第二新卒の基本

仕事の質問の仕方|第二新卒が「何が分からないか」を伝えて早く答えをもらう型【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約10分
仕事の質問の仕方|第二新卒が「何が分からないか」を伝えて早く答えをもらう型【2026年版】

新しい職場では、分からないことがたくさんあります。それなのに、「こんなことを聞いてもいいのだろうか」「忙しそうで声をかけにくい」と迷っているうちに、時間だけが過ぎてしまうことはないでしょうか。

分からないことを聞くのは、中途入社の人にとって当たり前のことです。大切なのは、相手が答えやすい形で質問することです。何が分かっていて、何が分からないのかを分けて伝えるだけで、答えをもらうまでの時間は大きく短くなります。

この記事では、質問の前に調べる範囲、質問の型と例文、聞く相手とタイミング、チャットでの質問の仕方、答えをもらった後にやることを整理します。

1. 結論:「分かっていること」と「分からないこと」を分けて聞く

やること内容
少し調べる手順書や過去の資料を、時間を決めて調べる
分けて整理する分かっていること、試したこと、分からないことを分ける
型で聞く結論(何を聞きたいか)から先に伝える
答えを残す答えをメモに残し、手順書に書き足す

「全部分かりません」と聞かれるより、「ここまでは分かったが、ここが分からない」と聞かれるほうが、相手は答えやすくなります。

2. 質問の前に調べる範囲

調べる場所目安
手順書・マニュアルまず確かめる
過去の資料やメール同じ作業の前例があれば見る
自分のメモ前に教わったことがないか確かめる
社内の共有の場所よくある質問の一覧などがあれば見る

調べる時間は、10〜15分ほどを目安にしてください。それ以上考えても分からない場合は、聞いたほうが早いことが多いです。長く悩みすぎると、仕事が止まってしまいます。

3. 質問の型

順番伝えること例
1何について聞きたいか請求書の発行についてご質問です
2分かっていること・試したこと手順書の3番まで進めました
3分からないこと宛名を直す方法が分かりません
4自分の考え(あれば)設定の画面から直すのかと思っています
5いつまでに知りたいか今日の15時に送る予定です

(例)〇〇さん、今よろしいですか。請求書の発行についてご質問です。手順書の3番まで進めたのですが、宛名を直す方法が分かりません。設定の画面から直すのかと思ったのですが、見つかりませんでした。今日の15時に送る予定なので、それまでに教えていただけると助かります。

自分の考えを添えると、考えたうえで聞いていることが伝わります。考えが合っていれば「そのとおり」で答えが終わるので、相手の手間も減ります。

4. 聞く相手とタイミング

聞く相手向いている質問
教えてくれた先輩教わった作業の細かな手順
同じ作業をしている同僚日々の作業のコツ
上司判断が必要なこと、優先順位
他部署の担当者その部署の決まりや手続き
聞きやすいタイミング避けたいタイミング
相手の作業が一段落したとき会議の直前、締め切りの直前
朝や昼休みの後など、区切りのとき電話や打ち合わせの最中
「今よろしいですか」と聞いて了解をもらったとき相手が急いでいるとき

急ぎでない質問は、いくつかまとめて聞くと、相手の手間が減ります。メモに質問をためておき、決まった時間にまとめて聞く方法もあります。

5. チャットでの質問の仕方

〇〇さん、お疲れ様です。請求書の発行について質問させてください。

・手順書の3番まで進めました

・宛名を直す方法が分かりません(設定の画面は確認しました)

・今日の15時に送る予定です

お手すきの際に教えていただけますと助かります。

チャットのポイント理由
一つのメッセージにまとめる通知が何度も届かない
箇条書きにする読みやすい
画面の写しを添える(必要なら)状況がすぐに伝わる
急ぎかどうかを書く相手が優先順位を決めやすい

6. 答えをもらった後にやること

  1. お礼を伝える。
  2. 答えをメモに残す。
  3. 手順書に書き足す。
  4. 教わったとおりにできたら、一言報告する。
  5. 同じことを次から自分で調べられるよう、どこを見ればよかったかも書いておく。

