仕事のメモの取り方|第二新卒が同じことを二度聞かずに済む書き方と見返し方【2026年版】
新しい職場に入ると、覚えることが一度にたくさん押し寄せてきます。教わったその場では分かったつもりでも、翌日には手順を忘れてしまい、同じことをもう一度聞くことになりがちです。
同じことを何度も聞くのは、誰でも気が引けるものです。メモの取り方を少し工夫するだけで、二度聞く回数は大きく減ります。メモは、自分のための記録であると同時に、仕事を早く覚えるための道具です。
この記事では、メモが大切な理由、道具の選び方、教わるときと指示を受けるときのメモの型、見返して手順書にする方法を整理します。
1. 結論:「型」で書き、その日のうちに見返す
| やること | 内容 |
|---|---|
| 型で書く | 教わるとき・指示を受けるときで、書く項目を決めておく |
| その日のうちに見返す | 帰る前に読み返し、分からない所に印をつける |
| 手順書にまとめる | 何度も使う手順は、一枚にまとめ直す |
| 分からない所は翌朝聞く | 印をつけた所を、まとめて質問する |
メモは取ることより、見返すことのほうが大切です。その日のうちに見返すだけで、覚えている量が大きく変わります。
2. メモが大切な理由
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 二度聞かずに済む | 教わったことを、後で自分で確かめられる |
| ミスが減る | 指示の内容や期限を、記憶に頼らずに確かめられる |
| 早く覚えられる | 見返すことで、手順が身につく |
| 信頼される | メモを取る姿勢が、真剣に聞いていることを伝える |
3. 道具の選び方
| 道具 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 手書きのノート | 教わりながら素早く書く、図を描く | 後で探しにくい。日付を必ず書く |
| パソコンのメモ | 手順を整理する、後で検索する | 会社の決まりで使えるツールを確かめる |
| スマートフォン | 移動中にさっと書く | 会社の情報を個人の端末に残さないよう注意する |
教わるときは手書き、整理するときはパソコン、と使い分けるのがおすすめです。会社の情報を扱うメモは、会社の決まりに沿った場所に残してください。
4. 教わるときのメモの型
日付:10月16日 教えてくれた人:〇〇さん
何の作業:請求書の発行
手順:①受注一覧を開く ②今月分を絞り込む ③請求書の作成ボタン ④金額を確認 ⑤上司に回す
気をつけること:金額が10万円以上は上司の確認が必要
分からない所:③の後、宛名を直す方法?
| 項目 | 理由 |
|---|---|
| 日付と教えてくれた人 | 後で確かめる相手が分かる |
| 手順に番号をつける | 順番を間違えにくい |
| 気をつけること | ミスが起きやすい所を忘れない |
| 分からない所 | まとめて質問できる |
5. 指示を受けるときのメモの型
| 書く項目 | 例 |
|---|---|
| 何を | 来週の会議の資料 |
| いつまでに | 金曜の15時まで |
| 誰に | 〇〇課長に提出 |
| どの程度 | A4で3枚ほど、先月の数字を入れて |
| なぜ | 来期の予算の話し合いに使う |
指示を受けたら、最後にメモを読み上げて確かめると、聞き間違いを防げます。「金曜の15時までに、A4で3枚ほどで、課長に提出ですね」と確かめるだけで、ずれがなくなります。
6. 見返して手順書にする方法
- 帰る前の10分で、その日のメモを読み返す。
- 分からない所に印をつけ、翌朝まとめて質問する。
- 何度も使う手順は、一枚の手順書にまとめ直す。
- 手順書には、気をつけることと、よくある間違いを書き足す。
- 手順が変わったら、その日のうちに書き直す。
自分用の手順書を作っておくと、後から入る人に教えるときにも役立ちます。手順書を周りと共有すると、職場全体の助けにもなります。
7. 避けたいメモの取り方5つ
| 避けたい取り方 | 何が問題か | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 全部を書こうとする | 話を聞き逃す | 手順と気をつけることだけを書く |
| 日付を書かない | いつのメモか分からない | 最初に日付を書く |
