第二新卒の基本

仕事のメモの取り方|第二新卒が同じことを二度聞かずに済む書き方と見返し方【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約10分
仕事のメモの取り方|第二新卒が同じことを二度聞かずに済む書き方と見返し方【2026年版】

新しい職場に入ると、覚えることが一度にたくさん押し寄せてきます。教わったその場では分かったつもりでも、翌日には手順を忘れてしまい、同じことをもう一度聞くことになりがちです。

同じことを何度も聞くのは、誰でも気が引けるものです。メモの取り方を少し工夫するだけで、二度聞く回数は大きく減ります。メモは、自分のための記録であると同時に、仕事を早く覚えるための道具です。

この記事では、メモが大切な理由、道具の選び方、教わるときと指示を受けるときのメモの型、見返して手順書にする方法を整理します。

1. 結論:「型」で書き、その日のうちに見返す

やること内容
型で書く教わるとき・指示を受けるときで、書く項目を決めておく
その日のうちに見返す帰る前に読み返し、分からない所に印をつける
手順書にまとめる何度も使う手順は、一枚にまとめ直す
分からない所は翌朝聞く印をつけた所を、まとめて質問する

メモは取ることより、見返すことのほうが大切です。その日のうちに見返すだけで、覚えている量が大きく変わります。

2. メモが大切な理由

理由内容
二度聞かずに済む教わったことを、後で自分で確かめられる
ミスが減る指示の内容や期限を、記憶に頼らずに確かめられる
早く覚えられる見返すことで、手順が身につく
信頼されるメモを取る姿勢が、真剣に聞いていることを伝える

3. 道具の選び方

道具向いている場面注意点
手書きのノート教わりながら素早く書く、図を描く後で探しにくい。日付を必ず書く
パソコンのメモ手順を整理する、後で検索する会社の決まりで使えるツールを確かめる
スマートフォン移動中にさっと書く会社の情報を個人の端末に残さないよう注意する

教わるときは手書き、整理するときはパソコン、と使い分けるのがおすすめです。会社の情報を扱うメモは、会社の決まりに沿った場所に残してください。

4. 教わるときのメモの型

日付:10月16日 教えてくれた人:〇〇さん

何の作業:請求書の発行

手順:①受注一覧を開く ②今月分を絞り込む ③請求書の作成ボタン ④金額を確認 ⑤上司に回す

気をつけること:金額が10万円以上は上司の確認が必要

分からない所:③の後、宛名を直す方法?

項目理由
日付と教えてくれた人後で確かめる相手が分かる
手順に番号をつける順番を間違えにくい
気をつけることミスが起きやすい所を忘れない
分からない所まとめて質問できる

5. 指示を受けるときのメモの型

書く項目例
何を来週の会議の資料
いつまでに金曜の15時まで
誰に〇〇課長に提出
どの程度A4で3枚ほど、先月の数字を入れて
なぜ来期の予算の話し合いに使う

指示を受けたら、最後にメモを読み上げて確かめると、聞き間違いを防げます。「金曜の15時までに、A4で3枚ほどで、課長に提出ですね」と確かめるだけで、ずれがなくなります。

6. 見返して手順書にする方法

  1. 帰る前の10分で、その日のメモを読み返す。
  2. 分からない所に印をつけ、翌朝まとめて質問する。
  3. 何度も使う手順は、一枚の手順書にまとめ直す。
  4. 手順書には、気をつけることと、よくある間違いを書き足す。
  5. 手順が変わったら、その日のうちに書き直す。

自分用の手順書を作っておくと、後から入る人に教えるときにも役立ちます。手順書を周りと共有すると、職場全体の助けにもなります。

7. 避けたいメモの取り方5つ

避けたい取り方何が問題か代わりにすること
全部を書こうとする話を聞き逃す手順と気をつけることだけを書く
日付を書かないいつのメモか分からない最初に日付を書く
見返さない書いたことを忘れるその日のうちに見返す
メモがあちこちに散らばる必要なときに見つからない一冊のノートか、一つの場所にまとめる
会社の情報を個人の端末に残す情報の扱いの決まりに反するおそれ会社の決まりに沿った場所に残す