教わったとおりにできたことを報告すると、教えた人も安心します。「教えていただいた方法でできました」と一言伝えるだけで、次も質問しやすい関係になります。

今日から試せる5つの点

  1. 質問の前に、10〜15分だけ調べる。
  2. 分かっていることと、分からないことを分けて書く。
  3. 「〇〇についてご質問です」と、何を聞くかから話す。
  4. いつまでに知りたいかを添える。
  5. 答えをもらったら、手順書に書き足す。

7. 避けたい質問の仕方5つ

避けたい聞き方何が問題か代わりにすること
「全部分かりません」相手が何から答えればよいか分からない分かっていることと、分からないことを分ける
調べずにすぐ聞く手順書を見れば分かることを聞いてしまう10〜15分だけ調べる
長く悩み続ける仕事が止まる時間を決めて、過ぎたら聞く
チャットで細切れに送る相手の作業が何度も止まる一つのメッセージにまとめる
答えを残さない同じことを二度聞くメモと手順書に残す

8. 質問しにくい職場のとき

状況工夫
みんな忙しそう質問をためて、決まった時間にまとめて聞く
聞くと嫌な顔をされる別の人に聞く。上司に質問の窓口を決めてもらう
教えてくれる人がいない上司に、教えてもらえる人を決めてもらう
リモートで声をかけにくいチャットで要点を送り、必要なら短い通話を頼む

質問しにくい状況が続く場合は、上司に相談して、質問の窓口を決めてもらうのがおすすめです。教える仕組みがない職場での過ごし方は、別の記事でも整理しています。

よくある思い込みと実際

思い込み実際
質問は迷惑になる分からないまま進めてミスをするほうが、周りの手間は大きい
自分で全部調べるべき10〜15分調べて分からなければ、聞いたほうが早い
質問の回数が多いと評価が下がる考えたうえで聞いていれば、問題になることは少ない

9. よくある質問

同じことを二度聞いてしまいました

「前にも伺ったのですが、もう一度教えていただけますか」と正直に聞いてください。今度こそメモに残し、手順書に書き足しておくと、三度目はなくなります。

どのくらい調べてから聞けばよいですか

10〜15分ほどが目安です。それ以上悩むより、聞いたほうが仕事が早く進むことが多いです。

簡単すぎる質問で、恥ずかしいです

中途入社の人が職場のやり方を聞くのは当たり前のことです。調べたうえで聞いていれば、恥ずかしく思う必要はありません。

誰に聞けばよいか分かりません

教えてくれた人、同じ作業をしている人、上司の順に考えてください。分からない場合は、上司に「この件は誰に聞けばよいですか」と聞いてください。

チャットと対面、どちらで聞けばよいですか

急ぎでない質問はチャット、急ぎの質問や複雑な質問は対面や通話が向いています。職場の使い方に合わせてください。

質問すると評価が下がりませんか

考えたうえで聞いていれば、評価が下がることは少ないです。むしろ、分からないまま進めてミスをするほうが問題になります。

リモートワークで質問しにくいです

チャットで要点を送り、必要なら短い通話をお願いしてください。決まった時間に質問の時間をもらう方法もあります。

質問が多すぎると思われていないか心配です

質問をまとめて聞く、答えを手順書に残す、を続ければ、質問の回数は自然と減っていきます。

10. まとめ:今日やる3つのこと

今日やる3つのこと

① 質問の前に、10〜15分だけ調べる

② 分かっていることと、分からないことを分けて伝える

③ 答えをもらったら、メモと手順書に残す

※ 質問しにくい状況が続く場合は、上司に質問の窓口を決めてもらうよう相談してください

質問の仕方を変えるだけで、答えをもらうまでの時間も、聞くときの気まずさも小さくなります。分かっていることと分からないことを分けて、相手が答えやすい形で聞いてください。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。