| 見返さない | 書いたことを忘れる | その日のうちに見返す |
| メモがあちこちに散らばる | 必要なときに見つからない | 一冊のノートか、一つの場所にまとめる |
| 会社の情報を個人の端末に残す | 情報の扱いの決まりに反するおそれ | 会社の決まりに沿った場所に残す |
8. メモを取りながら聞くコツ
| コツ | 内容 |
|---|---|
| 先に「メモを取りながら聞いてもよいですか」と言う | 相手も、ゆっくり話してくれることが多い |
| 略語や記号を決めておく | 早く書ける |
| 分からない言葉はその場で聞く | 後で調べる手間が省ける |
| 最後に要点を読み上げる | 聞き間違いを防げる |
今日から試せる5つの点
- メモの最初に、日付と相手の名前を書く。
- 手順には番号をつける。
- 指示は「何を・いつまでに・誰に・どの程度・なぜ」で書く。
- 帰る前の10分で見返す。
- 分からない所は、翌朝まとめて聞く。
よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| メモは全部書いたほうがよい | 手順と気をつけることだけで十分。全部を書こうとすると話を聞き逃す |
| きれいに書かないと意味がない | 読み返して自分が分かれば十分。整えるのは手順書にまとめるとき |
| 覚えたらメモは要らない | 手順が変わったときや、人に教えるときに役立つ |
| メモを取ると頼りなく見える | メモを取る姿勢は、真剣に聞いていることとして伝わることが多い |
メモは、うまく書くことより、続けることが大切です。毎日同じ型で書き、同じ時間に見返す習慣ができれば、仕事を覚える早さは自然と上がっていきます。最初の1か月ほどは、特にメモの量が多くなりますが、手順書にまとめていくうちに、見返す量は少しずつ減っていきます。
1週間たったら見直す3つの点
- 同じことを二度聞いた回数が減っているか。
- 何度も使う手順を、手順書にまとめられているか。
- メモが一つの場所にまとまっていて、すぐに見つけられるか。
9. よくある質問
メモを取ると、話についていけなくなります
全部を書こうとせず、手順と気をつけることだけを書いてください。先に「メモを取りながら聞いてもよいですか」と伝えておくと、相手もゆっくり話してくれることが多いです。
手書きとパソコン、どちらがよいですか
教わるときは手書き、整理するときはパソコン、と使い分けるのがおすすめです。会社の決まりで使えるツールを確かめてください。
同じことを二度聞いてしまったらどうすればよいですか
「前にも伺ったのですが、もう一度教えていただけますか」と正直に聞いてください。その後、今度こそメモに残し、手順書にまとめておくと、三度目はなくなります。
メモを見返す時間がありません
帰る前の10分だけでも十分です。毎日少しずつ見返すほうが、週末にまとめて見返すより覚えやすくなります。
スマートフォンにメモしてもよいですか
会社の情報を個人の端末に残してよいかは、会社の決まりによります。決まりを確かめ、使ってよい場所にメモを残してください。
メモ帳が何冊もたまってしまいます
何度も使う内容は、手順書にまとめ直してください。古いメモは、手順書にまとめた後に処分しても構いません(会社の情報の扱いの決まりに従ってください)。
会議のメモはどう取ればよいですか
決まったこと、誰が何をいつまでにするか、次に話し合うことの3つを中心に書いてください。議事録の書き方の記事も参考にしてください。
メモを取っていると、相手の目を見られません
要点を書いたら顔を上げ、うなずきながら聞くようにしてください。最後に要点を読み上げると、聞いていることが伝わります。
10. まとめ:今日やる3つのこと
今日やる3つのこと
① メモの最初に日付と相手の名前を書く習慣をつける
② 指示を「何を・いつまでに・誰に・どの程度・なぜ」で書く
③ 帰る前の10分で、その日のメモを見返す
※ 会社の情報を扱うメモは、会社の決まりに沿った場所に残してください
メモは、型で書いて、その日のうちに見返すだけで、仕事を覚える早さが変わります。同じことを二度聞かずに済むよう、今日から一つずつ試してください。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。