来客対応のマナー|第二新卒が受付から見送りまで迷わない流れと言葉【2026年版】
新しい職場で、受付にお客様が来られたとき、どう声をかけて、どこへ案内すればよいか分からず固まってしまうことはないでしょうか。前の職場で来客対応をしたことがない人にとっては、緊張する場面です。
来客対応には、決まった流れがあります。迎える、取り次ぐ、案内する、お茶を出す、見送る。この流れと、それぞれで使う言葉を覚えておけば、落ち着いて対応できます。
この記事では、迎える前の準備、受付での言葉、案内の仕方、席の順番、お茶の出し方、見送りの仕方、担当者が不在のときの対応を整理します。
1. 結論:迎える・取り次ぐ・案内する・見送るの流れを覚える
| 流れ | やること |
|---|---|
| 迎える | 立ち上がって、笑顔で挨拶する |
| 取り次ぐ | お名前と用件を確かめ、担当者に伝える |
| 案内する | 応接室や会議室へ案内する |
| お茶を出す | お客様から先に出す |
| 見送る | エレベーターや玄関まで見送る |
来客対応では、自分が会社の顔になります。担当でなくても、最初に気づいた人が対応するのが基本です。
2. 迎える前の準備
| 確かめること | 内容 |
|---|---|
| 来客の予定 | 誰が、何時に、誰を訪ねてくるか |
| 使う部屋 | どの応接室・会議室を使うか、空いているか |
| 部屋の様子 | 机の上が片づいているか、温度は適切か |
| お茶の準備 | 人数分の湯のみや飲み物があるか |
| 職場の決まり | 来客の受付の仕方や、入館の手続き |
職場ごとに、来客の受付の仕方や入館の手続きの決まりがあります。入社したら、早めに先輩に流れを教えてもらっておくと安心です。
3. 受付での言葉
(例・架空)
自分:いらっしゃいませ。失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか。
お客様:〇〇株式会社の△△と申します。15時に営業部の□□様とお約束しています。
自分:〇〇株式会社の△△様ですね。お待ちしておりました。ただいま□□に申し伝えますので、少々お待ちください。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 立ち上がって迎える | 座ったまま対応しない |
| お名前と用件を確かめる | 会社名、お名前、約束の相手と時間 |
| 社内の人は呼び捨てにする | 「□□様」ではなく「□□」と言う |
| 待っていただく場所を示す | 「こちらでお待ちください」と伝える |
お客様の前では、自分の会社の人は上司でも呼び捨てにするのが基本です。「□□部長」ではなく「部長の□□」と言います。
4. 応接室への案内の仕方
- 「応接室へご案内いたします」と伝える。
- お客様の2〜3歩斜め前を歩き、ときどき振り返って歩く速さを合わせる。
- 曲がり角や段差では「こちらです」「足元にお気をつけください」と声をかける。
- エレベーターでは、先に乗って扉を押さえ、降りるときはお客様を先に通す。
- 部屋に着いたら、ノックをして中に誰もいないか確かめてから案内する。
案内するときは、お客様の前を歩きすぎないことが大切です。斜め前を歩くと、お客様の様子を見ながら進めます。
5. 席の順番
| 席 | 考え方 |
|---|---|
| 上座(お客様の席) | 入り口から遠い席 |
| 下座(自分の会社の席) | 入り口に近い席 |
| 長いソファと一人用の椅子 | 長いソファがお客様の席になることが多い |
| エレベーター | 操作盤の前が下座、奥が上座 |
迷ったら「入り口から遠い席がお客様の席」と覚えておけば、大きく間違えることはありません。部屋の形や職場の決まりによって違うこともあるので、先輩に一度確かめておくと安心です。
6. お茶の出し方と見送り
| お茶の出し方 | 内容 |
|---|---|
| 出す順番 | お客様の上座の人から、次に自分の会社の上の立場の人から |
| 出すタイミング | 名刺交換が終わり、席に着いたころ |
| 出し方 | 「失礼いたします」と声をかけ、お客様の右側から出す(難しいときは出しやすい側から) |
| 置く場所 | 書類の上を避け、相手の手が届きやすい所に置く |
| 見送りの場所 | やること |
|---|---|
| 部屋の出口 | 「本日はありがとうございました」と挨拶する |
| エレベーター | 扉が閉まるまで頭を下げる |
