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未経験からQAエンジニア・テスターへ|第二新卒が入り口の現実とキャリアの広げ方を知る【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約11分
未経験からQAエンジニア・テスターへ|第二新卒が入り口の現実とキャリアの広げ方を知る【2026年版】

IT業界に未経験から入る道として、テスターやQAエンジニアを考える第二新卒は多いはずです。プログラミングの経験がなくても始めやすい求人が多く、IT業界の入り口として選ばれることの多い職種です。

一方で、「テスターから始めて、その先どうなるのか」が見えないまま入ると、同じ作業のくり返しで伸び悩むこともあります。入り口として選ぶなら、仕事の中身と、その先のキャリアの広げ方を知ってから選ぶことが大切です。

この記事では、仕事の中身、テスターとQAエンジニアの違い、身につけたい力、学ぶ順番、キャリアの広げ方を整理します。

1. 結論:入り口としては良い。ただし「その先」を決めて入る

押さえること内容
入りやすさプログラミングの経験がなくても始められる求人が多い
身につくことソフトの仕組み、不具合の見つけ方、開発の流れ
注意点手順どおりのテストだけを続けると、伸び悩むことがある
その先テストの設計、自動化、開発、品質の管理などに広げる

テスターとして入るなら、1〜2年後にどの方向へ広げたいかを考えておくと、日々の仕事から学ぶことが変わります。

2. 仕事の中身

仕事内容
テストの実施決められた手順に沿って、ソフトやアプリを操作し、正しく動くかを確かめる
不具合の報告見つけた不具合を、再現の手順と一緒に報告する
テストの設計どんな操作を確かめるか、テストの項目を考える
テストの自動化くり返すテストを、プログラムで自動で行えるようにする
品質の管理開発の流れ全体で、品質を保つ仕組みを考える

不具合の報告は、テストの仕事の中でも特に大切です。開発する人が同じ不具合を再現できるよう、操作の手順と結果を正確に書く力が求められます。

3. テスターとQAエンジニアの違い

項目テスターQAエンジニア
主な仕事決められた手順でテストを実施するテストの設計、自動化、品質の仕組みづくり
求められる力正確さ、気づく力、報告の力上の力に加えて、設計の力、技術の知識
未経験からの入りやすさ入りやすいテスターの経験を積んでから進むことが多い

会社によって呼び方が違い、テスターの仕事をQAエンジニアと呼ぶこともあります。求人票の仕事の中身を読んで、どの仕事が中心かを確かめてください。

4. 未経験から入りやすい理由と注意点

入りやすい理由注意点
手順書があり、未経験でも始められる手順どおりの作業だけだと、技術が身につきにくい
前職の正確さや気づく力が生きる同じ作業のくり返しで飽きることがある
開発の流れを近くで学べる客先で働く形の場合、案件によって経験が変わる

テストの仕事は、開発する人と近い場所で働けるのが利点です。不具合の原因を一緒に考える中で、ソフトの仕組みを学べます。

5. 身につけたい力と学ぶ順番

順番学ぶこと役立つ場面
1パソコンとWebの基本(ブラウザ、通信の仕組み)不具合の原因の見当をつける
2テストの考え方(境目の値、組み合わせ)テストの項目を考える
3不具合の報告の書き方開発する人に正確に伝える
4データベースの基本データが正しく保存されているかを確かめる
5プログラミングの基本テストの自動化に進む

テストに関わる資格の勉強も、考え方を身につける助けになります。資格の内容や試験の制度は変わることがあるので、最新の情報は試験を行う団体の案内で確認してください。

6. 入社後のキャリアの広げ方

広げる方向内容
テストの設計・リーダーテストの計画を立て、チームをまとめる
テストの自動化プログラムでテストを自動化するエンジニアになる
開発エンジニアテストで学んだ仕組みを生かして、開発に移る
品質の管理開発の流れ全体の品質を見る役割に進む
カスタマーサポート・社内SE製品の知識を生かして、使う人を支える仕事に移る

