有給休暇の取り方|第二新卒が気まずくならない申請の流れと伝え方【2026年版】
転職して間もないと、「入ったばかりで休みを取ってよいのだろうか」「周りが忙しそうで言い出しにくい」と感じることがあるはずです。用事があっても、つい休みを先延ばしにしてしまう人も少なくありません。
有給休暇は、決まりに沿って取れる休みです。早めに伝えて、休む前に仕事の段取りをつけておけば、気まずくなることはほとんどありません。
この記事では、有給休暇の基本、申請の流れ、上司への伝え方、休む前の引き継ぎ、取りにくい職場での工夫、休み明けにやることを整理します。なお、ここで扱うのは一般的な整理です。自分がいつから何日取れるかなど、個別のことは会社の就業規則や人事の担当者に確かめてください。
1. 結論:早めに伝え、段取りをつけてから休む
| やること | 内容 |
|---|---|
| 決まりを確かめる | 就業規則で、申請の方法と期限を確かめる |
| 早めに伝える | 決まった日の休みは、できるだけ早く上司に伝える |
| 段取りをつける | 休む日の仕事を前倒しするか、引き継ぐ |
| 休み明けに確かめる | 休んでいた間の連絡を確かめ、お礼を伝える |
休むこと自体より、急に休んで周りが困ることのほうが問題になります。早めに伝えて段取りをつければ、周りも安心して送り出してくれます。
2. 有給休暇の基本
| 項目 | 一般的な内容 |
|---|---|
| もらえる条件 | 入社から6か月続けて働き、決められた日の8割以上出勤すると、年に10日もらえるのが法律の基本 |
| その後の日数 | 働いた年数に応じて増えていく |
| 会社独自の決まり | 入社してすぐに数日もらえるなど、法律より有利な決まりの会社もある |
| 年5日の取得 | 年10日以上もらえる人は、年5日は取ることになっている |
| 休む日の調整 | 仕事に大きな支障が出る場合、会社が休む日を変えるよう求めることがある |
これは一般的な整理であり、自分がいつから何日取れるかは、会社の就業規則や人事の担当者に確かめてください。転職したばかりの時期は、まだ有給休暇がない場合もあります。その場合の休み方も、会社の決まりで確かめておくと安心です。
3. 申請の流れ
- 就業規則で、申請の方法(システム・書類など)と、何日前までに出すかを確かめる。
- 休みたい日が決まったら、まず上司に口頭かチャットで相談する。
- 了解をもらったら、決まった方法で申請する。
- チームの予定表などに、休む日を書いておく。
- 休む前日までに、仕事の段取りと引き継ぎを済ませる。
申請の前に、まず上司にひと言相談するのがおすすめです。いきなりシステムで申請するより、先に話しておくほうが、上司も予定を調整しやすくなります。
4. 上司への伝え方と例文
(例・架空)〇〇さん、今よろしいですか。来月の12日(金)に、私用でお休みをいただきたいと考えています。その週の資料づくりは、前の週のうちに終わらせる予定です。ご都合が悪ければ、日をずらすこともできますので、ご相談させてください。
(チャットの例・架空)お疲れ様です。来月12日(金)に有給休暇をいただきたく、ご相談です。当日予定していた仕事は前倒しで終える予定です。問題なければ、申請を進めます。
| 伝えること | ポイント |
|---|---|
| 休みたい日 | 日付と曜日を正確に |
| 理由 | 「私用で」で十分。詳しく話す必要はない |
| 仕事の段取り | どう進めておくかを添える |
| 調整できるか | ずらせる場合は、その旨を伝える |
休む理由は「私用のため」で構いません。理由を詳しく話す必要はありませんが、職場の雰囲気によっては、差し支えない範囲で伝えると話がしやすくなることもあります。
5. 休む前の引き継ぎ
| やること | 内容 |
|---|---|
| 締め切りを確かめる | 休む日に締め切りがある仕事は前倒しする |
| 引き継ぐ相手を決める | 急ぎの連絡が来たときの対応をお願いする |
| 引き継ぎのメモを書く | 進み具合、資料の場所、連絡先を書く |
| 社外の相手に伝える | 必要なら、休む日と代わりの担当を伝える |
| 不在の案内を設定する | メールやチャットに、休む日と戻る日を表示する |
(引き継ぎメモの例・架空)
12日(金)不在です。15日(月)から出社します。
・〇〇社の見積もり:11日に送付済み。返事が来たら△△さんに転送をお願いします
・週次の数字の集計:11日に済ませています
・急ぎの連絡はチャットで受けられますが、返信が遅れることがあります
引き継ぎのメモは、短くて構いません。何が終わっていて、何が来たらどうしてほしいかが分かれば十分です。
