | DX推進は、自社の業務の改善が中心 |
| 業務改善の担当(BPR) | 業務の流れを見直す | 重なる部分が多い |
| 情報システム部門 | 社内のIT全般 | 会社によっては同じ部署が担当する |
会社によって、DX推進と社内SEの範囲は大きく違います。求人票の仕事の中身を読んで、企画が中心か、システムの運用が中心かを確かめてください。
4. 求められる力
| 力 | 前職での示し方の例 |
|---|---|
| 業務を整理する力 | 業務の流れを書き出し、手間のかかる所を見つけた |
| ツールを使いこなす力 | 表計算の関数や、社内のツールで作業を減らした |
| 現場を巻き込む力 | 新しいやり方を、周りの人に使ってもらえるよう説明した |
| 数字で効果を示す力 | 作業時間がどれだけ減ったかを数字で示した |
| 学び続ける力 | 新しいツールを自分で調べて使えるようにした |
5. 前職の業務改善の経験の伝え方
| 経験 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 手順を見直した | 確認の手順を一枚の表にまとめ、差し戻しを減らした |
| 表計算で作業を減らした | 毎月の集計を関数で自動化し、作業時間を半分ほどにした |
| 新しいツールを導入した | チャットのツールの導入を担当し、使い方の手順書を作った |
| 紙の業務をなくした | 紙の申請書を、オンラインの入力フォームに変えた |
改善の経験は、「変える前」と「変えた後」を数字や様子で示すと伝わります。作業時間、件数、ミスの数など、確かめられる範囲で書いてください。
6. 学んでおきたいこと
- 表計算の関数と、データの集計の基本。
- ノーコードのツールの基本(入力フォーム、データの管理、自動化の仕組み)。
- 業務の流れを図にする方法。
- ITの基本の知識(資格の勉強など)。
- 情報の扱いの基本(社内の情報を守る考え方)。
ITの基本の資格の勉強は、知識を体系的に学ぶ助けになります。資格の内容や試験の制度は変わることがあるので、最新の情報は試験を行う団体の案内で確認してください。
7. 確認する7項目
- DX推進の部署の人数と、他の部署との関係。
- 仕事の中心が、企画か、システムの運用か。
- 扱うツールやシステムの種類。
- 経営層がDXにどのくらい力を入れているか。
- 外部の会社と協力して進めるか、社内で進めるか。
- 入社後に最初に担当する業務。
- 評価の仕組み(改善の効果をどう評価するか)。
応募前に見直す5つの点
- DX推進と社内SEの違いを説明できるか。
- 前職の業務改善の経験を、変える前と後で整理したか。
- ツールの基本を学び始めているか。
- 応募先の仕事の中心(企画か運用か)を確かめたか。
- 現場を巻き込んだ経験を一つ話せるか。
8. 面接で聞かれることと答え方
| 聞かれること | 答え方 |
|---|---|
| なぜDX推進なのか | 前職で業務を改善したきっかけと、やりがいを話す |
| 現場が新しいやり方に反対したらどうするか | まず困りごとを聞き、小さく試してから広げると話す |
| どんなツールを使えますか | 使えるツールと、使って何をしたかを話す |
| 入社後に何をしたいか | 業務を知るところから始め、改善の提案をしたいと話す |
(例・架空)前職の営業事務で、毎月の売上の集計に1日かかっていました。表計算の関数で集計を自動化し、作業を半日ほどに減らしたことで、改善の仕事にやりがいを感じるようになりました。周りの人にも使ってもらえるよう、手順書を作って説明したことも経験として生かせると考えています。入社後は、まず各部署の業務を知るところから始め、改善の提案につなげたいと思っています。
よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| システムに詳しい人の仕事だ | 業務を知り、現場を巻き込む力のほうが大切なことが多い |
| ツールを入れれば終わりだ | 現場で使われ続けるように定着させるまでが仕事 |
| 大きな会社だけの仕事だ | 中小企業でも業務改善の担当を募集していることがある |
| 一度にすべてを変える | 小さく試して効果を見せてから広げるのが一般的 |
DX推進の仕事は、ツールより人に向き合う時間のほうが長い仕事です。前職で周りの人に新しいやり方を使ってもらった経験があれば、具体的に伝えてください。
9. よくある質問
エンジニアの経験がなくてもDX推進の担当になれますか
業務の改善と定着が中心の求人では、エンジニアの経験がなくても応募できることがあります。前職で業務を改善した経験があれば、応募の材料になります。
DX推進と社内SEはどう違いますか
DX推進は業務の改善の企画が中心、社内SEはシステムの管理や運用が中心であることが多いです。会社によって範囲が違うので、求人票で確かめてください。
どんなツールを学べばよいですか
表計算の関数と、ノーコードのツールの基本を学んでおくと役立ちます。応募先が使っているツールが分かれば、それを中心に学んでください。
現場の人に反対されたらどうしますか
まず困りごとを聞き、小さな範囲で試して効果を見せてから広げる方法が一般的です。一度に全部を変えようとしないことが大切です。
一人で担当することもありますか
中小企業では、DX推進を一人で担当することもあります。相談できる相手や、外部の協力先があるかを確かめてください。
将来、どんな道がありますか
業務改善の経験を積み、社内のIT全般を見る立場や、ITコンサル、プロダクトの企画などに広げる道があります。
資格は必要ですか
必須ではないことが多いですが、ITの基本の資格は知識の証明になります。試験の制度は変わることがあるので、試験を行う団体の案内で確認してください。
DXという言葉が流行っているだけでは、と不安です
言葉の流行にかかわらず、業務を効率よくする仕事はどの会社でも必要とされます。会社が具体的にどんな改善に取り組んでいるかを確かめてください。
10. まとめ:今週やる3つのこと
今週やる3つのこと
① 前職の業務改善の経験を、変える前と後で書き出す
② 表計算の関数かノーコードのツールの基本を学び始める
③ 気になる会社のDX推進の仕事の中心(企画か運用か)を確かめる
※ 資格や試験の制度は変わることがあります。最新の情報は試験を行う団体の案内で確認してください
DX推進の担当は、現場の業務を知り、改善した経験が一番の材料になる仕事です。エンジニアでなくても、業務改善の経験を具体的に伝えれば、目指せる道があります。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。