第二新卒の基本

フリーターから正社員になる|20代が応募先の選び方・書類・面接で押さえる手順【2026年版】

木戸 悠介 なぜキャリア? 編集長 公開 2026年10月16日 読了 約11分
フリーターから正社員になる|20代が応募先の選び方・書類・面接で押さえる手順【2026年版】

アルバイトを続けながら、「そろそろ正社員になりたい」と考える20代は多いはずです。一方で、正社員の経験がないことや、履歴書に書けることが少ないことに不安を感じて、なかなか動き出せない人もいます。

20代であれば、フリーターから正社員を目指せる求人は多くあります。大切なのは、アルバイトの経験を仕事の経験として整理し、正社員になりたい理由を前向きに伝えることです。

この記事では、採用する側の見方、応募先の選び方、アルバイト経験の書き方、空白期間の伝え方、面接での答え方を整理します。

1. 結論:アルバイト経験を仕事の経験として整理する

やること内容
経験を整理するアルバイトで担当した仕事と、工夫したことを書き出す
応募先を選ぶ未経験歓迎、学歴不問、研修ありの求人を中心にする
理由を決めるなぜ今、正社員になりたいのかを一文にする
相談先を使う若い人向けの就職の支援を使う

アルバイトの経験も、立派な仕事の経験です。お客様への対応、新人への教え方、売り場の工夫など、正社員の仕事にも生きる経験を具体的に書き出してください。

2. 採用する側の見方

採用する側が気にすること伝えたいこと
なぜ今、正社員なのか正社員になりたい前向きな理由
長く働けるかアルバイトを続けた期間、続けた理由
仕事の基本が身についているか時間を守る、報告する、などの基本
何がしたいのか応募する仕事でやりたいこと

同じアルバイトを長く続けてきたことは、それだけで「長く働ける人」の証拠になります。続けた期間と、続けられた理由を話せるようにしておいてください。

3. 正社員を目指しやすい職種

職種理由生きるアルバイト経験
販売・接客アルバイトからの経験を生かしやすい飲食、販売、接客
営業未経験歓迎の求人が多い接客、販売
介護・福祉資格を入社後に取れる職場が多い人と関わる仕事
製造・物流研修が整った職場が多い倉庫、軽作業、工場
ITの入り口の職種研修つきの未経験採用があるパソコンを使う仕事
事務人気があり競争は高めだが、未経験歓迎の求人もある受付、データ入力

アルバイトと同じ業界で正社員を目指すと、経験を一番生かしやすくなります。たとえば、飲食店のアルバイトから、飲食店の正社員や店長候補を目指す方法があります。

4. 応募先の選び方

見るところ選ぶときの目安
応募の条件未経験歓迎、学歴不問と書かれている
研修入社後の研修が具体的に書かれている
入社の実績フリーターや未経験からの入社の実績がある
雇用の形最初から正社員か、契約社員からの登用か
働き方勤務時間と休日が、自分の生活に合うか

アルバイト先での正社員登用を目指す方法もあります。今の職場に登用の制度があれば、条件と実績を確かめてみてください。

5. アルバイト経験の書き方

株式会社〇〇 △△店(2022年4月〜現在) アルバイト

飲食店のホールスタッフとして、接客、レジ、仕込みの補助を担当

・2年目から、新人アルバイトの教育を担当(これまでに5名)

・工夫したこと:よくある質問を一覧にし、新人が最初の1週間で覚える内容を絞った

書き方のポイント理由
雇用の形(アルバイト)を書く正確に書くことが大切
担当した仕事を具体的に書く何ができるかが伝わる
任された役割を書く周りから信頼されていたことが伝わる
工夫したことを一行書く自分で考えて動く人だと伝わる

6. 空白期間の伝え方

アルバイトをしていない期間がある場合は、その期間に何をしていたかを短く伝えます。

空白期間の過ごし方伝え方の例
資格の勉強〇〇の資格の勉強をしていました
家族の事情家庭の事情で、仕事を離れていました(今は解決しています)
やりたいことを考えていた次の仕事を考える時間にしていました。その中で〇〇に関心を持ちました