| 玄関 | お客様が見えなくなるまで見送る |
お茶は、話の邪魔にならないよう、静かに出してすぐに下がるのが基本です。見送りは、職場の決まりや担当者の指示に合わせてください。
来客を迎える前に確かめる5つの点
- 誰が、何時に、誰を訪ねてくるか分かっているか。
- 使う部屋が片づいていて、空いているか。
- お茶の準備ができているか。
- 受付での言葉を、声に出して言えるか。
- 担当者が不在のときの対応を確かめてあるか。
7. 担当者が不在のときの対応
(例・架空)申し訳ございません。あいにく□□は、ただいま外出しております。16時ごろ戻る予定です。よろしければ、ご用件を伺って□□に申し伝えますが、いかがいたしましょうか。
| やること | 内容 |
|---|---|
| 不在であることを伝える | 戻る時間が分かれば伝える |
| 用件を伺う | 伝言を預かるか、代わりの人が対応するかを聞く |
| 連絡先を確かめる | 折り返しが必要な場合に備える |
| 担当者に伝える | メモとチャットなどで、確実に伝える |
約束のあるお客様なのに担当者がいない場合は、すぐに上司や近くの先輩に相談してください。一人で判断せず、代わりに対応できる人を探すのが先です。
8. 避けたいこと5つ
| 避けたいこと | 何が問題か | 代わりにすること |
|---|---|---|
| 座ったまま対応する | 失礼な印象になる | 立ち上がって迎える |
| 社内の人に「様」をつける | 言葉遣いの誤り | 社内の人は呼び捨てにする |
| お客様を待たせたまま放っておく | 不安や不満につながる | 待っていただく場所と時間を伝える |
| 入り口に近い席に案内する | 席の順番の誤り | 入り口から遠い席を勧める |
| 伝言を口だけで伝える | 伝え漏れが起きる | メモにして渡す |
よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 来客対応は受付の担当だけの仕事 | 担当がいなければ、最初に気づいた人が対応する |
| 丁寧なら上司に「様」を付けてもよい | お客様の前では、社内の人は呼び捨てにする |
| お茶は誰から出しても同じ | お客様の上の立場の人から出すのが基本 |
来客対応は、最初の数回を先輩と一緒に経験すると、流れがつかみやすくなります。
9. よくある質問
来客対応は誰がするものですか
職場によって違いますが、受付の担当がいない場合は、最初に気づいた人が対応するのが基本です。入社したら、職場の決まりを先輩に確かめてください。
お客様のお名前を聞き取れませんでした
「恐れ入りますが、もう一度お名前を伺ってもよろしいでしょうか」と聞き直してください。名刺をいただけた場合は、名刺で確かめられます。
約束のないお客様が来られました
お名前と用件を伺い、担当者に取り次ぐ前に、会ってよいか確かめてください。判断に迷う場合は、上司に相談してください。
席の順番がよく分かりません
入り口から遠い席がお客様の席、と覚えておけば大きく間違えることはありません。部屋ごとの決まりがあれば、先輩に一度教えてもらってください。
お茶をこぼしてしまいました
すぐに「大変失礼いたしました」とお詫びし、書類や服が濡れていないか確かめてください。ふく物を持ってきて、必要なら先輩を呼んでください。
会社にお茶を出す決まりがありません
職場によっては、ペットボトルの飲み物を出す、出さないなど決まりが違います。職場のやり方に合わせてください。
お客様を待たせてしまいそうです
待っていただく場所に案内し、「□□はあと5分ほどで参ります」と目安の時間を伝えてください。長くなる場合は、途中で様子を伝えます。
見送りはどこまですればよいですか
職場の決まりや、お客様との関係によって違います。迷ったら、担当者や上司に「どこまでお見送りすればよいですか」と確かめてください。
10. まとめ:次の来客でやる3つのこと
次の来客でやる3つのこと
① 立ち上がって迎え、お名前と用件を確かめる
② 社内の人は呼び捨てにして取り次ぐ
③ 入り口から遠い席を勧め、お茶はお客様から出す
※ 来客対応の細かなやり方は職場ごとに決まりがあるため、入社したら先輩に流れを確かめてください
来客対応は、流れと言葉を覚えておけば、落ち着いてできるようになります。最初はぎこちなくても、回数を重ねるうちに自然な対応ができるようになっていきます。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。