休む前に確かめる5つの点
- 上司の了解をもらい、決まった方法で申請したか。
- 休む日の締め切りを、前倒しで終えたか。
- 急ぎの連絡が来たときの対応を、誰かにお願いしたか。
- 引き継ぎのメモを残したか。
- メールやチャットに、不在の案内を設定したか。
6. 取りにくい職場での工夫
| 状況 | 工夫 |
|---|---|
| 周りが忙しそう | 忙しい時期を避け、早めに相談する |
| 誰も休んでいない | 上司に、休みを取りやすい時期を聞いてみる |
| 休むと言うと嫌な顔をされる | 段取りを先に示し、迷惑をかけないことを伝える |
| 申請を認めてもらえない | 理由を確かめ、日をずらせるか相談する。続く場合は人事に相談する |
有給休暇を取らせてもらえない状態が続く場合は、会社の人事の担当者に相談してください。社内で解決が難しい場合は、労働基準監督署などの公的な相談窓口もあります。ここでの整理は一般的なもので、個別の判断は会社の人事や専門の窓口で確かめてください。
7. 休み明けにやること
- 休んでいた間のメールやチャットを確かめる。
- 引き継いだ相手に「ありがとうございました」とお礼を伝える。
- 休んでいた間に起きたことを、引き継いだ相手に聞く。
- 急ぎの連絡から先に返す。
- 遅れていた仕事があれば、上司に進め方を相談する。
お礼のひと言を伝えるだけで、次に休むときも頼みやすくなります。お互いさまの気持ちで、自分も誰かが休むときは引き継ぎを受けるようにすると、休みを取りやすい雰囲気が生まれていきます。
8. 避けたいこと5つ
| 避けたいこと | 何が問題か | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 前日に急に伝える | 周りが予定を調整できない | 決まったらすぐに伝える |
| 上司に相談せずに申請だけする | 上司が予定を知らずに困る | 先にひと言相談する |
| 締め切りを残したまま休む | 周りが対応に追われる | 前倒しするか引き継ぐ |
| 引き継ぎをしない | 急ぎの連絡に誰も対応できない | 短いメモを残す |
| 休みを我慢し続ける | 疲れがたまり、仕事にも影響する | 計画して休む |
9. よくある質問
入社してすぐに有給休暇は取れますか
法律の基本では、入社から6か月後にもらえますが、入社時から数日もらえる会社もあります。一般的な整理なので、自分の場合は就業規則や人事の担当者に確かめてください。
休む理由を聞かれたら、どう答えればよいですか
「私用のため」で十分です。差し支えない範囲で伝えても構いませんが、詳しく話す必要はありません。
何日前までに伝えればよいですか
会社の決まりによって違います。就業規則で確かめ、決まった日の休みは、できるだけ早く上司に伝えてください。
体調が悪くて急に休むときはどうすればよいですか
始業の前に、上司に電話や決まった方法で連絡してください。急な休みの扱いは会社によって違うので、就業規則で確かめておくと安心です。体調が優れないときは、無理をせず休み、必要なら医療機関を受診してください。
連休にしてもよいですか
職場の忙しい時期を避け、早めに相談すれば問題になることは少ないです。長く休む場合は、引き継ぎを特にていねいにしてください。
有給休暇が残っているのに使い切れません
年の初めに、休む予定をいくつか決めておく方法があります。上司に相談して、休みやすい時期を聞いておくのも一つです。
休み中に仕事の連絡が来たらどうすればよいですか
急ぎでなければ、休み明けに返して構いません。急ぎの連絡への対応は、休む前に誰かにお願いしておくと安心です。
申請を認めてもらえない場合はどうすればよいですか
理由を確かめ、日をずらせるか相談してください。続く場合は人事の担当者や公的な相談窓口に相談してください。個別の判断は、会社の人事や専門の窓口で確かめてください。
10. まとめ:休む前にやる3つのこと
休む前にやる3つのこと
① 就業規則で申請の方法と期限を確かめ、早めに上司に相談する
② 休む日の仕事を前倒しするか、引き継ぐ
③ 引き継ぎのメモと、不在の案内を残す
※ 有給休暇の日数や扱いはここでは一般的な整理です。自分の場合は会社の就業規則や人事の担当者、必要に応じて公的な相談窓口で確かめてください
有給休暇は、早めに伝えて段取りをつければ、気まずくならずに取れる休みです。疲れをためすぎないよう、計画して休むことも仕事の一部だと考えてください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。