フィットネスのトレーナーからの転職の自己PR|第二新卒の例文6パターンと続けてもらう力の書き方【2026年版】
フィットネスのトレーナーから転職するとき、自己PRでよく見るのは「体を動かすことが好きで、会員様の健康を支えてきました」という書き出しです。大切な思いですが、異業種の読み手には、それが自分の会社の仕事でどう生きるのかが伝わりにくくなります。
トレーナーの仕事は、相手の目標を聞き取り、続けられる計画を立て、途中でやめないよう支える仕事です。この「目標に寄り添う力」と「続けてもらう工夫」は、営業や顧客対応、教育など、多くの仕事で生きる強みになります。
この記事では、自己PRに入れる3つの要素、書ける数字、そのまま使える例文6パターンを整理します。
1. 結論:入れる要素は3つ
| 要素 | 書く内容 | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 目標の聞き取り | 相手の目標と事情を聞き、計画を立てた経験 | 相談や提案の仕事で生きると分かる |
| 続けてもらう工夫 | 会員がやめないよう支えた経験 | お客様と長く付き合う仕事で生きると分かる |
| 伝える力 | 体の動かし方を分かりやすく伝えた経験 | 教える仕事や説明の仕事で生きると分かる |
2番目の「続けてもらう工夫」は、トレーナーの経験ならではの強みです。会員が続けて通ってくれることは、お店の運営にも直結する大切な成果です。
2. なぜ「体を動かすのが好き」では通らないのか
| よくある書き方 | 読み手の反応 |
|---|---|
| 体を動かすのが好きです | 仕事でどう生きるのか |
| 体力には自信があります | 他の力は |
| 会員様の健康を支えました | どう支えたのか |
| 資格を持っています | 資格欄を見れば分かる |
| 明るい接客ができます | どんな工夫をしたのか |
一行で変わる例
(前)体を動かすことが好きで、会員様の健康を支えてきました。
(後)入会の面談で会員様の目標と生活の事情を伺い、無理なく続けられる計画を立てることで、担当した会員様の多くに半年以上通い続けていただけました。
「どう聞き取り、どう続けてもらったか」まで書くと、目標に寄り添う力として伝わります。
3. 書ける数字
| 数字 | 例 |
|---|---|
| 担当した会員の数 | 〇人ほどの会員を担当 |
| 続けている割合 | 担当した会員が続けている割合(記録があれば) |
| 指導の回数 | 1日に〇回ほどの個別の指導 |
| 集団の教室 | 週に〇回の教室を担当 |
| 経験の期間 | 〇年〇か月の経験 |
数字は、店舗の記録や自分の記録に沿って正確に書いてください。
4. 例文6パターン
※以下の例文はすべて架空の設定です。自分の経験に置き換えて使ってください。
例文1:営業職へ(目標の聞き取りと提案)
フィットネスクラブのトレーナーとして2年間、40人ほどの会員様を担当してきました。入会の面談で目標と生活の事情を伺い、無理なく続けられる計画を提案することを大切にしてきました。貴社の営業でも、相手の目標を聞き取り、合った提案をする力を生かしたいと考えています。
例文2:続けてもらう工夫
通う回数が減ってきた会員様には、声をかけて理由を伺い、計画を見直すようにしていました。続けやすい形に変えることで、やめてしまう方を減らせるよう工夫してきました。
例文3:教育・研修の仕事へ(伝える力)
体の動かし方を、初めての方にも分かるよう、一つずつ見せながら伝えてきました。言葉だけでなく、見本を見せて、最後に本人にやってもらって確かめる流れを大切にしていました。貴社の研修の仕事でも、この伝え方を生かしたいと考えています。
例文4:集団の教室の運営
週に5回、20人ほどが参加する教室を担当しました。参加者の体力に合わせて、同じ動きでも強さを選べるようにし、誰でも続けやすい教室を目指しました。
例文5:健康や医療に関わる仕事へ
トレーナーとして、会員様の体の状態や目標に合わせて、無理のない計画を立ててきました。人の健康を支えたいという思いを、貴社の健康に関わるサービスの仕事で生かしたいと考えています。
例文6:未経験の職種へ(続ける力)
トレーナーの資格を取るために、働きながら半年間、毎日勉強を続けました。決めたことを続ける力を、未経験の仕事を覚えるときにも生かしたいと考えています。
5. 続けてもらう工夫の書き方
| 書く順番 | 内容 |
|---|---|
| 何に気づいたか | 通う回数が減った、目標に近づけていない |