8. メモを取りながら聞くコツ

コツ内容
先に「メモを取りながら聞いてもよいですか」と言う相手も、ゆっくり話してくれることが多い
略語や記号を決めておく早く書ける
分からない言葉はその場で聞く後で調べる手間が省ける
最後に要点を読み上げる聞き間違いを防げる

今日から試せる5つの点

  1. メモの最初に、日付と相手の名前を書く。
  2. 手順には番号をつける。
  3. 指示は「何を・いつまでに・誰に・どの程度・なぜ」で書く。
  4. 帰る前の10分で見返す。
  5. 分からない所は、翌朝まとめて聞く。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
メモは全部書いたほうがよい手順と気をつけることだけで十分。全部を書こうとすると話を聞き逃す
きれいに書かないと意味がない読み返して自分が分かれば十分。整えるのは手順書にまとめるとき
覚えたらメモは要らない手順が変わったときや、人に教えるときに役立つ
メモを取ると頼りなく見えるメモを取る姿勢は、真剣に聞いていることとして伝わることが多い

メモは、うまく書くことより、続けることが大切です。毎日同じ型で書き、同じ時間に見返す習慣ができれば、仕事を覚える早さは自然と上がっていきます。最初の1か月ほどは、特にメモの量が多くなりますが、手順書にまとめていくうちに、見返す量は少しずつ減っていきます。

1週間たったら見直す3つの点

  1. 同じことを二度聞いた回数が減っているか。
  2. 何度も使う手順を、手順書にまとめられているか。
  3. メモが一つの場所にまとまっていて、すぐに見つけられるか。

9. よくある質問

メモを取ると、話についていけなくなります

全部を書こうとせず、手順と気をつけることだけを書いてください。先に「メモを取りながら聞いてもよいですか」と伝えておくと、相手もゆっくり話してくれることが多いです。

手書きとパソコン、どちらがよいですか

教わるときは手書き、整理するときはパソコン、と使い分けるのがおすすめです。会社の決まりで使えるツールを確かめてください。

同じことを二度聞いてしまったらどうすればよいですか

「前にも伺ったのですが、もう一度教えていただけますか」と正直に聞いてください。その後、今度こそメモに残し、手順書にまとめておくと、三度目はなくなります。

メモを見返す時間がありません

帰る前の10分だけでも十分です。毎日少しずつ見返すほうが、週末にまとめて見返すより覚えやすくなります。

スマートフォンにメモしてもよいですか

会社の情報を個人の端末に残してよいかは、会社の決まりによります。決まりを確かめ、使ってよい場所にメモを残してください。

メモ帳が何冊もたまってしまいます

何度も使う内容は、手順書にまとめ直してください。古いメモは、手順書にまとめた後に処分しても構いません(会社の情報の扱いの決まりに従ってください)。

会議のメモはどう取ればよいですか

決まったこと、誰が何をいつまでにするか、次に話し合うことの3つを中心に書いてください。議事録の書き方の記事も参考にしてください。

メモを取っていると、相手の目を見られません

要点を書いたら顔を上げ、うなずきながら聞くようにしてください。最後に要点を読み上げると、聞いていることが伝わります。

10. まとめ:今日やる3つのこと

今日やる3つのこと

① メモの最初に日付と相手の名前を書く習慣をつける

② 指示を「何を・いつまでに・誰に・どの程度・なぜ」で書く

③ 帰る前の10分で、その日のメモを見返す

※ 会社の情報を扱うメモは、会社の決まりに沿った場所に残してください

メモは、型で書いて、その日のうちに見返すだけで、仕事を覚える早さが変わります。同じことを二度聞かずに済むよう、今日から一つずつ試してください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。