面接・選考対策

面接後のお礼メール|第二新卒が送るべきか、送るなら何を書くか【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年9月5日 読了 約16分
面接後のお礼メール|第二新卒が送るべきか、送るなら何を書くか【2026年版】

〜送っても合否は変わりません。ただし、書き方によっては下がります〜

面接が終わった後、多くの人が迷います。

「お礼メールを送るべきか」

結論から言うと、送っても合否は基本的に変わりません。採用は、面接での受け答えと経歴で決まるからです。

ただし、送り方を間違えると、印象を下げることはあります。長すぎる、志望動機を書き直す、催促に見える——こうした失敗は実際にあります。

この記事では、送るべきかの判断と、そのまま使える例文を置いておきます。

1. 結論:送っても送らなくてもよい。ただし3つだけ守る

送る場合に守る3点

① 当日中に送る(翌日以降は逆効果になることも)

② 5〜8行で終える(長文は読む側の負担)

③ 志望動機を書き直さない(面接で言えなかった内容を補足しない)

③を守れない人が最も多く、そして最も印象を下げます。

送らなくても、それだけで落ちることはありません。迷うなら、送らないほうが安全です。

2. 送る意味と、送らない選択

2-1. 送る意味

効果実際のところ
感謝を伝える本来の目的はこれだけ
記憶に残る応募者が多い場合、わずかに効果はある
丁寧な印象マイナスにはならない
合否が変わる基本的に変わらない

2-2. 送らない選択も普通

送らない応募者のほうが多数です。

  • 送らないことで落ちることはない
  • 企業側も期待していない
  • 返信の手間をかけさせる面もある

「送らないと失礼」ということはありません。

2-3. こういう場合は送る価値がある

状況理由
面接で答えられなかったことがあり、事実の訂正が必要誤解を残さないため
面接官が特に時間を割いてくれた感謝を伝える
志望度が高く、それを伝えたい一言だけなら有効
面接官から「何かあれば連絡を」と言われた促されている

1番目は、送る価値が明確にあります。ただし訂正は簡潔に、1〜2行で済ませてください。

3. そのまま使える例文

3-1. 基本形(最も無難)

件名:本日の面接のお礼(◯◯ ◯◯)

株式会社◯◯◯◯
人事部 ◯◯ ◯◯様

お世話になっております。
本日面接のお時間をいただきました、◯◯ ◯◯です。

本日はご多用のところ、貴重なお時間をいただき
誠にありがとうございました。

◯◯についてのお話を伺い、
◯◯の部分に強く関心を持ちました。

改めて、貴社で働きたいという思いが強くなりました。

引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

──────────────────
◯◯ ◯◯(おなまえ)
電話:090-XXXX-XXXX
メール:xxxx@xxxx.com
──────────────────

これで十分です。「◯◯についてのお話」は、面接で実際に聞いた具体的な内容を1つ入れてください。

3-2. 事実の訂正が必要な場合

件名:本日の面接のお礼(◯◯ ◯◯)

(前略。基本形と同じ)

なお、面接時にご質問いただいた◯◯について、
正確にお伝えできていなかった点がございましたので、
補足させていただきます。

◯◯は◯◯年◯月に取得しております。
(1〜2行で簡潔に)

お手数をおかけし恐れ入りますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

訂正は1〜2行で。長く書くと、言い訳に見えます。

3-3. エージェント経由の場合

企業に直接送らず、担当者に連絡してください。

「本日の面接が終わりました。◯◯についてのお話を伺い、志望度が上がりました。もし可能であれば、その旨をお伝えいただけますでしょうか。」

エージェント経由の応募では、担当者を飛ばして企業に連絡しないでください。

4. 送るタイミング

タイミング評価
面接当日の終業前(〜18時頃)◎ 最も自然
当日の夜○ 問題なし
翌日△ やや遅い
2日以降× 送らないほうがよい

当日中が原則です。2日以上経ってから送ると、「結果が気になって送ってきた」ように見えます。

送る前に確認する4点

書く内容より、宛先と体裁で失敗するほうが多い場面です。送信前にこの4点だけ確認してください。

確認見る場所よくある失敗
宛先の会社名・部署受け取った案内メール略称や旧社名のまま送る
宛名の氏名と敬称名刺・署名欄読み方の違う漢字を使う
件名で用件が分かるか件名欄「ありがとうございました」だけ
誤字と改行本文全体一段落が長く読みにくい

宛名を間違えたお礼メールは、送らなかった場合よりも印象が悪くなります。案内メールの署名をそのまま写すのが、いちばん確実な方法です。

複数回の面接があるとき

一次・二次・最終と進む場合、毎回送る必要はありません。回を重ねるごとに送ると、内容が薄くなり形式だけが残ります。送るなら、伝え忘れた事実がある回か、最終面接の後の1回に絞るのが自然です。同じ文面を使い回すと、担当者が変わっていても社内で共有されて気づかれることがあります。

