第二新卒の基本

職場の敬語と言葉遣い|第二新卒が間違えやすい表現と言い換え30例【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約11分
職場の敬語と言葉遣い|第二新卒が間違えやすい表現と言い換え30例【2026年版】

職場で話すとき、「この敬語の使い方で合っているのだろうか」と不安になることはないでしょうか。新しい職場では、前の会社とは違う言葉遣いを求められることもあり、迷う場面が増えます。

敬語は、完璧に使いこなすことより、よく使う場面の言い回しを正しく覚えておくことが大切です。間違えやすい表現をいくつか押さえておくだけで、言葉遣いの不安はずいぶん小さくなります。

この記事では、敬語の3つの種類、間違えやすい表現と言い換え、社内と社外での使い分け、電話やメールでよく使う言い回しを整理します。

1. 結論:よく使う場面の言い回しを、正しく覚える

やること内容
3つの種類を知る尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いを押さえる
間違えやすい表現を直す二重敬語や、よくある言い間違いを直す
社内と社外で使い分ける社外の人に、自分の会社の人を高めない
よく使う言い回しを決めておく電話やメールの決まった言い方を覚える

敬語に自信がなくても、丁寧に話そうとする姿勢は相手に伝わります。まずは、毎日使う言い回しから正しくしていきましょう。

2. 敬語の3つの種類

種類使う場面例
尊敬語相手の動作を高めるいらっしゃる、おっしゃる、ご覧になる
謙譲語自分の動作をへりくだる伺う、申し上げる、拝見する
丁寧語話し方を丁寧にするです、ます、ございます

一番よく間違えるのは、尊敬語と謙譲語を逆に使うことです。相手のことを話すときは尊敬語、自分のことを話すときは謙譲語、と覚えておいてください。

3. よく使う動詞の言い換え

ふつうの言い方尊敬語(相手の動作)謙譲語(自分の動作)
言うおっしゃる申し上げる
行くいらっしゃる伺う、参る
来るいらっしゃる、お越しになる参る
見るご覧になる拝見する
聞くお聞きになる伺う、拝聴する
するなさるいたす
知るご存じ存じ上げる
会うお会いになるお目にかかる

4. 間違えやすい表現と言い換え

間違えやすい表現言い換え理由
おっしゃられるおっしゃる敬語が二重になっている
拝見させていただきます拝見します謙譲語が重なっている
ご覧になられるご覧になる敬語が二重になっている
了解しました(目上の人に)承知しました、かしこまりました目上の人には「承知」が無難とされる
ご苦労様です(目上の人に)お疲れ様です「ご苦労様」は目上から目下に使うとされる
〇〇でよろしかったでしょうか〇〇でよろしいでしょうか今のことを過去形で聞かない
〇〇になります(「です」の代わり)〇〇です何かに変わるわけではない
すみません(お礼の場面)ありがとうございますお礼は感謝の言葉で伝える
なるほどですね(目上の人に)おっしゃるとおりです、よく分かりました目上の人には軽く聞こえることがある
参考になりました(目上の人に)勉強になりました相手の話を下に見ているように聞こえることがある

「させていただく」を何にでも使うと、くどく聞こえることがあります。相手の許可を得て何かをする場面以外は、「いたします」「します」で十分です。

5. 社内と社外での使い分け

場面間違えやすい言い方正しい言い方
社外の人に、自社の上司のことを話す〇〇部長はいらっしゃいません部長の〇〇は席を外しております
社外の人に、自社の上司の言葉を伝える〇〇部長がおっしゃっていました〇〇が申しておりました
相手の会社を呼ぶ(話すとき)そちらの会社御社
相手の会社を呼ぶ(書くとき)御社貴社
自分の会社を呼ぶうちの会社弊社、私ども