| どう声をかけたか | 理由を伺った、変化を伝えた |
| 何を見直したか | 計画、時間、内容 |
| どうなったか | 続けて通っていただけた |
6. 落ちる自己PR5つ
| 落ちる型 | 何が問題か | 直し方 |
|---|---|---|
| 体力や運動の話だけ | 仕事の力が伝わらない | 目標に寄り添う力を書く |
| 資格の名前を並べるだけ | 資格欄と同じ | 資格をどう生かしたかを書く |
| 専門の言葉が多い | 読み手に伝わらない | 分かりやすい言葉にする |
| 会員が分かる情報 | 情報の扱いが心配される | 分からない形にする |
| 応募先の仕事と関係がない | なぜ応募したか分からない | 応募先で生きる経験を選ぶ |
7. 面接で追撃される3問
| 質問 | 意図 | 答えの方向 |
|---|---|---|
| なぜトレーナーを辞めるのですか | すぐに辞めないか | 前向きな理由と、応募先で叶えたいこと |
| パソコンは使えますか | 事務作業への不安 | できることを正直に、学んでいることも添える |
| 会員がやめてしまったときは | 振り返る力 | 理由を考え、次に生かした経験 |
8. 応募先別の書き分け
| 応募先 | 前に出す材料 |
|---|---|
| 営業職 | 目標の聞き取りと提案 |
| 顧客対応・会員サービス | 続けてもらう工夫 |
| 教育・研修 | 伝える力、教室の運営 |
| 健康・医療に関わる会社 | 体の知識、健康を支えた経験 |
| 未経験の職種 | 続ける力、覚える力 |
1段落目に置く材料を、応募先に合わせて入れ替えてください。フィットネス業界からの転職全体の考え方は、フィットネスの転職の記事もあわせて参考にしてください。
よくある思い込みと実際
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| トレーナーの経験は運動の仕事でしか生きない | 目標に寄り添う力は、多くの仕事で生きる |
| 資格がないと評価されない | 続けてもらう工夫を書けば十分に伝わる |
9. よくある質問
資格は自己PRに書くべきですか
資格欄に正式な名前で書いたうえで、自己PRでは資格を現場でどう生かしたかを書くと伝わりやすくなります。応募先の仕事に関係しない資格でも、学び続けた証になります。
続けている割合が分かりません
記録がなければ、数字を作らず、続けてもらうためにした工夫と、その後の会員様の様子を書いてください。
体力の話は書かないほうがよいですか
体力が求められる仕事なら書いても構いません。そのうえで、目標に寄り添う力など、仕事の力も一緒に書いてください。
不規則な勤務が理由で辞めたいです
退職理由は前向きに伝えるのが基本です。体を使う仕事を長く続けることへの考えも、正直に話して構いません。働き方を見直したい気持ちと、応募先で叶えたいことをセットで話してください。
営業の目標がありました
会員の入会や、商品の販売の目標があった場合は、達成の状況と工夫を書いてください。営業の仕事に生きる経験として伝わります。
自己PRと志望動機で同じ経験を使ってもよいですか
構いませんが、自己PRでは身につけた力を、志望動機では応募先を選んだ理由を中心に書き分けてください。
アルバイトのトレーナーの経験でも書けますか
書けます。担当した会員の数や、工夫したことを書けば、アルバイトでも十分に仕事の力として伝わります。
職務経歴書と履歴書で同じ内容を使えますか
使えます。履歴書には短く、職務経歴書には担当した会員の数や教室の数と一緒に詳しく書くのが基本です。
10. まとめ:今週やる3つのこと
今週やる3つのこと
① 目標の聞き取り・続けてもらう工夫・伝える力の場面を書き出す
② 担当した会員の数など、書ける数字を確かめる
③ 応募先に合わせて、1段落目の材料を入れ替える
※ 数字は記録に沿って正確に書き、会員が分かる情報は書かないでください
トレーナーの経験は、目標に寄り添う力と続けてもらう工夫として書くと、多くの仕事で生きる強みになります。
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この記事を書いた人
木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。
23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。