空白期間があることより、今から何をしたいかのほうが大切です。期間の説明は短くし、次にやりたいことを中心に話してください。

7. 面接での答え方

聞かれること答え方
なぜ正社員になりたいのか責任ある仕事を任されたい、長く一つの仕事を続けたい、など前向きな理由
なぜ今まで正社員にならなかったのか事実を短く話し、今は正社員として働く準備ができていると伝える
アルバイトで頑張ったことは任された役割と、工夫したことを話す
長く働けますかアルバイトを続けた期間と、続けられた理由を話す

(例・架空)飲食店のアルバイトを3年続け、2年目からは新人の教育も任されてきました。教えた新人が一人で接客できるようになったときに大きなやりがいを感じ、もっと責任のある立場で仕事をしたいと考えるようになりました。正社員として店舗の運営に関わり、将来は店長を目指したいと思っています。

8. 使える相談先

相談先特徴
ハローワーク地域の求人が多く、相談も無料でできる
若者向けの就職支援の窓口若い人の就職に特化した相談ができる(自治体などが運営)
若手・未経験向けの転職エージェント書類や面接の準備を手伝ってもらえる
職業訓練仕事に必要な技術を学べる

一人で進めるより、相談先を使うほうが早く決まることも多いです。書類の書き方や面接の練習を手伝ってもらうと、不安が小さくなります。各窓口の内容は変わることがあるので、最新の情報は各窓口の案内で確認してください。

応募した会社と結果は、表にまとめて記録しておくと、書類が通りやすい求人の傾向が見えてきます。

不安なときは、一人で抱えず、相談先で書類を見てもらってください。

9. よくある質問

20代後半でもフリーターから正社員になれますか

なれます。20代であれば、未経験歓迎の求人は多くあります。早めに動き始めるほど、選べる求人は多くなります。

アルバイトの経験は職務経歴書に書けますか

書けます。雇用の形がアルバイトであることを書いたうえで、担当した仕事と工夫したことを具体的に書いてください。

学歴に自信がありません

学歴不問の求人も多くあります。学歴より、アルバイトで身につけたことと、これからやりたいことを伝えることが大切です。

資格を取ってから応募したほうがよいですか

応募したい職種で必要な資格があれば取るのも一つの方法ですが、入社後に取れる職場も多いです。資格を取ることより、早く動き始めることを優先してください。

正社員になりたい理由がうまく言えません

「責任ある仕事を任されたい」「長く一つの仕事を続けたい」など、前向きな理由を一つ選んでください。アルバイトで感じたやりがいとつなげると、自分の言葉になります。

アルバイトを辞めてから就職活動をしたほうがよいですか

収入を保つためにも、アルバイトを続けながら進めるのがおすすめです。面接の日程は、シフトを調整して合わせてください。

契約社員から始める求人はどうですか

正社員への登用の実績がある会社であれば、一つの方法です。登用の条件と、実際に登用された人の数を確かめてください。

何社くらい応募すればよいですか

最初は10社ほどを目安に応募すると、書類が通りやすい求人の傾向が見えてきます。応募した会社は表にまとめて管理してください。

10. まとめ:今週やる3つのこと

今週やる3つのこと

① アルバイトで担当した仕事と、工夫したことを書き出す

② 正社員になりたい理由を一文にまとめる

③ ハローワークや若手向けの相談先に一度相談してみる

※ 相談先の窓口の内容は変わることがあります。最新の情報は各窓口の案内で確認してください

フリーターから正社員を目指すときは、アルバイトの経験を仕事の経験として整理することから始めてください。前向きな理由と具体的な経験があれば、正社員への道は十分に開けます。

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この記事を書いた人

木戸 悠介(きど ゆうすけ)/なぜキャリア?運営者。1996年生まれ、神戸市出身。

23歳で上場企業子会社に新卒入社し、メディア広告営業を担当。25歳で第二新卒として障がい福祉領域のSaaS企業へ転職し、営業から営業企画へ職種を変えた。2ヶ月で10社に応募し2社から内定。その後スタートアップに3人目の社員として参画し、現在は自分の会社を経営している。