テスターから開発に移る場合は、仕事の合間にプログラミングを学び、小さなものを作っておくと移りやすくなります。テストから開発に移る道は、別の記事で詳しく整理しています。

7. 会社を選ぶときに確かめる7項目

  1. 仕事の中心が、テストの実施か、設計や自動化まで含むか。
  2. 自社のサービスのテストか、他社から引き受けたテストか。
  3. 客先で働く形か、自社で働く形か。
  4. 入社後の研修の内容。
  5. テストの設計や自動化に進む道があるか。
  6. 開発する人と、どのくらい近くで働けるか。
  7. 評価の仕組みと、昇給の目安。

応募前に見直す5つの点

  1. テスターとQAエンジニアの違いを説明できるか。
  2. 入社後1〜2年で広げたい方向を考えたか。
  3. 前職で正確さや気づく力を発揮した経験を整理したか。
  4. 学び始めていることを一つ話せるか。
  5. 働く形(客先か自社か)を確かめたか。

8. 面接で聞かれることと答え方

聞かれること答え方
なぜQA・テストなのか正確さや気づく力を生かせる理由を、前職の経験と合わせて話す
同じ作業のくり返しは大丈夫か正確に続けてきた経験と、工夫したことを話す
将来どうなりたいかテストの設計や自動化、開発など、広げたい方向を話す
何を学んでいますか学んでいることと、学ぶ時間を話す

(例・架空)前職の事務で、請求書の確認の手順を見直し、差し戻しを減らしたことがあります。小さな違いに気づき、原因を探す仕事にやりがいを感じ、ソフトの品質を守るテストの仕事に関心を持ちました。今はテストの考え方の本で学んでいます。入社後はテストの設計に関われるようになり、将来は自動化にも挑戦したいと考えています。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
テストは誰でもできる単純な作業だ不具合を見つけて正確に伝えるには、気づく力と報告の力が要る
テスターからは抜け出せない設計や自動化、開発へ広げる人もいる
プログラミングは一生いらない自動化に進むなら、入社後に学ぶ必要がある

入り口の仕事を、その先につなげられるかは、入社後の学び方しだいです。

9. よくある質問

プログラミングができなくてもQAエンジニアになれますか

テスターとして始める場合は、プログラミングの経験がなくても応募できる求人が多くあります。テストの自動化に進む場合は、入社後にプログラミングを学ぶ必要があります。

テスターはやめておいたほうがよいと聞きました

手順どおりの作業だけを続けると、伸び悩むことはあります。入社後に広げたい方向を決め、学び続ければ、良い入り口になります。

テスターから開発に移れますか

移る人もいます。テストで学んだ仕組みを生かし、仕事の合間にプログラミングを学んで小さなものを作っておくと、移りやすくなります。

どんな人が向いていますか

小さな違いに気づける人、手順を正確に守れる人、原因を探すことが好きな人、分かりやすく報告できる人が向いていることが多いです。

客先で働くテストの仕事はどうですか

案件によって身につく経験が変わります。どんな案件に入ることが多いか、案件を選べるかを確かめてください。

資格は必要ですか

必須ではありませんが、テストの考え方を学ぶ助けになります。試験の制度は変わることがあるので、試験を行う団体の案内で確認してください。

年収はどのくらいですか

未経験の入り口の職種は、開発の職種より低めの求人が多いことがあります。設計や自動化に進むと、上がる道もあります。求人票の中身を確かめてください。

ゲームのテストの仕事はどうですか

ゲームのテストも入り口の一つです。ゲームの業界ならではの働き方や、その先の道を確かめてから選んでください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① テスターとQAエンジニアの違いと、仕事の中身を確かめる

② 入社後1〜2年で広げたい方向を一つ決める

③ テストの考え方か、Webの基本の学習を始める

※ 資格や試験の制度は変わることがあります。最新の情報は試験を行う団体の案内で確認してください

QAエンジニア・テスターは、未経験からIT業界に入る良い入り口です。入り口で終わらせないよう、その先の方向を決め、学び続けながら経験を積んでください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。