社外の人と話すとき、自分の会社の人は、上司であっても呼び捨てにし、謙譲語を使います。社内での呼び方と逆になるので、最初は戸惑いやすいところです。

6. 電話とメールでよく使う言い回し

場面言い回し
電話を受けたときお電話ありがとうございます。〇〇株式会社の△△でございます
担当者が不在のときあいにく〇〇は席を外しております。戻りましたら折り返しお電話いたしましょうか
相手の名前を確かめるとき恐れ入りますが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか
聞き取れなかったとき恐れ入ります、お電話が少し遠いようです。もう一度お願いできますでしょうか
メールの書き出しいつもお世話になっております
お願いをするときお手数をおかけしますが、〇〇をお願いできますでしょうか
断るときせっかくのお申し出ですが、今回は見送らせていただきます
メールの結び引き続きよろしくお願いいたします

「恐れ入りますが」「お手数をおかけしますが」などのクッション言葉を前に置くと、お願いや質問が柔らかく伝わります。

7. 敬語が苦手なときの考え方

  1. 完璧を目指さず、よく使う言い回しから覚える。
  2. 先輩の電話やメールの言い回しを真似する。
  3. 迷ったら、丁寧語(です・ます)で話す。
  4. 間違えたら、言い直せば大丈夫と考える。
  5. 自分用の言い回しの一覧を作り、見返す。

迷ったときは、無理に難しい敬語を使わず、「です・ます」で丁寧に話すほうが失礼になりにくいものです。難しい敬語を間違えて使うより、伝わります。

今日から試せる5つの点

  1. 「了解しました」を「承知しました」に変える。
  2. 「させていただく」を使う場面を減らす。
  3. 社外の人に話すとき、自社の人を呼び捨てにする。
  4. お願いの前に「お手数をおかけしますが」を入れる。
  5. 先輩の言い回しを一つメモして使ってみる。

8. 言葉遣い以外に気をつけたいこと

気をつけること理由
話す速さ早口だと、敬語が正しくても聞き取りにくい
声の大きさ小さすぎると、自信がないように聞こえる
相づち「はい」「さようでございますか」など、丁寧な相づちを使う
職場の雰囲気社内では、職場の言葉遣いに合わせる

社内の言葉遣いは、職場によって違います。社内では丁寧すぎると距離を感じさせることもあるので、周りの人の話し方に合わせてください。

9. よくある質問

「了解しました」は使ってはいけませんか

目上の人や社外の人には、「承知しました」「かしこまりました」を使うのが無難とされます。社内の同僚どうしなら、職場の雰囲気に合わせて構いません。

二重敬語とは何ですか

一つの言葉に、同じ種類の敬語を重ねてしまうことです。「おっしゃられる」のように、尊敬語に「られる」を重ねるのが代表的な例です。

「させていただく」は使いすぎですか

相手の許可を得て何かをする場面では使えますが、何にでも使うとくどく聞こえることがあります。「いたします」で十分な場面も多いです。

社外の人に上司のことを話すとき、どう呼べばよいですか

上司であっても名前を呼び捨てにし、「部長の〇〇」のように役職を前につけます。動作には謙譲語を使ってください。

「御社」と「貴社」の違いは何ですか

話すときは「御社」、メールや書類など書くときは「貴社」を使うのが一般的です。社内の人に話すときは「〇〇社さん」と呼ぶ職場もあります。

敬語を間違えたらどうすればよいですか

気づいたら、落ち着いて言い直せば大丈夫です。間違えたことより、丁寧に話そうとする姿勢のほうが伝わります。

面接でも敬語に気をつけるべきですか

気をつけたほうがよいですが、完璧である必要はありません。「です・ます」で丁寧に話し、「御社」などの基本の言葉を押さえておけば十分です。

社内でも敬語を使ったほうがよいですか

職場の雰囲気によります。入社したばかりのころは丁寧に話し、周りの人の話し方を見て合わせていくのがおすすめです。

10. まとめ:今日やる3つのこと

今日やる3つのこと

① よく使う動詞の尊敬語と謙譲語を、表で確かめる

② 間違えやすい表現を3つ選び、明日から言い換える

③ 電話とメールの決まった言い回しを、メモに残す

※ 敬語の使い方には、場面や職場によって考え方の違いがあります。迷ったときは、職場の先輩の使い方に合わせてください

敬語は、よく使う言い回しを正しく覚えるだけで、不安がずいぶん小さくなります。完璧を目指さず、丁寧に話す姿勢を大切にしてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。