給料が上がらないとき|第二新卒が転職の前に確かめることと動き方【2026年版】
働き始めて数年たつのに、給料がほとんど上がらないと、このまま今の会社にいてよいのか不安になります。同期や友人の話を聞いて、焦ってしまうこともあるかもしれません。
給料が上がらない理由は、会社の仕組み、業界の水準、自分の評価のどれかであることが多いです。理由によって、今の会社で動くべきか、転職を考えるべきかが変わります。まずは理由を見極めることが大切です。
この記事では、給料が上がらない主な理由、今の会社で確かめること、上司への相談の仕方、転職で給料が上がりやすい場合と上がりにくい場合を整理します。
1. 結論:理由を見極めてから、動き方を決める
| 理由 | 考えられる動き方 |
|---|---|
| 会社の仕組み | 昇給の仕組みを確かめ、上がる見込みがあるか判断する |
| 業界の水準 | 同じ業界の中で動いても、大きく変わらないことがある |
| 自分の評価 | 評価の基準を確かめ、上がるための行動を考える |
| 会社の業績 | 業績が戻る見込みがあるか、会社の状況を見る |
理由が分からないまま転職しても、同じ悩みをくり返すことがあります。まずは今の会社の仕組みを知ることから始めてください。
2. 給料が上がらない主な理由
| 理由 | 起きていること |
|---|---|
| 昇給の幅が小さい仕組み | 毎年少しずつしか上がらない決まりになっている |
| 年齢や年数で上がる仕組み | 若いうちは上がりにくく、長く働くと上がる |
| 役職につかないと上がらない | 役職につくまで、給料がほとんど変わらない |
| 業界の給料の水準が低い | 業界全体で給料が低めになっている |
| 評価が上がっていない | 評価の基準と、自分の働き方がずれている |
| 会社の業績が悪い | 会社全体で給料が上がりにくくなっている |
年齢や年数で上がる仕組みの会社では、若いうちは給料が上がりにくいのが普通です。年功序列の考え方は、年功序列の記事も参考にしてください。
3. 今の会社で確かめること
| 確かめること | 確かめ方 |
|---|---|
| 昇給の仕組み | 就業規則や賃金の決まり、人事の担当者 |
| 評価の基準 | 評価の面談、評価の資料 |
| 先輩の給料の上がり方 | 差し支えない範囲で、先輩に聞く |
| 役職につく時期の目安 | 上司との面談 |
| 会社の業績 | 会社の発表や、社内の説明 |
数年先の先輩の給料が、自分の将来の目安になります。先輩の働き方と給料を見て、そこを目指したいと思えるかを考えてみてください。
4. 上司への相談の仕方
(例)評価の面談の機会に、ご相談させてください。今後、給料を上げていくために、どのようなことができるようになればよいでしょうか。評価の基準について、もう少し詳しく教えていただけると、目標を立てやすいと思っています。
| 相談のポイント | 理由 |
|---|---|
| 評価の面談などの機会を使う | 給料の話をしやすい場 |
| 「どうすれば上がるか」を聞く | 不満ではなく、前向きな相談になる |
| 評価の基準を確かめる | 何を頑張ればよいかが分かる |
| 他社と比べた不満を言わない | 関係がこじれやすい |
給料の相談は、不満としてではなく、目標を立てるための相談として話すのがおすすめです。評価の面談の使い方は、自己評価の書き方や一対一の面談の記事も参考にしてください。
動く前に整理する5つの点
- 給料が上がらない理由に、心当たりがあるか。
- 今の会社の昇給の仕組みを知っているか。
- 評価の基準を確かめたか。
- 数年先の先輩の給料と働き方を見たか。
- 給料以外に、今の会社で大切にしたいことはあるか。
5. 転職で給料が上がりやすい場合と上がりにくい場合
| 上がりやすい場合 | 上がりにくい場合 |
|---|---|
| 給料の水準が高い業界に移る | 同じ業界で、似た会社に移る |
| 今の経験が高く評価される職種に移る | 未経験の職種に移る |
| 成果が給料に反映されやすい会社に移る | 年数で上がる仕組みの会社に移る |
| 今の会社の給料が、相場より低い | 今の会社の給料が、相場と同じくらい |
未経験の職種に移る場合は、一時的に給料が下がることもあります。その後に上がっていく見込みがあるかを、長い目で考えてください。年収が下がる転職の考え方は、別の記事でも整理しています。
6. 転職の前に整理しておくこと
- 今の年収と、その内訳(基本給、手当、賞与)を確かめる。
- 希望する年収と、最低限必要な年収を決める。
- 給料以外に大切にしたいこと(働き方、仕事の中身)を書き出す。
- 給料の水準が高い業界や職種を調べる。
