再生可能エネルギー業界へ転職する|第二新卒が事業の流れと入りやすい職種を整理する【2026年版】
再生可能エネルギー業界は、太陽の光や風、水の流れなど、なくならない自然の力を使って電気をつくる業界です。環境への関心が高まる中で、仕事として関わりたいと考える人も増えています。
この業界の仕事は、発電所をつくる場所を探すところから、建てる、動かす、電気を売るところまで、長い流れの中のどこかを担うものです。技術者だけでなく、土地の交渉や営業、事務など、文系の第二新卒が入りやすい職種もあります。
この記事では、発電所ができるまでの流れ、業界の分かれ方、入りやすい職種、確認する7項目を整理します。
1. 結論:押さえるべきは3点
| 押さえること | 内容 |
|---|---|
| 発電の種類 | 太陽光、風力、水力、地熱、木などを燃やす発電など |
| 事業の流れ | 場所探し、許可の手続き、建設、運転と保守、電気の販売 |
| 入り口の職種 | 営業、土地の担当、事務、保守の担当など |
一つの発電所ができるまでには、長い時間と多くの人が関わります。自分が流れのどこに関わりたいかを考えると、会社を選びやすくなります。
2. 業界の分かれ方
| 立場 | 主な仕事 |
|---|---|
| 発電所をつくる会社(開発) | 場所を探し、計画を立て、発電所をつくる |
| 建設・工事の会社 | 発電所の設備を設置する |
| 運転・保守の会社 | 発電所が止まらないよう点検や修理をする |
| 電気を売る会社 | つくった電気を家庭や会社に売る |
| 設備を作る会社 | 太陽光の板や関連する機器を作る |
| 家庭や会社に設置する会社 | 屋根などに太陽光の設備を設置する |
家庭や会社の屋根に設備を設置する会社は、営業職の募集が比較的多い分野です。一方、大きな発電所をつくる会社では、土地や許可の手続きに関わる仕事も多くあります。
3. 発電所ができるまでの流れ
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 場所探し | 発電に向いた土地や屋根を探す |
| 地域や地主との話し合い | 土地を借りたり買ったりする交渉、地域への説明 |
| 許可の手続き | 国や自治体への申請、電気を送る仕組みへの接続の手続き |
| 建設 | 設備を設置する |
| 運転と保守 | 点検や修理をして、長く動かし続ける |
| 電気の販売 | つくった電気を売る |
地域や地主との話し合いは、この業界ならではの大切な仕事です。相手の不安を聞き、丁寧に説明する力が求められます。
4. 文系でも入りやすい職種
| 職種 | 仕事の内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 営業(家庭・会社向け) | 太陽光の設備や電気の契約を提案する | 人に提案するのが好きな人 |
| 土地の担当 | 土地を探し、地主と話し合う | 粘り強く人と話せる人 |
| 事務・手続きの担当 | 許可の申請や契約の書類づくり | 正確に書類を扱える人 |
| 保守の担当 | 発電所の点検、修理の手配 | 機械や現場の仕事が好きな人 |
| 電気の販売の顧客対応 | 契約や料金の問い合わせ対応 | 相手の話を聞くのが得意な人 |
5. 前職別の入り方
| 前職 | 生きる経験 | 狙いやすい職種 |
|---|---|---|
| 営業 | 提案する力、目標に向けた行動 | 家庭・会社向けの営業 |
| 不動産 | 土地の知識、地主との交渉 | 土地の担当 |
| 事務 | 正確な書類の処理 | 手続きの担当 |
| 設備・電気の仕事 | 現場の経験、資格 | 保守の担当、工事の管理 |
| コールセンター | 問い合わせ対応 | 電気の販売の顧客対応 |
不動産の経験は、土地の担当として生きることが多いです。土地の調べ方や、地主との話し合いの経験があれば、志望動機につなげてください。
6. 働き方の特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 出張が多い職種がある | 土地の担当や保守の担当は、地方の発電所に行くことがある |
| 長い期間の仕事 | 一つの発電所ができるまで、長い時間がかかることが多い |