5. 逆効果になる書き方5つ

型具体例なぜダメか
長文型20行以上書く読む負担。要点が見えない
志望動機書き直し型面接で言えなかった内容を長々と補足面接で言えなかったことの言い訳に見える
催促型「結果はいつ頃でしょうか」印象を明確に下げる
テンプレ丸写し型面接の内容に一切触れない誰にでも送れる文面
誤字型社名や面接官の名前を間違える送らないほうがマシ

最も多いのが志望動機書き直し型です。「面接ではうまく伝えられませんでしたが」で始まる長文は、逆効果になります。

面接で言えなかったことは、次の面接で言ってください。

6. 面接官の名前が分からない場合

状況宛名
名刺をもらったその方の氏名+様
名前が分からない「採用ご担当者様」
複数名いた代表の方の名前+様、または採用ご担当者様
連絡先が分からない送らなくてよい(無理に探さない)

連絡先が分からない場合は、送らなくて構いません。探し出してまで送るものではありません。

7. 返信が来た場合

返信が来ることもあります。

返信の内容対応
「こちらこそありがとうございました」返信不要
質問への回答短くお礼を返す
選考結果の連絡内容に応じて対応
追加の質問誠実に回答する

「ありがとうございました」に対して、さらに返信する必要はありません。やり取りを増やすと、相手の手間になります。

送らなかったときに何が起きるか

送らない選択で不利になるのではないか、という不安が最も多い質問です。実際に起きることを整理します。

心配していること実際に起きやすいこと
熱意が伝わらない熱意は面接の内容で判断されている
他の応募者に差をつけられるメールの有無で順位が入れ替わることは少ない
失礼だと思われる送らないことを失礼とする運用は一般的ではない
覚えてもらえない記録は面接の評価シートに残っている

お礼メールは、送らなかったことの減点ではなく、送った場合の小さな加点として扱われるのが一般的です。だから、無理に送る必要はありません。送るかどうかで悩んでいる時間は、次の面接の準備に使ったほうが結果につながります。

8. お礼メールより優先すべきこと

面接後にやるべきことは、他にあります。

優先度やること効果
1聞かれた質問を書き出す次の面接・他社で使える
2答えられなかった質問をメモし、準備する二次面接で同じ質問が出る
3エージェントに報告するフォローを入れてもらえる
4次の面接の日程を確認する—
5お礼メールを送る(任意)—

1が最も重要です。面接直後は覚えていますが、翌日には忘れます。その日のうちに書き出してください。

面接の準備は面接練習のやり方、段階別の対策は面接の流れを参照してください。

9. よくある質問

お礼メールは必須ですか

必須ではありません。送らない応募者のほうが多数です。送らないことで落ちることはありません。

送ると合否は変わりますか

基本的に変わりません。ただし、応募者が多い場合にわずかに記憶に残る効果はあります。

いつまでに送るべきですか

送るなら面接当日中です。2日以上経ってから届くと、結果を気にして送ったように見えます。夜遅い時間になっても、翌朝まで待つ必要はありません。時間帯より、当日のうちに出すことのほうが自然に見えます。

何を書けばいいですか

感謝と、面接で聞いた具体的な内容への感想を1つだけ書きます。全体で5〜8行あれば十分です。志望動機を書き直したり、面接で話した内容を繰り返したりすると、かえって読みにくくなります。

面接で言えなかったことを補足していいですか

事実の訂正なら1〜2行で。志望動機の書き直しは避けてください。言い訳に見えます。

面接官の連絡先が分かりません

送らなくて構いません。採用担当のアドレスが分かる場合のみ、「採用ご担当者様」で送ってください。

エージェント経由の場合はどうしますか

まず担当のキャリアアドバイザーに連絡してください。企業へ直接送ると、窓口が二重になって混乱のもとになります。伝えたいことがあれば、担当者を通して伝えてもらうのが基本の流れです。

結果の連絡が遅いのですが、催促してもいいですか

お礼メールで催促しないでください。1週間経ってから、別途問い合わせてください。文面は応募から内定までの日数にまとめています。

10. まとめ

お礼メールは、任意です。送るなら、短く、当日中に。

面接後にやる3つのこと

① 聞かれた質問を、その日のうちに全部書き出す(お礼メールより優先度が高い)

② 答えられなかった質問を1つ選び、次までに準備する

③ 送るなら、当日中に5〜8行で。面接で聞いた具体的な内容を1つ入れる

①をやっている人は少数です。次の面接や他社の選考で、そのまま使えます。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。