- 転職エージェントに、自分の経験での年収の目安を聞く。
給料だけで転職先を選ぶと、働き方や仕事の中身で後悔することもあります。給料と、それ以外に大切にしたいことの両方を整理しておいてください。
7. よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 転職すれば給料は上がる | 業界や職種によっては、上がりにくいこともある |
| 給料の相談は失礼 | 目標を立てるための相談なら、前向きに受け止めてもらえる |
| 若いうちは我慢するしかない | 仕組みを知れば、動き方を選べる |
| 給料が一番大切 | 働き方や仕事の中身も、長く働くうえで大切 |
8. 避けたいこと5つ
| 避けたいこと | 何が問題か | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 理由を考えずに転職する | 同じ悩みをくり返す | 理由を見極める |
| 不満として上司に伝える | 関係がこじれる | 前向きな相談として話す |
| 同期と比べて焦る | 判断を急いでしまう | 自分の目標で考える |
| 給料だけで転職先を選ぶ | 働き方で後悔することがある | 大切にしたいことも整理する |
| 勢いで退職する | 収入が途切れる | 在職中に転職活動を進める |
給料の見通しを書き出す表の例
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 今の年収 | 源泉徴収票などで確かめた金額 |
| 3年後の見込み | 先輩の例や、昇給の仕組みからの目安 |
| 暮らしに必要な年収 | 毎月の生活費から考えた金額 |
| 差 | 見込みと必要な年収の差 |
見込みと必要な年収に大きな差がある場合は、動く理由がはっきりします。差が小さい場合は、給料以外の不満がないかも考えてみてください。数字にすると、焦りが落ち着くこともあります。
9. よくある質問
入社2〜3年で給料が上がらないのは普通ですか
会社の仕組みによっては、普通のこともあります。今の会社の昇給の仕組みと、先輩の給料の上がり方を確かめてみてください。
給料を上げるために資格を取るのはどうですか
資格手当がある会社や、資格が評価される職種では役立つことがあります。今の会社で評価されるかを確かめてから取ると、無駄になりにくいです。
上司に給料の相談をしたら、評価が下がりませんか
前向きな相談として話せば、評価が下がることは少ないです。「どうすれば上がるか」を聞く形にしてください。
同期より給料が低いです
評価の結果や、配属された部署の違いによることがあります。評価の基準を確かめ、自分が何を頑張ればよいかを考えてください。
転職で年収交渉はできますか
内定の前後で、根拠を添えて希望を伝えることはできます。年収交渉の考え方は、年収交渉の記事も参考にしてください。
副業で収入を増やすのはどうですか
会社の決まりで副業が認められているかを確かめてください。副業の扱いは会社によって違います。
給料は上がらないが、仕事は好きです
仕事の満足度も大切です。暮らしに必要な収入が足りているか、将来の見通しはどうかを考えて、総合的に判断してください。
給料の悩みで気持ちがつらいです
お金の不安が続くと、気持ちも疲れます。一人で抱えず、信頼できる人や、必要に応じて専門の窓口に相談してください。
10. まとめ:今週やる3つのこと
今週やる3つのこと
① 給料が上がらない理由を、会社の仕組み・業界・評価の面から考える
② 今の会社の昇給の仕組みと評価の基準を確かめる
③ 給料以外に大切にしたいことも書き出し、転職するかを考える
※ 給料の仕組みは会社ごとに違うため、自分の場合は就業規則や人事の担当者に確かめてください
給料が上がらないときは、理由を見極めてから動くことが、同じ悩みをくり返さない近道です。今の会社でできることと、転職で叶えられることを比べて、自分に合う道を選んでください。
この先、読むべき記事
- キャリアの悩み・自己分析まとめ|第二新卒が辞めるか迷ったら読む93記事(キャリアの悩みの全体像)
- 年功序列の会社で働くとき|第二新卒が昇給と昇進の実際を確かめる(年功序列の会社)
- 評価されないと感じるとき|第二新卒が確かめる3つと動かし方(評価されないとき)
- 第二新卒の年収交渉|2ヶ月で2社内定時の交渉実額を全公開(年収交渉)
- 年収が下がる転職の判断基準|第二新卒が3年で戻せるかを見る(年収が下がる転職)
- 人事評価の自己評価の書き方|第二新卒が伝わる振り返りを書く型と例文(自己評価の書き方)
この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。