| 決まりの変化 | 国の制度や決まりが変わることがあり、学び続けることが求められる |
| 屋外の仕事 | 保守や工事の仕事は、屋外での作業がある |
働き方は会社や職種によって大きく違います。出張の頻度や勤務地は、応募先に確かめてください。
7. 確認する7項目
- その会社は流れのどこを担っているか。
- 扱っている発電の種類は何か。
- 自分が担当する仕事の中身は何か。
- 出張や勤務地はどうなるか。
- 必要な資格や、入社後に取る資格はあるか。
- 国の制度の変化に、会社がどう向き合っているか。
- 入社後に、どんな研修や教わる機会があるか。
応募前に見直す5つの点
- 応募先が流れのどこを担っているかを言えるか。
- なぜこの業界なのかを、自分の言葉で話せるか。
- 前職の経験が、どの職種で生きるかを言えるか。
- 出張や屋外の仕事について、自分の考えを整理したか。
- 働き方の気になる点を、質問として用意したか。
8. 面接で聞かれることと答え方
| 聞かれること | 答え方のポイント |
|---|---|
| なぜ再生可能エネルギーの業界なのですか | 環境への関心だけでなく、自分の経験が生きる理由を添える |
| 当社の事業をどう理解していますか | 流れのどこを担う会社かを、自分の言葉で |
| 地方への出張はできますか | できる範囲を正直に伝える |
| 粘り強く交渉した経験は | 前職で、相手の不安を聞いて進めた経験 |
「環境に関わりたい」という思いだけでは、志望動機として弱くなりがちです。自分の経験がこの業界のどこで生きるかを、具体的に話してください。
よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 理系でないと入れない | 営業、土地の担当、事務など、文系が入りやすい職種もある |
| 環境への思いがあれば十分 | 自分の経験が生きる理由も求められる |
| どの会社も同じ仕事 | 流れのどこを担うかで、仕事の中身は大きく違う |
業界を調べるときの手がかり
| 調べる場所 | 分かること |
|---|---|
| 会社のホームページ | 扱う発電の種類、つくった発電所の例 |
| 会社の採用ページ | 職種ごとの仕事の中身 |
| 求人票 | 勤務地、出張の頻度、必要な資格 |
9. よくある質問
文系でも入れますか
入れる職種があります。営業、土地の担当、事務、顧客対応などは、文系の第二新卒も多く働いています。
電気の資格は必要ですか
職種によって違います。保守や工事の仕事では資格が求められることがありますが、営業や事務では必須でないことが多いです。必要な資格は求人票で確かめてください。
国の制度が変わると、会社は大丈夫ですか
制度の変化は業界に影響を与えることがあります。応募先が制度の変化にどう向き合っているかを、面接で聞いてみるのも一つの方法です。
出張は多いですか
土地の担当や保守の担当は、出張がある場合があります。頻度は会社や職種によって違うので、応募先に確かめてください。
家庭向けの営業はどんな仕事ですか
家庭に太陽光の設備や電気の契約を提案する仕事です。訪問や問い合わせへの対応など、会社によって進め方が違います。
環境への思いは志望動機に書いてよいですか
書いて構いませんが、それだけでなく、自分の経験がこの業界でどう生きるかを添えてください。
屋外の仕事が苦手です
営業、事務、顧客対応など、屋内の仕事が中心の職種もあります。仕事の中身を求人票で確かめてください。
将来どんな仕事に広がりますか
営業から事業の企画、土地の担当から開発の責任者など、広がる道があります。どんな道があるかは、応募先に確かめてください。
10. まとめ:今週やる3つのこと
今週やる3つのこと
① 気になる会社が、発電所ができるまでの流れのどこを担っているかを確かめる
② 前職の経験が、どの職種で生きるかを整理する
③ 環境への思いに、自分の経験が生きる理由を添えて志望動機を考える
※ 出張や勤務地、必要な資格は会社ごとに違うため、応募先で確かめてください
再生可能エネルギー業界は、長い流れの中で多くの職種が関わる業界です。流れのどこに関わりたいかを考えて、会社を選んでください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。